韓国ドラマはアロマです(仮)

韓国ドラマのまとめが増えてきたので、こちらで管理することとしました。辛口気味に好き勝手なことを言っています。ネタバレを多く含みます。未視聴の場合は回避をお願いいたします。

韓国ドラマ「バッド・アンド・クレイジー」

韓国題「배드 앤 크레이지」

 

脚本:  キム・セボム
監督:  ユ・ソンドン(「悪霊狩猟団:カウンターズ」)

韓国放送: 2021年12月から2022年1月
全12話。Huluで鑑賞。

【あらすじ ストーリー】
出世のためなら多少の悪事も厭わない野心家の警部

リュ・スヨル(イ・ドンウク)は確信していた自分の昇進が

流れてしまい、国会議員ト・ユゴンの従弟である

ト・インボム刑事の事件を引き受けることになる。

一方、謎の男K(ウィ・ハジュン)は何をしでかすか

分からない“クレイジーな”破天荒さと、度を越えた

正義感の持ち主で、まさにスヨルとは“真逆”の人間。
ある日スヨルは、オ・ギョンテ(チャ・ハギョン)巡査を

何らかの理由で暴行したト・インボムの懲戒を処理し

ト議員に恩を売ろうとたくらむ。
そんなスヨルの前に、突然殴りかかろうとするKが登場。

スヨルは逃げる間もなく殴られてしまうのだが…

 

 

キャストもネタバレゾーンにしておきます。

以下ネタバレです。

 

ネタバレ注意!

 

【キャスト 出演者】

ムンヤン警察庁反腐敗捜査係2チーム長

                      リュ・スヨル: イ・ドンウク    
自称「正義のヒーロー」 K: ウィ・ハジュン    

ムンヤン麻薬犯罪捜査係1チーム警部補/

           スヨルの元恋人 イ・ヒギョム: ハン・ジウン    

スヨルの相棒刑事/反腐敗捜査係2チーム警部補

             ヤン・ジェソン: チャ・シウォン    
小向派出所巡査→警察庁反腐敗捜査係2チーム

             オ・ギョンテ: チャ・ハギョン(VIXXエン)    

スヨルの母 ソ・スンスク: カン・エシム    
スヨルの兄 リュ・ドンヨル: キム・テゴン    

韓民党国会議員 ト・ユゴン: イム・ギホン    

心理相談所「心修理工」/前精神科医

              ヨム・グンス: チェ・グァンジェ    

反腐敗捜査係長 クァク・ボンパル: ソン・ジル

麻薬犯罪捜査隊1チーム長 キム・ゲシク: イ・ファリョン
麻薬犯罪捜査隊1チーム ホ・ジョング: シン・ジュファン
麻薬犯罪捜査隊1チーム チョン・チャンギ: チョ・ドンイン
麻薬犯罪捜査隊1チーム→転落死 タク・ミンス: イ・ジュヒョン    
麻薬犯罪捜査隊1チーム→バス事故後刺殺で死亡

                 キム・ギョンジュン: イ・スンホン    

ト・ユゴンの従弟/ムンヤン凶悪犯罪捜査課刑事

                     ト・インボム: イ・サンホン    

麻薬組織のボス ヨン社長: キム・ヒオラ    
ヨン社長の側近 アントニオ・カン: ウォン・ヒョンジュン    

 

心理カウンセラー シン・ジュヒョク

               チョン・ユンホ: チョン・ソンイル
チョン・ユンホの子供時代: チョン・ユンソク

ザコン弁護士 ナム・ウンソク: パク・セジュン
ウンソクの母: キム・ミファ

 

インソンの母/元麻薬犯罪者

            ミンスの情報源 チョン・ユナ: イ・ソアン
母を探す少女 チョン・インソン: キム・シハ
ユナの弟/インソンの叔父 チョン・ソンギュ: キム・ギュベク

機器製造技術者 チョン・ヒョンス: ナム・ウチュ

麻薬中毒者→更生 ミンスを慕う シム・サンウ: イ・ギョンウク

遺体処理など犯罪組織リーダー マ社長: イム・ソンジェ
犯罪組織の手下/外国人労働者 スーザン: パク・ジホン
片目がつぶれた犯罪者 チョン・イルス: キム・ジョンフン

麻薬常習者/サンホが面倒を見ていた

                  ウ・ヒョクジン: シン・ジュヒョプ
護送車事故の目撃者の大学生 コン・ジヌ: キム・ヒョンモク

ガスライティングされてる少女(父親殺し疑惑)

                   ペク・ヨンジュ: パク・ソヨン
理髪店 ソンボクジュン: チャン・ナンブ
ソヨンと交換殺人 シム・ジョンフン: パク・ミンサン
学生 キ・ソヨン: イ・ソ
ソヨンの元DV交際相手 パク・ソングァン: ヤン・デヒョク

【個人的感想】

・一話からイ・ドンウクの裸祭り。ボクシングシーン、

サウナに入っているシーン、バスローブシーン、

シャツの胸元ボタン外しシーン…。

なんというか、イ・ドンウクさんは叔父的な思いが

勝手にあるので、性的なものは感じない…なぜ叔父…

 

・情けない刑事の前に突如現れる赤革ジャンの謎の男。

どんな場面もニヤニヤと不敵な笑いを浮かべて、

ハチャメチャなことを繰り返す。イ・ドンウク演じるスヨルを

お風呂場で投げ飛ばしたり、ボンネットの上で暴れたり、

バイクの後部座席にうしろ向きに括りつけて走行したり

(かと思えば、老人の横断には丁寧に止まってあげる)

謎めいた登場から惹きつけられてしまうが、だんだんと

そう…同一人物の多重人格!ってなる。

顔も全然違うけど(笑)。そのもう一人の人格を演じるのが

注目の俳優、ウィ・ハジュン。

たまたまかもしれないけど、私が観たウィ・ハジュンの

役所は割とポーカーフェイスでクールな役所が多いので

そんなイメージでいたけど、今作ではいたずらっ子であり

ザ・ポジティブの正義のヒーロー!なので、楽しい。

 

・「痛快」という言葉が似合う。そもそもドンウク叔父(笑)は、

芝居に安定感があるし情けない役もできるしコメディも

いけるという安定感がある。本当はイケメンだし(本当は

って)あんな胸はだけたセクシーな刑事いるか?って話

だけど、まぁそれもあり。そんなスヨルの元カノを演じる

ハン・ジウンさんも、細くてスタイル抜群にいいし、

アクションも見応えがあっていい。そこをいたずらっ子、

ウィ・ハジュンが〆てく。いいです。

 

・前半は、警察内部の悪者退治の話。後半はスヨルの

生い立ちとその陰に潜む犯罪者の話に。

汚職と洗脳、と事件の質もだいぶ違う。

 

・前半の警察内部の悪者ゲシクを演じるイ・ファリョン。

出演者の中ではかなり年長者なのよ。そして…小さいの。

欲にまみれて、自分の部下たちをどんどん殺していく

ような悪者なんだけど、部下たちは当然警察であって

体も大きいし若いし。え…倒せません?

後半の悪者も、よくそんなに長い間潜んでたな…

って思うし(笑)手が込み過ぎてて執念深すぎる。

そんな周到なのに、ちょっと劇的な演出を好むというか

かまって欲望が世界レベル級。

悪役とのバランスと、悪役がなぜそこまで悪に染まる

のかが描き足りていない印象。

 

・このドラマを観たいと思ったきっかけのひとつは、

チャ・ハギョンくんだったりして。脇としての存在感が

実に「ちょうどいい」。脇役の大事なポイントは「そこらに

いそう」感もひとつあると思うんだけど、そこが強い。

彼はちゃんとしたアイドルでもあって(活動は止まってる

ようだけど)昔のMVとか見ると、キラッキラしてる。

是非、合わせて観てほしい。

 

・韓国では黄色い雨合羽って、よくドラマに出てくるけど

あれかね…あの事件のイメージなんでしょうかね。

 

・ト・ユゴンの従弟/刑事 ト・インボム: イ・サンホン

の顔、一度観たら忘れない印象的な眼差しなのに

忘れてる。何に出てたっけ?

 

・麻薬組織のボス ヨン社長: キム・ヒオラさんは、

ウ・ヨンウ弁護士は天才肌の脱北者のあの方ですよ。

毎回、味のある演技を見せてくれますね。

 

・子供を拾って育てた、という、子供の脅しに

よく使うあのパターンで拾われて大切に育てられた

主人公のドラマがこちらです。

 

・このドラマのほのぼの担当、スヨルのカウンセラー

精神科医の先生。ここは最後まで、オアシスで

あってほしかった。

 

・とにもかくにも、こんなに服装も顔も形も違う多重人格

キャラが一緒に悪を退治していくというのは、なかなか

なさげで(笑)アクションも派手なので楽しめます。

悪役が小物感強めだし。

 

#設定は超個性的

#メイキングが観たくなる

#別な人生歩めたらよかったのになという人向き