苦手なソン・ヘギョ姉さんの作品ですが…
「このヘギョ姉さんは好き!」
※お気づきかと思いますが、ヘギョ姉は私より全然年下です(笑)
韓国題: 더 글로리
2022 年 12 月 30 日 から2023 年 3 月 10 日に
Netflixで配信。前半と後半で配信は分かれていましたが
私は合間にダダダッと※えびせん状態で前半を完走して
後半は配信開始とともに駆け足で観てしまいました。
※お気づきかとは思いますが、やめられないとまらないです。
脚本: キム・ウンスク
演出: アン・ギルホ
一応、16歳以上対象となっています。
イジメなどの場面もありますし、
何より出演者のほとんどが口が悪いです(笑)。
【あらすじ ストーリー】
建築家として働くことを夢見る女子高校生ムン・ドンウン。
金と権力を持つヨンジンをリーダーとしたグループから
ただの暇つぶしのように、壮絶な校内暴力の標的にされる。
担任教師や警察など周囲の大人は彼女を救うどころか
隠ぺいに走り、実母さえも娘を助けてはくれない。
魂ごと破壊されたドンウンは高校を自ら退学。
地獄から這い上がるように生きていた。
全身に及ぶ後遺症に苦しみながら
苦学の末、小学校教師の職に就く。
十数年後、彼女は生涯をかけた、自分を甚振った加害者らへの
壮絶で綿密な復讐劇を始める。
加害者リーダーのヨンジンは気象キャスターとして成功したうえ
財閥ジェピョン建設の社長の妻となり愛娘も出来て人生を謳歌していた。
ドンウンはかつての加害者たちを巻き込みながら、
ヨンジンの娘イェソルに狙いを定めていく。
はじめに。
脚本家のキム・ウンスク先生は、「シークレット・ガーデン」や
「太陽の末裔」「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」などを
書かれた大先生。
今回はロマンスも少なめで(あることにはありますが)
暴力的な場面も多く、ヘギョ姐さんも
「あの作家が書かれた作品なの?」と思われたそうです。
脚本家は今作品で
「暴力の被害者たちが最も多く投げかけられ、そして傷つけられたのは
『自分は何も悪くないの?』という無理解な問いかけだった」と知り
このドラマでの復讐は“娯楽”というより、もっと“繊細”に扱い
「『私はなにも間違っていない』を理解させなければならない」と
使命感を持っていたそうです。
こういうメッセージ性、日本のエンタメもどんどん
表現していってほしいものですね…
いじめ(というか傷害、殺人)の加害者、被害者
どちらにも見てほしい。
一言感想
「悪役がえげつない(褒めてる)」 作品です。
キャストも一応、ネタバレゾーンに置いておきます。
【出演者 キャスト】
高校時代のイジメ被害者 ムン・ドンウン: ソン・ヘギョ
ドンウンの高校時代: チョン・ジソ
形成外科医師 チュ・ヨジョン: イ・ドヒョン
ドンウンの共謀者/DV被害者 カン・ヒョンナム: ヨム・ヘラン
【イジメ加害者】
気象キャスター パク・ヨンジン: イム・ジヨン
ヨンジンの高校時代: シン・イェウン
ゴルフリゾートプラチナムCC代表 チョン・ジェジュン: パク・ソンフン
ジェジュンの高校時代: ソン・ビョングン
薬物中毒の画家 イ・サラ: キム・ヒオラ
サラの高校時代 : ペ・ガンヒ
客室乗務員/クリーニング屋の娘 チェ・ヘジョン: チャ・ジュヨン
ヘジョンの高校時代: ソン・ジウ
ジェジュンのパシリ ソン・ミョンオ: キム・ゴヌ
ミョンオの高校時代: ソ・ウヒョク
《ムン・ドンウン周辺》
ドンウンの母/美容師補助/アル中 チョン・ミヒ: パク・ジア
精神病院の医師: オ・ス
ドンウンの高校の担任 キム・ジョンムン: パク・ユンヒ
ドンウンの先輩/担任の息子 キム・スハン: カン・ギルウ
ドンウンの高校の保健教諭 アン・ジョンミ: チョン・スア
セミョン不動産社長/ドンウンのヴィラの大家: ソン・スク
ドンウンのバイト先の銭湯のおばさん: パク・ウニョン
セミョン私立小中高校理事長/LGBT キム・シンテ: パク・サンジョン
シンテの相手/男性運転手 チョ・スヒョン:
セミョン小学校校長: ミン・ウンシク
セミョン小学校の同僚のカン先生→情報提供: ユン・ソンウォン
セミョン小学校 チュ・ジョンホ先生: ホ・ドンウォン
《パク・ヨンジン周辺》
ヨンジンの夫/ジェピョン建設代表 ハ・ドヨン: チョン・ソンイル
ヨンジンの娘 ハ・イェソル: オ・ジユル
ヨンジンの母 ホン・ヨンエ: ユン・ダギョン
警察署長→京畿北部地方警察庁次長/ヨンジン母の同級生
シン・ヨンジュン: イ・ヘヨン
ホン・ヨンエの弁護士: パク・ジンス
ホン・ヨンエの会計士 ユン・ギョンテ:キム・イルヒョン
ホン・ヨンエの友人: オ・ジョンウォン
ヨンエが入り浸るヨンファ堂 巫女: ユン・ジンソン
ヨンジンの義母/ドヨンの母: オ・ミエ
ジェピョン建設法務チーム チェ弁護士: クォン・ボムテク
イェソルのベビーシッター: ジュヨン
イェソルの小学校の同級生 スア: パク・ソルハ
ヨンジンの後輩気象キャスター スミ: チョン・ガヒ
ヨンジンがゲスト出演したラジオ「ファン・グァンヒの輝いたり狂ったり」
ラジオMC: ファン・グァンヒ(ZE:A/特別出演)
《チョン・ジェジュン周辺》
ジェジュンのショップ店員/ヨンジンのスタイリスト
キム・ギョンラン:アン・ソヨ
ギョンランの高校時代: イ・ソヨン(이서영)
ジェジュンの弁護士/友人 パク弁護士: イ・ドゥソク
ジェジュンのスペイン時代の隣人: チョン・アミ
《イ・サラ周辺》
サラの父/聖なる信仰教会牧師: イ・ビョンジュン
サラの母: キム・ソンファ
《チェ・ヘジョン周辺》
ヘジョンの婚約者 チャン・テウク: イ・ジュンオク(特別出演)
チャン・テウクの母/社債業経営: シン・ヨンスク
高校時代のヘジョンと付き合う体育教師: キム・テジョン
ヘジョンの後輩キャビンアテンダント: キム・スンファ
《ドンウンの協力者 カン・ヒョンナム周辺》
ヒョンナムの娘 イ・ソナ: チェ・スイン
ヒョンナムの夫 イ・ソクジェ: リュ・ソンヒョン
《ドンウンの協力者 チュ・ヨジョン周辺》
ヨジョンの母/チュ病院院長: キム・ジョンヨン
ヨジョンの亡父/チュ病院前院長: チェ・グァンイル(特出)
ヨジョンのカウンセラー: イ・ジョンイン
チュ病院看護師: キム・ビビ
チュ病院の入院患者 ユン・ジョンファン: コン・ホソク
チュ病院医師: パク・ヨン
チュ・ヨジョンの先輩医師 キム・ジョンホン: チョ・ミンウク
チュ・ヨジョンの後輩医師: イ・ミング
連続殺人犯 カン・ヨンチョン: イ・ムセン(特別出演)
カン・ヨンチョンが入所する刑務所の所長: ソ・ミョンチャン
ジサン刑務所囚人番号6055: チョン・ムンソン(特別出演)
《ドンウンの協力者 労働仲間 ク・ソンヒ》
ソンウ紡織元同僚→旅行会社社員 ク・ソンヒ: ソン・ナヨン
ソンヒの少女時代: 허금
タトゥーの入った怖いお兄さん?: ファン・ボジョン
イジメの被害者→死亡 ユン・ソヒ: イ・ソイ
囲碁公園のおじいさん: イ・ソック
シン・ヨンジュンの妻: イ・セラン
シン・ヨンジュンの手先 ミハンナム: チョン・ジンオ
ヨンサン葬儀場を管理する不動産屋: ホ・ソンヘン
失踪麻薬事件担当 チェ・ドンギュ刑事: ソン・ガングク
交通事故の担当刑事: チャン・テミン
【超個人的感想】
・まずはともかく「悪役」が凄すぎて、完璧に憎らしくて
それもサイコ的でもある部分はあるものの、歪んだ性格形成を納得させる
背景も描かれているし、演じ切るタイプの違う5人がほんっとスゴイ。
子供時代から大人になるまでもが完璧。
普通、ここまで憎まれ役をやったら次の仕事に影響が出そうなものだけど(笑)
逆に「逆に、なんで今まで、悪役やらなかったの?」と、褒められる様。
こちら、いじめ加害者の同級生5人それぞれのポスター。
各自の固有カラーが、うっすらと背景に存在する
(くすんでいるものの微妙に背景の色が違う)
これは加害者集団の中でも明確に見える財力の序列を意味するという説。
序列1位は黄色のパク·ヨンジン(一番左)。
東洋で古代から高貴さや裕福さを象徴する皇帝の色である黄色。
序列2位のチョン·ジェジュン(左から二番目)は黄色に続き
正統性を象徴する色で、よく王室や枢機卿を象徴する色。
序列3位のイ・サラ(真ん中)は伝統的な五方色によって3位圏の色で
法王および高位宗教家を象徴する紫色、
4位のチェ·ヘジョン(右から二番目)は中世初期までは未開で
洗練されていない色とされた青色、
5位の簡単に茶色に変わる緑色のソン·ミョンオの順。
こんな仲良しショットとか、どんな気持ちで観たら…(笑)
・でも私、一番「こいつ、ほんまコ□したい…」と思った
一番腹が立ったのは、ドンウンの母でアル中のミヒ。
子供に迷惑をかけるだけの生き物。愛情の欠片もない。
次に「生理的にダメってこういうことを言うのね」なのが
ホ・ドンウォンさん演じる小学校の先生。あの顔で幼児盗撮とか…
(顔というか雰囲気?)ここ加害者5よりどうにもならないから最悪。
・この物語の冒頭で話に出てくる花で、ポスターなどにも
使用されている花はアサガオの一種。
上向きに咲くチョウセンアサガオは「悪魔のトランペット」と呼ばれ有毒。
曼陀羅華と呼ばれ鎮静麻酔薬にも使われるそうです。
“天に向かって咲くから、神様が生意気だと夜だけしか香らないという花”と
いうセリフで出てきます。
(この花がラストにタトゥーで出てきますね)
(肩に向かって咲いているからこっちですね)
逆に下向きのこちらのキダチチョウセンアサガオは「Angel's Trumpet」
こちらも有毒。ポスターでは、天使のトランペット(下向きの花)が
加害者それぞれの首を絞めているんです。
・物語の冒頭、ヴィラの上でオーナーとアサガオについて話す場面について
脚本家先生曰く、「天に向かって朝顔が咲くと、神にたてつく悪魔の朝顔
地上に向かって咲くと天使の朝顔と呼ぶそうだ。天に向かう朝顔を、
絶対者に抗議する意味で使った」
一方のこちらは「悪魔のアサガオ」とともに。
ただ、右端のハ・ドヨンだけはちょっと違う。
こういった考察も楽しめるドラマです。
・キム・ウンスク先生の作品「トッケビ」では忘れられない
「そばの花」と「綿の花」が出てきます。
あと、こじつけですけど(笑)「シークレットガーデン」でも、
物語のきっかけは花びらが浸かった「薬酒」です。
「太陽の末裔」にもひまわりがちょこっと…(笑)
今回はアサガオとユリです(暴力担任を息子がユリのアレルギーで殺す)
・公式のポスターには。こんな悪魔のトランペット(英名「Morning Glory」)
が樹に咲き、ヨンジンのセリフにもあった「白夜」が出てきたり
ヘアアイロンに関しては、ドンウンが娘のイェソルを「ヘアアイロン」に
喩えて脅している場面があるのでイェソルの可能性も。
・ドンウンの復讐は長く、緻密で、クール。
女子高生だった傷だらけのドンウンが、ヨンジンに言い放つ
「私の将来の夢はあなた」が。
復讐を果たした人間の行く末は…と、思いますよね。ええ。
大人になったドンウンからは、加害者ヨンジンに対して
「一緒にゆっくり枯れて死のう」ともささやきます。
・学生時代、友達だったギョンランは自分の身を守るためもあってか
ドンウンの手を振り払って無視する側に。その後も彼女は、
加害者グループの下にいるままの人生。実はミョンオにとどめを刺したのは
この彼女だった。瓶を確保し、事件の後始末を請け負うドンウン。
最後の最後、ドンウンから「私は、その時の廊下にもういない。
あなたももう、その時代の自分に留まっててはいけない」と伝える。
・やけど痕のため、いつも長袖を着ているドンウン。
ヨジョンの前で服を脱ぐと、全身に傷痕が…
「痕を見たでしょう」とつぶやくドンウンに
ヨジョンが語り掛けた「痕じゃなくて、傷だ」と告げる。
もう…痛ましくて…一説には、火傷は骨折より数十・数百倍、
臓器に穴が開く穿孔とともに人間が感じることができる
最大の痛みの一つ…とあって…あーーー痛い。
ドンウンは焼ける匂いでパニックを起こすほどなんですよ…
ほんと…これはフィクションとはいえ辛かった。
・ヨジュンが癒される音は、発泡ビタミンが水に溶ける音。
爽やかなようだけど、父を殺した憎き連続殺人鬼を
自分がナイフで刺して復讐するイメトレの中で
血が噴き出る音をに似てるから…という、闇。
部屋の暗証番号は、その殺人鬼の囚人番号。
そしてその殺人鬼は、韓国ドラマ「39」の不倫夫(笑)
のちにわかる殺人の動機が、刑期中に腕の骨折で病院にきて
死ぬほどの痛みなのに、医師らが悪人の治療を拒否している中
ヨジュンの父が治療を引き受ける→息子へ予定変更を伝えてくれと
スタッフに言っている姿が気に入らず、その息子の顔がみたかったため
医師を殺害。その後も何年もの間、犯行当時の様子を鮮明に手紙に
書いて息子に送りつけていたという本物サイコパス。
ドンウンの力も借りて、その殺人鬼のいる刑務所の刑務所の医務官に
なったヨジュン。医師なのに?医師だからこそ、バレない方法で…。
・ヨジュンは高校生の頃から誕生日プレゼントは
「GQ 1月号16ページに出てる物」からもらったという
(でも17ページのほうがいいものが載ってた)
珍しいエピソートが付け加えられているけど、
実際のGQ1月号を追跡した人たちがいたらしく、
ほとんどがクマだった?と?
・「私のために剣舞を踊る処刑人になってほしい」
朝鮮時代の斬首刑を執行する人のこと。現在の”死刑執行人”。
ヨジュンは最初から「利用される」覚悟で近づいた。
・唯一のポジティブ族かと思いきや、ヨジョンも闇抱え人間。
劇中のヨジュンはドンウンより2歳下(頭が良くて飛び級してきた
ため“先輩”だけど)実際はヨジュン演じるイ・ドヒョンが95年生まれで
ドンウン演じるソン・ヘギョは81年生まれ。実年齢差は14歳!
「ホテルデルーナ」のIUとの2歳差は可愛いもので、
「18アゲイン」では、キム・ハヌルと17歳差、
「メランコリア」では、イム・スジョンと16歳差!
どなたかが言ってましたが、誰かイ・ドヒョンに同世代の女優との
ラブロマンスをさせてあげてください(笑)
・チェ・ヘジョンを演じたのはチャ・ジュヨンさん。
残念ながら(多分)「雲が描いた月明かり」ぐらいしか
ドラマでは観たことないかも(←それも役柄まで覚えてない)
今回、全裸になる場面があるけど、それは代役とCGとのこと。
旬なコントするチャン・グンソク。…嫌いじゃない(笑)。
ヘジョンは、サラに喉元刺されて死にかける。けど、
一命はとりとめるが声を失う(しかし片側だけ傷ついたのであれば
話せるとは思うとの説も)金持ちへのコンプレックスというか
憧れが強すぎて、何よりもそれが優先みたいなところあって
信用ならない。
・薬中のイ・サラ:を演じたのはキム・ヒオラさん。
「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」では、脱北者。
「バッド・アンド・クレイジー」では怪しい麻薬組織のボス。
絵画で個展を開くほどの多才な方。
サラの少女時代を演じたのは、「還魂」チャン・ウクの母。
サラは殺人未遂と麻薬とで監獄行き。
教会の父も脱税容疑で逮捕。
これに触れると激ブチ切れ。
いろんな女と関係をもっているけど、自分の遺伝子問題と
子孫遺したい欲は…=無責任、に思うんだけど。
ジェジュンは裏切られたヘジョンから仕返しに、
目薬に細工され、見えなくなったところにトラック衝突。
でも不思議と生きてて、ビルの屋上に逃げ込んだところを
突き落とされる。けど、その突き落とした人は高級そうな
ネクタイしか見えないというね…そして、落ちた先は
まだ固まらないコンクリートのなか。
建設会社社長を舐めちゃいけないね…。
(ただあれだけ緩いコンクリだと飛び散っただろうし、飛んだコンクリの
片づけとかも、浮いてくるとかの最終的な後始末は誰かに頼んだのね)
ちなみに、ジェジュンは見るからにクズ。
ヨンジンの夫はよく見るとクズ。
・子供の関係は、血じゃなくてやっぱり愛だと思うわ。
母←ヨンジン→娘といい、ドンウンの母との関係然り。
・ドンウンが親にも捨てられ、住み込みで働く洗濯屋。
昼に働き、夜に勉強を続けるドンウンに気を使って話しかけるのを
止めたり、足音を潜ませて歩くなどしてくれていたク・ソンヒ。
この洗濯屋時代に、ドンウンの子供から大人への成長配役チェンジが
あったんだけど、同じくチェンジしたはずのク・ソンヒ役の
子があまりに似てて本当に成長したかと思った(笑)
旅行会社に勤めてからも、いろいろとドンウンの力に
なってくれていて、最終的にはドンウンから車のプレゼント。
・意外なご縁となったのが、ヘジョンの結婚相手の義母。
ヘジョンへの嫌がらせになる駒かと思いきや、人脈がすごくて
刑務所移送までできる実力者(社債業)。
・よく出てくるドンギュ刑事。めちゃ勘良さそうだし
眼差しが強いから本当に刑事として優秀に見えるけど
それだけ正義感に長けているなら、もっとドンウンの
置かれた身に早く気づくべきでは。
「聞かなければ、18年も遅かったけど。」
刑事は18年前の話を聞くのが遅くなってしまった、と
ドンウンの罪を問わず。
・ドンヨンの最後を救ったのは、ヨジュンの母。
息子の闇に気づいてて、代わりに息子を救ってほしいと頼まれる。
あの女優さん好きなんですよね…
・ヨジュン役のイ・ドヒョンさんは最初の頃「自分だけ
別なラブロマンスドラマを撮っている気がした」と(笑)。
・不動産のおばあさんは、実はドンヨンがまだ
バイトを掛け持ちしてガムシャラに働いていた時代に
逢っていた。その頃、息子を飲酒運転事故で亡くして
おかしくなっていたおばさんだった。
ある日、ドンヨンが海に飛び込もうとした際に、
隣で同じく海に入っていったところを救った相手。
おばあさん側だけが憶えていた記憶として、進むけど
このエピソードはちょっとモリモリ掛け算すぎたかな…と。
いうのが、個人の感想。
・演出をつとめたアン・ギルホ監督が、作品配信終了後
「いじめ加害者」だったのでは?というスキャンダルが出て
話題になったようです。韓国の報道によると、元々
アン・ギルホ監督の知人がいじめられていて、その仕返しに
加害者になったという説もあるようです。真実は?
こういうジャンルに手を出す時に、慎重に自分の胸に
手を当てて、自分の過去を振り返って禊しないと。
ドンウンが言ってたじゃない。「あなたたちが私のことを
忘れていた」って、された側からしたら大問題なんだから。
・美味しいものは最後に食べたい派なので遅くなりました。
夫から暴力振るわれてる主婦のカン・ヒョンナム演じる
ヨム・ヘランさんでーす。もう!ウンタクいじめていた叔母から
今度は子供を守るため夫から暴力受ける主婦ですってよ。
芯の強さと、笑みをこぼさせる力加減が天才。
ヒョンナム「私は陽気な被害者なの」
こんな名言ある?
代理殺人のようなことを頼んでいるのに、ドンウンの体を心配して
カバンからゆで卵を出して
「要らないです」と冷たく言われるヒョンナムさん。
運転するとDV被害者とは思えない運転テクニックを
発揮するヒョンナムさん。
カメラのカードの入れ方がわからないヒョンナムさん。
数年後、深夜まで惣菜店で下準備をしているけど
浮かない顔のヒョンナムさんが、ドンウンから数年ぶりに
連絡をもらったとたん、カバンにしまっていたドンウンから
貰った赤い口紅を引いて笑顔で立ち向かう…泣ける!
赤い口紅はモノクロだったヒョンナムの生活との比較。
・ヒョンナムさんのDV夫をひき殺したのは、
脅迫を受けていたヨンジン母。
この事故の口止めと「娘が逮捕される証拠となる名札」を
天秤にかけ、娘を売る。が、結局は逮捕される。
頼りにしていた母親から切られるヨンジン。
ヨンジンは二人の殺害容疑で逮捕・収監。
同じ刑務所内にいる母親からは完全無視を受け、
愛娘は夫が離婚して引取っていって2度と逢えない。
孤独となったヨンジンは、刑務所内で同部屋の囚人たちに
からかわれて、狂ったごとく泣きながら笑顔で天気予報を伝える。
・あまりの最凶な加害者グループだったりしたもので
日本語字幕のついていない段階の(笑)メイキングとか
コメンテンタリーを貪ってみてました。
キム・ウンスク作家からヨム・ヘランさん
「トッケビ以降、あっという間に売れっ子女優になって
しまって!」(トッケビではいじわるな叔母でしたし)
キム・ウンスク先生からイ・ドヒョンさん
「かっこいい💕」
アン・ギルホ監督からチョン・ソンイルさん
「韓国のトニー・レオンになってほしい」など。
・俳優にドラマの感想を聞く。
日本の場合: 俳優同士や現場で起きたエピソードや
準備の大変さや役作りについて。
韓国の場合: この時の〇〇(自分の役名)はこんな
気持ちでこう思っていた。相手の気迫でつい、こういう
演技や表情が自然にできた、など役のコメント。
・大女優であるとか新人であるとかなしに、
役に染まって感情をぶつけあって出来たケミが素晴らしいなと。
・昨今の「いじめ」という名の暴力やら殺人や、SNSでの
悪事などがあるたび、想像力の欠如というか、因果応報と
いうか、罰が当たるとか考えないんだろうか?と常々、
疑問に思っていたんだけど、このドラマでは、直接大きな
手を下していない巫女にさえも「罰がくだる」。
悪いことをしたら、仕返しが帰ってくる。
現代ではおとぎ話のような話かもしれないけれど、
今も加害者になっている人間たちには
いい釘になってくれるといいなと思う。
・ドラマに出てくる囲碁公園は「青羅湖水公園」。
トッケビでもデートなんかで使われていたロケ地。
ザ・グローリーでは、碁盤とか碁石の椅子とか
ありましたが、これはセット。
ただ、小物などは撤去されたけど大型碁盤造形物は
聖地として残す方向だとのこと。
とりあえず一旦〆。また思い出したら書きます。
星は
★★★★★★★★★★