韓国ドラマはアロマです(仮)

韓国ドラマのまとめが増えてきたので、こちらで管理することとしました。辛口気味に好き勝手なことを言っています。ネタバレを多く含みます。未視聴の場合は回避をお願いいたします。

韓国ドラマ「霊魂修繕士」

先輩から数十枚単位で貸し出されているDVDを

早く消化せねば…というわけで、こちらの作品を開封

 

日本題: 霊魂修繕士

韓国題: 영혼수선공

2020年に韓国KBSで放送されたもので、全16話。

 

脚本:イ・ヒャンヒ
演出:ユ・ヒョンギ

【あらすじ ストーリー】
ミュージカル女優のウジュ(チョン・ソミン)は

怒りを抑えられない間欠性爆発性障害を抱え、

たびたび問題を起こしていた。

 

自身の感情に悩みつつも、患者扱いされるのを嫌い

治療に前向きになれずにいる。

そんな中ミュージカル大賞が開かれ、ウジュは新人賞を受賞。

だが登壇した瞬間ステージに警察官の姿をした男が現れ、

ウジュを飲酒運転で逮捕する。

 

男は自身を警察官と信じている精神疾患患者だった。

担当医師のシジュン(シン・ハギュン)が駆けつけ事なきを得るが、

ウジュは世間に飲酒運転の疑いをかけられたうえ

彼氏にも裏切られ、出演予定だったミュージカルも白紙に。

怒り狂うウジュの姿を見たシジュンは彼女を心配し、

演劇療法の手伝いをしてくれないかと持ちかける。

こうしてウジュは演技で患者の手助けをするうち、

自身の精神疾患とも向き合うようになる。

 

そんな中、患者を尊重しすぎるシジュンの治療方針が問題になり、

シジュンは上から目をつけられてしまう。シジュンを心配する

ウジュだったが、何故かシジュンはそっけない態度をとる。

実はシジュンが患者に共感するのにはある理由があるのだった。

患者の傷を癒そうと日々奔走するシジュンだが、

自分の心の傷は癒やすことが出来ずにいて…。

 

一言感想。

「こんな病院はいやだ(フリップ芸)」

 

【出演者 キャスト】(特出:特別出演)
ウンガン病院精神科医 イ・シジュン: シン・ハギュン
ミュージカル女優 ハン・ウジュ: チョン・ソミン    

ウンガン病院精神科医/シジュンの友 イン・ドンヒョク: テ・イノ    
チ・ヨンウォン精神科病院長/シジュンの友

              チ・ヨンウォン: パク・イェジン    

ウジュの友人/コン食堂店主 コン・ジソン: チュ・ミンギョン

<ウンガン病院の人々>    
精神科課長 パク・テハ: チョン・ヘギュン
精神科教授/副院長 オ・ギテ: パク・スヨン
病院長/消化器内科出身 チョ・イネ: チョ・ギョンスク
精神科入院病棟責任者/看護師 オ・ファヨン: パク・ヒョンスク        
精神科医: キム・ギョンミン

シジュンチームのレジデント3年目/

    ジソンと良き仲 ノ・ウジョン・ウジョン: アン・ドング
シジュンチームのレジデント1年目

            ジソンの妹 コン・ジヒ: パク・ハンソル
ドンヒョクチームのレジデント2年目

            盗撮被害 カン・ヌリ: ハヨン
ドンヒョクチームのレジデント1年目 

            イム・セチャン: チャン・ユサン
ドンヒョクチームのインターン チャン・ユミ: キム・ガラン
シジュンチームのインターン キム・ヨンソク: キム・ガンミン

チョン看護師; チョン・イェジン
看護師 チョン・セラム:キム・イェピョル 
医師/盗撮サイト会員 シン・ジョンシク: ソン・ジホ(特出)

医師: キム・ギョンミン

 

救急医学科専門医 コ・ジェハク: イ・ソンミン(特出)
演劇療法インストラクター: キム・ジナ

ウンガン病院集中治療室看護師

      持続性抑うつ障害 ホ・ミニョン: パク・イェヨン
ホ・ミニョンの先輩看護師 ナ・ソンギョン: ソ・ウナ    
ホ・ミニョンの先輩看護師: ミニョン
ホ・ミニョンの母: イ・カニ

シジュンの父/元外科医/認知症イ・テッキョン: チェ・ジョンウ    
テッキョンが入院する療養院院長: オ・ユノン

ウジュの所属事務所の代表/ミュージカルPD: イ・スンヒョン
ウジュの彼氏/記者 ファン・ミヌク: イ・チャニ
ペク・ジェニ: ハ・ユルリ
オーデション審査員: パク・サンヒョク

ウジュの後輩/ミュージカル演技講師: ミン・ピルジュン
施設のシスター: チャン・ユビン
レポーター: チョン・ユニ
音楽監督: ユヨン

ソウル地方警察庁広域捜査隊刑事: パク・コンラク
死亡事件の担当刑事 チュ刑事: キム・サンボ

ウジュが相談した精神健康医学科の女性医師: イ・ジャリョン    
ウジュが相談した男性精神科医: ソンフン

ウジュの少女時代: イム・ハビ

ウジュの実母: ホン・ルヒョン
ウジュの育ての親: シン・ヘギョン    

<患者>
サッカー選手 オ・ユミン: ウィ・ハジュン(特出)

過大妄想/ニセ警察官 チャ・ドンイル: キム・ドンヨン(特出)
ニセ警官チャ・ドンイルの裁判の裁判長: パク・ジョンオン    

体の中に虫がいるという患者 キム・ユラ: ペク・スヒ    

チャ・ドンイルの裁判の裁判長: パク・ジョンオン    

統合失調症の患者 パク・ルオ: パク・サンフン
パク・ルオだけに見える少年: キム・ドンハ
パク・ルオの母: ボラナ        

拒食症の患者 ファン・ボヨン: イ・ノア(特出)
拒食症患者: ホン・イェジ    

異食症(紙を食べる)患者ソン・ミノ: チョン・ジンファン(特出)
ソン・ミノの父: ソン・ヨンジェ    

アルコール依存症の患者 キム・ヨンソン: キム・ヒョン
コンビニ店員: パク・ジンス    

慢性運動チック症/労働大臣候補 コ・サンモ: カン・シニル(特出)
コ議員の補佐: オ・ヒョンスン
地下鉄運転士/パニック障害 パク・ジョンウ: チョン・ジスン
亡くなった地下鉄運転士: ユ・スホ
妊娠中の地下鉄乗客: パン・ヘヨン    

消防士/PTSDの患者 ペク・ホンミン: オ・リュン(特出)
ホンミンの小学校の先生ク・ウォンスク: パン・ヒョジョン(特出)
ホンミンの子供時代: パク・ソンフ
ホンミンの妹: ソ・ユナ
ヨンウォンの患者/消防士の妻?: キム・ヘウン    
グループセラピーの消防士: イ・ヒョノ
グループセラピーの消防士: コ・ハンミン
グループセラピーの消防士: チョン・ウヨン

ヨンウォンの患者/チック障害患者: チャン・ヨンヒョン

ヨンウォンの患者/軍隊で息子(デウン)を失った母親: キム・ボミ
デウンの上官軍人 ソン・ミンス: リュ・シウォン(特出)
キム・デウンの母の近所の魚屋: チョン・ヨングム    

退院して行き場の無くなった患者 チャさん: ファン・サンギョン    

シジュンの亡くなった患者 チョン・セヨン: チ・ジュヨン
セヨンの父: ウォン・チュンギュ    
    
薬物依存症の学生患者 カン・ジヌ: ペ・ミンジュン
カン・ジヌの暴力父: パク・ミングァン
     


【超超超超個人的感想と記憶メモ】
・ちょうど時同じくして、「朝鮮精神科医ユ・セプン」と並行して鑑賞。

あちらは、心療内科に程近い物語で、こちらは「精神科」。

毎話ごとの患者のエピソードは興味が惹かれるものもあったんだけど

ヒロインのチョン・ソミンさん演じるウジュは間欠性爆発性障害であり

境界性パーソナリティ障害でもあって…

感情の波が激しくて、とにかくよくキレる。キレまくる。

芝居とはいえ観ててシンドイし、近所に誤解される気がして

そういう場面にはテレビの音を小さくした(笑)。

癒されるようで、まったく癒されない。困った。

(チョン・ソミンさんは大好きな女優さんなんですが…)

 

・続いての問題点は「精神科医とその患者」のロマンスであるという点。

まぁ、転移性恋愛やらなんやら…と物語の中でも揉める点なんですが。

これ…普通に考えてダメでしょ。医師倫理法違反で、下手したら

懲戒解雇もおかしくないのでは。病院内でもイチャコラしてるし…と、

一人モヤってたら、韓国での放送時から揉めていたのですね。

(KBSでその事態はやばくない?)

そんなこんなで、この恋愛はドン引いてみてました。

(変なところ真面目なマニアで嫌だわ私)

ちなみに外国では医師が自ら医師免許を返却し、医師を辞めて

患者と結婚した事例があるそうです。それぐらいの覚悟。

 

・「捨てられる」ことに敏感なウジュ。

でも巡りに巡って後々考えてみると、ウジュを最初に預かった

施設の人の手続きまずくない?引取りにくるつもりで預けて行って

2年で母親は本当に引取りに来たのに。里子に出すなんて。

すべてはそのシスターがちゃんとやってれば…な話かなと思いました。


統合失調症の患者パク・ルオくんを演じたパク・サンフンくんは

還魂のウクの少年時代の子です。

 

・ウジュの唯一の友達ジソンを演じたチュ・ミンギョンさんは

智異山でオ・ジョンセさんの恋人役だった方です。

 

・7話。慢性運動性チック症のコ・サンモを演じたカン・シニルさんが

お上手というか、力みがなくて自然。カン・シニルさんといえば

私の中では「瑠璃<ガラス>の仮面」なんですよね。

憎らしかったという記憶が消えません(笑)

それだけお上手、ということですね。

 

・異常な性癖の患者をあんな公で問い詰めたり集団で治療とかさせる?

事件後「公園で全裸」的なこともいってなかった?あの患者(であり、

医師)は治療できたの?

 

・看護師が人手不足もあってイライラ→後輩いじめ→先輩の嫌がらせで

後輩担当の患者が死ぬ→後輩が鬱に→自殺…という看護師ホ・ミニョンの物語。

患者が死ぬ可能性がおこる状況下に先輩が仕組んだとすれば、

先輩の行為は殺人なのでは。

ミニョンを演じたパク・イェヨンさんは「なにもしたくない」

で図書館の同僚をやっていた方です。

 

・一番共感というか、苦しく思ったのは、労働環境が最悪ななか

電車を一人で運転してパニック障害になってしまう運転士の話。

私は年々、閉所恐怖症の傾向が出てきているので

あの真っ暗なトンネルは同じ症状が出そう…

 

・精神科ってとてもとてもデリケートな科だと私は思うんですが、

このドラマでは、入院するほどのレベルの方々の集団カウンセリングとか

プロではなく自身も症状のある人をカウンセラーとして雇ったり、

その患者に恋したり冷たくしたりして大丈夫なん?と心配レベル。

特に、性癖の部分に関しての集団カウンセリングとか絶対いやだよぉぉ。

患者の職業と病気について居酒屋で普通の声レベルで話す精神科医らとか

(特殊な職業で町も限られていたら、特定できちゃうと思うんだけど)

電車の中で運転手の症状を大きな声で言うとか、

担当医が治療の妨げになるからと病名を告げずにいたのに、

友達だからって医師が口を割っちゃうとか、医師の守秘義務が없어。

 

精神科医が自宅に帰ったら、患者が家の前にいるの怖くない?

人気の精神科医のはずなのに、自由な時間多くない?

ミュージカル女優とはいえ、今は友達の店手伝い程度で

あの家に住めるのすごくない?

店の手伝い中、癇癪を起して皿やら準備食材とか

ダメにしちゃうのを許す友達もすごすぎない?仏様?

 

・精神科課長のテハさん(チョン・ヘギュン)が一番まともそうで、

推せるかな…(笑)とりあえず、自分が患者ならウンガン病院はやめとく!

 

・ハギュンさんは…17歳年下……ねぇ…あれ以来…(これ以上は多くを語ら)

 

星は

★★★☆☆☆☆☆☆☆