韓国ドラマはアロマです(仮)

韓国ドラマのまとめが増えてきたので、こちらで管理することとしました。辛口気味に好き勝手なことを言っています。ネタバレを多く含みます。未視聴の場合は回避をお願いいたします。

韓国映画「 密輸1970 」 新宿ピカデリー

久々の映画館での映画鑑賞です。

 

映画を観終わった後、キム・ヘス姐さんに

抱きしめてほしくなりました!

 

日本題: 密輸1970
韓国題: 밀수

韓国公開: 2023年 7月26日
日本公開: 2024年7月12日
129分

監督: リュ・スンワン
脚本: リュ・スンワン / キム・ジョンヨン / チェ・チャウォン

【 あらすじ ストーリー 】

1970年代半ば、韓国西海岸の漁村クンチョン。

海が近くに出来た化学工場の廃棄物で汚され、

地元の海女さんチームが失職の危機に直面する。


リーダーのジンスクは仲間の生活を守るため、

海底から密輸品を引き上げる仕事を請け負うことに。

ところが作業中に税関の摘発に遭い、

船長の父と弟は海に投げ出され、ジンスクは刑務所送り、

彼女の親友チュンジャだけが現場から逃亡した。


2年後、クンチョンに舞い戻ってきたチュンジャは、

出所したジンスクに新たな密輸のもうけ話を持ちかけるが

ジンスクはチュンジャへの不信感を拭えない。

密輸王クォン、チンピラのドリや税関の思惑が絡むなか、

苦境に陥った海女チームは人生の再起を懸けた大勝負に

身を投じていくのだった。

 

【 登場人物 キャスト 】

海女 チョ・チュンジャ: キム・ヘス

海女のリーダー/船主の娘 オム・ジンスク: ヨム・ジョンア

クォン軍曹/クォン社長/密輸王: チョ・インソン

ジンスクの弟分 チャン・ドリ:  パク・ジョンミン

 

税関係長 イ・ジャンチュン:  キム・ジョンス

税関職員 キム・スボク: アン・セホ

鍾路茶店ママ コ・オップン: コ・ミンシ

海女/デジママ: キム・ジェファ

海女/ヤングムネ: パク・チュンミョン

海女/トクスニ: パク・ギョンヘ

海女/オクチョギ: チュ・ボビ

猛龍号の船長/ジンスクの父 オム船長: チェ・ジョンウォン

ジンスクの弟/猛龍の船員 オム・ジング: キム・ギョンドク

ブローカー: キム・ウォネ

クォンの手下 エック(片目) : チョン・ドウォン

オクチョギの夫(片手を失くす): シン・サムボン

ドリの手下 カルゴリ: カク・チンソク

ドリの手下ハッバジ: シン・ミンジェ

ドリの手下 ピンダリ: キム・チュンギル

ドリの手下 タルゴニ: イ・ジョンス

西海岸のリーダー: ユン・ビョンヒ

テソン号 キム船長: キム・ギチョン

電気製品店主人: イ・サンヒ

闇の服飾販売 サマーズ: ペク・チュヒ

ムスタング: ク・ボヌン

船員: ユン・デヨル

船員: ペク・スンチョル

船員: イ・テヒョン

船員: チョン・ジェウォン

テソン号 海女: シム・ソヨン 

ローラ洋装店社長: チン・ギョン(友情出演)

捜査班長: ユン・ギョンホ(友情出演)

チュンジャ水中代役: キム・ヒジン

ジンスク水中代役: イム・ヒョンジ   

デジオンマ水中代役: キム・ブヨン  

ヤングムネ水中代役: ペ・ウンミ  
トクスニ水中代役: キム・ヘミン 

オクチョギ水中代役: イ・ヨンジョン 

 

以下、超個人的感想と簡単な記憶メモです。

ネタバレが含まれている可能性があるので

未視聴の方はご注意ください。

 

 

・最初のうちは1970年代の韓国の田舎町…に頭を慣らすのに

少々時間が必要でした。

次に、実際は50を超えているキム・ヘス姐さんの化けっぷりと

(思った以上に化け上手で(褒めてる笑)実際おしゃれで可愛い)

若さ表現のキンキンの高音ボイスに頭を慣らして…。

「海女」「密輸」「人が海に落ちて海が赤く染まる」

「刑務所収監」…そして数年経ち…と、

慣らし終わらない間に展開が早い。早すぎる。

でも本当の物語はここからで、

後半のシスターフッド(覚えたて)の流れが痛快!

恐ろしい実力者のお姉さん女優たちに挟まれながら

若手のカフェの女主人役のコ・ミンシも、バランスが良い!

緊迫感だらけの映画の中でも、彼女の調子いい感じの

軽い若者フットワークが休み処になる。

 

・私、水中とか息ができない環境が苦手で、

今作中、何度息苦しいと思ったことか(笑)。

現場では水深6メートルの巨大な水槽のセットを作り、

アーティスティック・スイミング国家代表出身のコーチを

指導役として招いて水中撮影を行ったそうです。

海女さんを利用して密輸をし、女を軽く扱う男社会と、

海を知り尽くして海の中でバトルを繰り広げる海女さんたちと。

陸に上がると男の暴力に怯えるしかないけれど、

海の中では海女さんのほうが上手。…くぅぅカッコイイ!

勇ましい人魚のようで、素敵。

海女さんのバトンタッチ?の場面も、すごくいいから観て!

…ってなる。

出来ることなら、ULTRA 4DXで観たかったーーー。

(水族館も怖いのに、4DXはさらにめちゃくちゃ怖そう💦)

 

チョ・インソンさんの色気ある悪役っぷりもたまりません。

女であろうと自分の商売を邪魔するものには容赦なく、

サクッと剃刀で流血させたり。かと思えば、命をかけて守ってくれたり。

ホテルの廊下と室内での大流血アクションは

「うわぁ…まだ続くの?まだかよ…ひぃぃー血だらけぇぇぇ」

と、ちょっと勘弁してよモードになりましたが、

ちょっとムービングのあっちのお父さん(リュ・スンリョン)

がモーテルで繰り広げたアクションシーンを思い出しました。

 

・ちょっと西海岸にヤクザもんが多すぎる。

 

・海女さんVS男たち、にサメが出てきて

「サメーーー💦」ってなった。

 

・ファッションも観る分には素敵~✨(観る分には)

メイクとか髪型とか、その時代にその世代で生きてないけど(笑)

懐かしさもあって、いま観てもすごく素敵でした。

音楽もレトロな雰囲気ですが、既出音楽の選曲だけじゃなくて、

この映画のオリジナル曲も用意していて、頭から離れない…

帰宅後歩く新宿の街に、でぇれぇ合ってた。

 

・キャストが豪華で忙しい。ジンスクの弟で海に落ちて

死んでしまったジング役のキム・ギョンドクさんって、

不可殺で気持ち悪い化物演じててその印象が根強いのに

映画館で観てた時点で気が付かなかったし。

いつものキム・ウォネさんも70年仕立てで驚いた!

キム・サブのオ看護師長役でおなじみのチン・ギョンさんも

特別出演としてサラッと出てくるし、

「見習い社長の営業日誌」でおなじみの、ユン・ギョンホさん、

パク・ギョンヘさん、キム・ジェファさん…に、

もちろん店長(チョ・インソン)もいるし。

ヘス姐さんゲストに来た頃って

この映画の撮影後だったのかな。

ヨム・ジョンアさんも昨今ではSKYキャッスルで有名だけど、

「三食ごはん」で見せた不得手の縄跳びへの努力とか、

ミンシちゃんも「ソジンの家」でほぼスッピンで働き者発動中だし

「Missナイト & Missデイ」で観たばかりの

ユン・ビョンヒさんも出てるし…あー、忙し忙し。

韓国エンタメやっぱ楽しい。

 

・登場人物みんなさ。貧しかったりでさ。

チュンジャは14歳から家政婦してて(公式サイトが4歳って

書いているけど、さすがにその年で家政婦は無理じゃ…)

17歳でその家の主人にレイプされかけて逃げてきた。

その生い立ちがあるから(裏切りを)疑ってんの?という

チュンジャの場面…

 

あの時点で、チュンジャは嘘言ってないとも言い切れず

でもそうだよなぁ…貧しく育った人間はみんな卑しく裏切る

わけじゃないよなぁ…って思ったし。

漁で片手失ったり、足をサメに食われちゃったりしても

生きていこうとする諦めない生命力が凄い!

 

・密輸の物語ではあるけど、軸は仲間の物語。

 

・密輸品の「SANYO」が懐かしい。

 

・最近は、もんげー腹立つ悪役が出てきてイライラした時は

「これが、この作品の“villain”なのね…」と

作品を理解した風にしてやり過ごすことにしてる。

 

・一応まだ上映しているし、細かいネタバレは避ける!

また配信に流れてきたら、絶対楽しみにもう一度頭から観る。

ヘス姐さんは私は好きだけど、万人受けするとは思わないので

観たい人は観て✨(っていう当たり前の感じ)

 

映画館話 余談。

映画館で隣の席に人が来なくて、さらに空いてる隣の先のお隣さんが

同じく女性のおひとり様で匂いものの食べ物なし、予告前ぐらいに

余裕もって入ってくる映画観客として水準高めの人だと最高の高。

あと視界に人が入って来ない席も取れたので尚のこと良し。

今回はたまたま?お客さん民度のレベルが高かった。

割引なしの定価で入ったし、安心して観れてありがたかった。