韓国ドラマはアロマです(仮)

韓国ドラマのまとめが増えてきたので、こちらで管理することとしました。辛口気味に好き勝手なことを言っています。ネタバレを多く含みます。未視聴の場合は回避をお願いいたします。

韓国ドラマ「 テバク不動産 」

先輩からお貸しいただいた大量のDVDを

なんとか全部鑑賞して返却し、

心の中で完走のバンザイをして…

ひと月も経たないうちに追加レンタル到着(笑)。

韓国ドラマ(KBS制作)の沼の深さよ…

 

日本題:  テバク不動産

韓国題:  대박부동산

2021年4月14日から2021年6月9日までKBS2 で放送。

16話+スペシャル1話

脚本:  ハ・スジン / イ・ヨンファ / チョン・ヨンソ

演出:  パク・ジンソク

【 あらすじ ストーリー 】

幽霊がでる物件だけを扱うテバク不動産の社長ジアは、

霊媒となる人間の身体に霊を閉じ込めて退治している。

しかし20年前に亡くなった母親の幽霊を

あの世に送ることができず長年一緒に暮らしていた。

 

一方、詐欺師インボムは、いわくつきの建物を見つけては

除霊に関わる論理を巧みに語りながら詐欺を働いていた。


そんな中、インボムは自殺やケガ人が続くという建物を見つけ

次のターゲットにするが、ビルのオーナーがジアに相談したため

現場でジアと出くわすことに。

同業者とみなし協力を持ちかけるが交渉は失敗に終わり

ジアに詐欺師だと見破られて…


第1話 お宅の怨霊祓います

第2話 特別な霊媒

第3話 過去の記憶

第4話 霊が持つ願い

第5話 母の思い

第6話 心配

第7話 隠された真実

第8話 芽生えた絆

第9話 気がかり

第10話 立ち向かう時

第11話 危険な除霊

第12話 見つかる

第13話 真実の先

第14話 誰のせいでもない

第15話 鶏卵鬼

第16話 別れの除霊

 

幽霊(この世のものではないもの)ジャンル作品は多いですね。

今作の前半は個々の「怨霊退治(成仏)」のエピソードが続き、

後半は日本でもおなじみの「のっぺらぼう」が出てきます。

翻訳の関係もあると思うので、日本のソレとは違う感覚です。

その辺をどう飲み込んでいくかが楽しめるかどうかが鍵かな(笑)

 

以下、キャスト一覧を含みネタバレしています。

未視聴の方はご注意ください。

…でも観た所でわけがわからないかも(笑)。

 

 

【 登場人物 キャスト 】

テバク不動産社長/除霊師 ホン・ジア:  チャン・ナラ    
    
詐欺師/霊媒体質 オ・インボム:  チョン・ヨンファ(CNBLUE)    

テバク不動産事務長 チュ・ファジョン:  カン・マルグム    

インボムの相棒/エンジニア ホ・ジチョル:  カン・ホンソク    
 

ジアの亡母/幽霊 ホン・ミジン:  ペク・ウネ    

ジアの少女時代:   ファン・ドユン


ファジョンの高校時代:  パク・ハンソル

インボムの叔父/黄金開発社員/20年前自殺? オ・ソンシク:  キム・テゴン

ソンシクの母/インボムの祖母 チョン・グムジャ: ソン・ジョンソン

インボムの子供時代:  キ・ウニュ

 


ジアの協力者/新人霊媒 ヒョンシク:  チェ・ウソン

チャンファ食堂店主 チャン・ファモ:  ペク・ヒョンジュ

チャンファ食堂ご主人:  アン・スホ

食堂のオーナー夫婦の息子 ヤン・チャンファ:  オ・ギョンジュ

大手建設会社「トハク建設」会長 ト・ハクソン:  アン・ギルガン

ハクソンの秘書 チェ秘書(チェ・ソンミ):  イ・チェギョン    

ハクソンの手下/ナイトクラブ社長 キム・テジン:  ホ・ドンウォン

テジンの手下 スンニュ:  ヤン・テクホ

テジンの手下:  ソン・ユルウ

テジンの手下:  キム・デグン

トハク建設 パク弁護士:  キム・ドヨン

ハクソンの手下:  イム・ウクジン

《警察》

母の事件担当の警察 ジョン・ジウク:     チョ・スンヨン

中部警察署刑事 カン・ハンソク:   キム・ソンボム

ハンソクの部下:  キム・グァンソブ

インボムらの盗難を調査する警察官(8話):   グ・ソジュン

カン刑事(11話):   ユン・ファン

刑事局長:   パク・キリョン


≪ドリームオフィステル 1~2話≫

買い主 ウ・ヨンホ:  チョン・ギュイル

ヨンホの妻:   シン・ユンスク

売り主 イ・ギョンエ:   ソン・フン

ヨンドの友人/肉体労働者/霊 ヤン・ウジン:   チョン・スンウォン

ウジンの友人/不動産購入を勧める/霊 ナム・ヨンド:  チェ・スンユン 

ウジンの父:  ソ・サンウォン

≪文来洞の霊≫
私立ブリティウム美術館館長 イ・ウネ:   ペク・ジウォン

韓国を代表する有名画家 チョ・ヒョンソ:   ソ・ジンウォン

ヒョンソのゴースト画家/怨霊 キム・ビョンホ:   イム・ジギュ     

クォン理事/ウネの義弟 クォン・ムジン:   ハ・ドンジュン

ウネの秘書:  キム・クォン

ビョンホの内縁の妻 チェ・ジウォン:   キム・ジン

ジウォンの病院の看護師:   カン・ヘリ

文来洞のビルオーナー:  ホ・スンヘン

文来洞のビルを内見する夫:  チョン・ジファン

文来洞のビルを内見する妻:  キム・ジス

ブリティウム美術館スタッフ:  イ・ジョンフィ

展示会に出席しているアートコレクター:   パク・ヨン

マサンのホン会長/アートコレクター:  クォン・ヒョクス

≪グリーンヴィラの霊≫

302号室/霊 チュ・ギョンファ(60歳):   ナム・ギエ

ギョンファの娘 ナ・ヨンミ:   チェ・ソンファ

グリーンヴィラのオーナー:  イ・スンジュン

悪徳不動産 未来企画社長 ファン・ジェウ:  クォン・ドンホ

ジェウの妹 ファン・ジヨン:  キム・ビョリ

悪徳不動産営業:   キム・ムンホ

トハク建設から便宜を受ける区長  ハン・ヒソプ:  ソン・ソンチャン

≪天下ビルの幽霊≫

天下ビルオーナー アン・チャンソブ:  キム・ハクスン

チャンソブの妻 キム・ソミン:  キム・ジョンヨン

パン屋「屋上パン」発案者/行方不明 イ・ソンシル:  パク・イェヨン

パン屋の共同経営/ソンシルの友人 パク・インスク:  パク・ジヨン   

クリーニング店の店主:  チェ・ギョシク

食堂店主:  チャ・サンミ

天下サウナの地下工事担当:  コ・ビョンテク

ネットカフェで死んだ霊 ハン・ドンヒ:   イ・ミンジェ

YouTuber幽霊探査隊:  チャン・ヨンヒョン

≪スリ村の家≫

幽霊の出る家の持ち主 ユ・ヨンスン:  イ・ジュシル

ヨンスンの娘:  キム・ガヨン

ヨンスンの息子:  シン・ドンリュク

ヨンスンの行方不明の父/認知症 ユ・チョルク:  ヨ・ムヨン

ヨンスンの若いころ:  キム・ソンヒョ


ヨンスンの弟 ヨンシク:  ヨ・ムヨン(父と同一人物)
ヨンシクの若い頃:  イム・スヒョン

幽霊の出る家に住む住人:  キム・ビビ

幽霊の出る家に住む息子(霊媒体質)ジュンソ:  オ・ジャフン

噂話をする美容室の客:  イ・ヨンシル

除霊後の購入希望者:  パク・ソンジュ

≪ランデビューパークマンション≫

子供の霊を轢いたと思ったアパート住人:  キム・ヨンジン

交通事故に遭って亡くなった小学生ウン・ビョル:   パク・イェリン

ビョルの母:  イ・ジン

ビョルの父:  パク・ジンス

ビョルの友達 ユリ:  チョン・イェナ

ビョルを轢いたとされる犯人:  イム・ジェグン

マンションの警備員:  キム・ジョンホ

マンション住人:   イ・ヒョンソ

《ストーカー駐車場殺人》
ジチョルの想い人/学生/ストーカー被害者 ペ・スジョン:  ジウ
スジョンのマンション住人/舞台俳優/幽霊 イ・ヒョンジュ:  イ・ソアン
マンションオーナー(9話):  ムン・ギョンミン
弁当店主人/ストーカー マ・グァンテ:   パク・ソンイル

 

《スカイビル爆破事件》
精神を病み入院中のスカイビル住人(15話):   チ・ソングン

患者の妻(15話):   パク・ウニョン

スカイビルの管理人:  チョン・ヨンフン


トハク建設と癒着 ハン議員(9話):  イ・ユンサン

廃工場のオーナー/ハクソンの手下“毛むくじゃら”ユ・ヨンジェ:   ユン・デユル

不動産所有者(1話): ペ・ソンイル

不動産所有者(1話):  イ・ソファン

インボム祖母が運ばれた病院のキム医師: キム・ソンヨン


憑りつかれたインボムに石で殴られた少年: チャ・ソンジェ

息子に妻を殺され自殺した男(7話):  イ・ジェウ

青塩(チョンヨム) ヤン社長(13話):  キム・ミギョン(特別出演)

ジチョルの新事業(故人のSNS等の掃除)依頼人(16話): キム・ドクジュ

 


【超個人的感想と記憶メモ】

チャン・ナラさん、マルグムさん、アン・ギルカンさんの

メイン処に加え、食堂のおばさんペク・ヒョンジュさん、

美術館長のペク・ジウォンさん、幽霊となったナム・ジエさん、

犯人のキム・ジョンヨンさん、その被害者の友人パク・ジヨンさん…

と挙げたらキリがない演技派俳優さんたちの技量に支えられた作品と

いった感じでしたね。

のっぺらぼうもだけど、憑りつかれた体での怪力勝負アクションとか

見えないお母さんの亡霊との涙頂戴話といい、役者の力に頼りすぎ(笑)。

本当俳優さん達すごいしお疲れ様でした!とお酌して回りたい、

そんなドラマです。

アン・ギルカンさんの漠然とした定型通りの(笑)極悪人演技も

もう…ほんと、観ているだけでシンドイのに。

俳優さん達に拍手👏👏👏👏

 

・それらの演技に支えられて…というか、バランス的に敢えて?

または「憑依しやすさ」を表したのか、アイドル俳優っぽい

浅い演技で(表現よ…)息抜きを与えてくれたヨンファ氏。

まぁ、これも大事よ。大事なの。

フワフワ彷徨う目、単純・単調なキャラクター表現も「霊媒体質」の

インボムゆえの正解。にしても、美女自覚のある社長と

イケメン自覚丸出しの詐欺師のコンビは濃いな~。

んで恋愛発展まるで無しは、天晴な潔よさ。

 

・KBSドラマあるある。「え?たった2,3年前のドラマなの?

10年前ぐらいの作品かと思った」なレトロ感。

 

チャン・ナラさんのブラックな荒い演技キャラが新鮮で

(そして顔はめちゃ可愛い)冒頭から惹きつけられました。

引きこもりでだらしない生活を送っていても、アイラインは

太めにピュッ…葬式だろうがアイラインはビュッ。

それでも可愛いんだからいい。

 

・前半は様々な霊と(それを演じる豪華キャスト)、

その成仏できない理由と遺された人間の物語が楽しかったんですよ。

でも、終盤は「おかあさんの成仏」と「トハク建設の悪事」と

「のっぺらぼう」の三本立てで、なんか失速。

そして後半に行くに連れ、PPLがすごくなかったです?

お金が底つきたのかな…(笑)

 

・廃墟に呼び出される時には絶対、乱闘か突き落とされるから

少人数でいっちゃだめだし、かなりボッコボコにされて、

ビルの2階以上から飛び降りてもすぐに回復するし、

頭上から木材の束落ちてきて体に直撃しても骨折ひとつなさそうな

傷の程度とか。そして、どんな理由で何度も病院のお世話になっても

リクライニングされた状態なのは、標準仕様。

撮影的にそうしたほうが撮影しやすいからねぇ…

 

・営業時間外と思われるサウナ施設に、たぷたぷの適温の湯舟…

掃除して明日の分のお湯をためて一晩適温に沸かし続ける…の?

そういうもの?

 

・叔父にもらって付けていた塩?のネックレス。特注品かと思いきや、

子供にもあげるし怨霊にも踏みつぶされるし使い捨てレベル?

そして、ネックレスのことは「목걸이(モッコリ)」

と呼ぶもので、連呼されると…苦笑い…(笑)

 

・とにかく今回は登場人物が多かった。

多くて覚えきれないので、一つのエピソードが終わったら

メモをまとめる始末。趣味というよりもはや業務。

 

・悪役が、一目見てわかりやすい悪役俳優たち。

 

・ヒョンシクはフリーランス霊媒なの?

 

・母は地縛霊かと思われていたが、娘が冷凍倉庫に閉じこめられている

のを助けに来るのをみると、地縛霊ではなかった。

生きている人間側が霊を引き留めるケース。ジア母もそれ。

霊でいるのは寒いらしい。

 

チャン・ナラさん(2024年9月現在42歳)は本当に童顔美人で、

母親役のペク・ウンヘさん(38)よりも年上。

ジアの子供時代を演じたファン・ドユンちゃんは「ドクタースランプ

では、ユン・バクさん演じるデヨンの娘役でした。

 

・事務長とジアには血縁関係はなし。高校?で望まない妊娠をした

事務長。それでも産んで懸命に育てていたが、赤ちゃんは自然死。

警察には殺害を疑われるが、それを助けてくれたのがジア母。

赤ちゃんが霊となってジア母の元に現れたから。

それ以来、事務長はジア母を恩人と思い、支えることに。

 

・カン刑事は鈍いのか、面倒なのか初動が悪い。

幽霊の件も疑ってみることぐらいしてみたらいいのにと

モヤモヤさせられる所も。

「幽霊信じないなんてことはないでしょ?」と、

おちょくりたくなるのは、全部トッケビのせい。

(1話で死神に体当たりした車の運転手です)

 

・ドラマ終盤、顔のない「のっぺらぼう」(日本語訳)との

対決が出てくる。怨霊の集合体のような存在で、強烈なため退治できず

憑りつかれた霊媒ごと退治しなくては…といった話になっていく。

日本の妖怪として知られる「のっぺらぼう」とは違い、

周囲の人に不幸(死)をもたらす悪霊として扱われる。

韓国語でのっぺらぼうは、달걀귀신(今作の日本語副題には鶏卵鬼とある)

というそうですが、何もない卵肌ののっぺらぼうというより、

顔の皮膚の内で虫が這いずり回っているような感じが

今作の、のっぺらぼう。ちょっと閲覧注意案件(笑)

韓国ドラマ「W -君と僕の世界-」でも

お父さん(キム・ウィソン)の顔が無くなった。

やはり、幽霊というよりは妖怪…えーん

 

俳優さんたちが豪華なので、楽しめます!