韓国ドラマはアロマです(仮)

韓国ドラマのまとめが増えてきたので、こちらで管理することとしました。辛口気味に好き勝手なことを言っています。ネタバレを多く含みます。未視聴の場合は回避をお願いいたします。

韓国映画「 宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました 」

日本題: 宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました

原題:6/45(ゆくさお)

 

韓国のロトが45個の番号の中から6個当てれば1等ということでこのタイトル。

まぁわかりづらいので日本題オリジナルがつくのはわかりますが、

愛の不時着が日本で流行った→また北朝鮮絡みだし不時着つけちゃう?→

不時着つけとけば飛びつくんじゃない?→そうだそうしよう!

みたいな企業の思惑を勝手に想像してイライラしました(笑)。

 

監督・脚本: パク・ギュテ

字幕監修: 松尾スズキ…ってマジで?

 

韓国公開: 2022年8月24日

日本公開: 2023年12月29日

 

113分。やっと配信が始まり、今は各配信とも別途有料だったりします。

私は劇場で見たかった派なんですが、出不精という病が出て見逃したので、

アマゾンプライムで500円視聴(Amazonは48時間しか見られないので)

もう一度無料になったころに観たいです。

 

公式のあらすじを元にしていますが

結構ネタバレ感強いので、ご注意ください。

 

【 あらすじ ストーリー 】
ソウルの居酒屋でキャンペーンとして配られ捨てられた一枚の宝くじが、

とある軍用車に貼りついて北朝鮮とにらみ合う38度線の

韓国軍の437監視所最前線哨所に運ばれた。

 

偶然それを手にしたパク・チョヌ兵長は、抽選会の中継を見て

衝撃を受ける。そのくじがまさかの1等に当選したのだ!

6億円という途方もない賞金にすっかり浮かれるチョヌだったが

監視塔での任務中、当たりくじが風に吹かれて舞い上がり、

あっという間に北朝鮮との軍事境界線を越えて行ってしまう。

深夜にこっそり非武装地帯の大草原(地雷付)でくじを

捜していたチョヌの前に、リ・ヨンホという北の兵士が現れる。

ヨンホこそ、くじの新たな拾い主だった。

くじを返してくれないヨンホとの話し合いがつかないまま、

後日改めて話し合うことに。


除隊を間近に控えたチョヌは、根っからの軍人体質の上官

カン小哨長と年下の鈍くさいマンチョル上等兵を、

また家族思いのヨンホはコワモテの政治指導員スンイルと

韓国通のチョルジン上級兵士をそれぞれ巻き込み、

くじの所有権をめぐる交渉は3対3のチーム戦へと発展していった。

ある夜、非武装地帯の森の奥にある共同給水区域(JSA)に

集まった6人は、まるで決闘に臨むかのように対峙する。

何としても当たりくじを取り戻したい南と、

自力ではくじを現金化できない北。

両陣営は激しい押し問答を繰り返し、一触即発の空気が流れるが

そこにふらりとやってきた韓国軍の補給官が意外な仲裁案を提示する。

それは北が渡した当たりくじを南が換金して持ってくるまでの一週間、

互いの兵士ひとりを“人質”として交換するというものだった。

たちまち話がまとまって緊張から解き放たれた6人は、

酒とつまみを持ち寄って6億円の山分けの前祝いに興じるのだった。

張本人同士のチョヌが北の新兵、

ヨンホが南の新兵に成りすますことになり、

スパイ映画さながらの人質交換が行われた。

それは素性がバレれば危険な秘密作戦だったが、畜産学科出身のチョヌは

北の食糧問題解決に貢献して英雄視され、ヨンホの妹である勝ち気で

キュートな宣伝隊兵士ヨニと急接近。

 

一方、韓国軍の演習に参加したヨンホも、北の地雷を踏んだ

兵士の命を救って一躍ヒーローとなった。

ところがその頃、当たりくじを換金する責任重大なミッションを

背負い、単身ソウルに向かったマンチョルが、極度のプレッシャーに

錯乱して大騒動を引き起こしてしまう。

 

【 出演者 あらすじ 】

韓国軍 パク・チョヌ兵長: コ・ギョンピョ

韓国軍小哨長/パクの上官 カン・ウンピョ: ウム・ムンソク

韓国軍上等兵 キム・マンチョル: クァク・ドンヨン

北朝鮮軍》
上級兵士 リ・ヨンホ: イ・イギョン 

軍事伝達兵士/ヨンホの妹 リ・ヨニ: パク・セワン

大尉/政治指導員 チェ・スンイル: イ・スノン

上級兵士/勧告ハッキング専門 パン・チョルジン: キム・ミンホ

保衛部軍司 キム・グァンチョル: ユン・ビョンヒ

チェ・ヨンチョル一等兵: ナム・ドユン

指揮官: キム・グァンシク(友情出演)

《韓国軍》
給水補給官: リュ・スンス

大隊長 ユン・ジョング: イ・ジュニョク

新兵: シン・ウォノ

中尉: キム・グァンモ

軍兵士: キム・ミンギュ

軍人: チェ・ミンヒョク

リ・ヨンホの父: チョン・インギ(友情出演)

女社長: パク・ヒジン(友情出演)

ロトブローカー: イ・ヒョンゴル(友情出演)

カルグクス店主人: オ・ヒョンス(友情出演)

【個人的感想】

・2時間切る尺だし、本当は軽くない背景があるけど

コメディとしては軽く仕上がっているし、

休日の午後にみんなでご飯食べながら笑いながら観るのにいいと思う。

でも変態軍人で噴き出しかねないから気を付けて。

 

・声でしか知らない北朝鮮の広報を「北朝鮮のIU」(笑)

そんな北朝鮮のIUことヨニを演じたパク・セワンさんは

今作で2023年第59回百想芸術大賞女性助演賞を受賞。

トッケビでは、考試院で亡くなった後、ウンタクに

「母に悲しんでほしくないから」と部屋の片づけを依頼する

幽霊の役で出演していました。

 

・軍で飼っているコーギーが頭良さそうで可愛い。

動物に慣れているチョヌだからこそ、話ができる。

 

・宝くじに当たり、密かに嬉しさを隠しきれないチョヌの

奇妙な行動に慄く軍の仲間たち。しかし、風で飛ばされて

北側軍事境界線に飛んで行ってしまう。諦めきれないチョヌは、

事前に宝くじという名の紙切れの重さや風力、気候なども詳細に

調べ尽くして、夜中、基地の柵の下に穴をほり外を歩き回り捜索に出る。

地雷地域だというのに何事もなく探しきれたチョヌ、

元々、運がものすごくいい?

チョヌ、きき牛乳ができるほど酪農に詳しいし、牛のお乳を搾るのも上手。

ギョンピョさん、確かに「乳しぼり上手そう」

牧場主のセガレという役だからなの?

だとしたら、すごい役作り(ちがうと思う)。

 

・韓国軍小哨長(ウム・ムンソク)が、ある時から

ジャングルポケットのおたけにしか見えなくなるという呪縛(笑)

 

北朝鮮兵士リ・ヨンホは気に入ったドイツ映画を数百回観たという。

第二次世界大戦を扱った映画「U・ボート(1981)」?

韓国に人質交換されている間に、ちょっとした嘘で

ハンブルク出身」と答えてしまい…息の合ったやりとりが

とても面白い(笑)。韓国語もドイツ語もわからないのに。

韓国ドラマも百回も観たら台詞覚えられるかな(笑)。

 

・劇中1等の当選番号は実際のロト6/45の2020年10月24日

のものらしい。

 

・換金ブローカーとは。犯罪資金などの帳簿に記入できない資産を

当選された宝くじを現金で購入して合法的なお金にすること。

説明聞いても理解ができない(笑)。

 

・困った顔のコ・ギョンピョの使い方が上手いし、

おどおどしたクァク・ドンヨンをセットで魅せるとは腕がいい。

 

・変に恋に落ちきらないあたりがいい。

これで境界線の向こう側で「あなたを待つわ」

みたいなことにしたら、本当に不時着問題。

 

・ヨニが強ぇ。

 

・革靴をツバで磨く、上官が踊りだす…なども面白いけど、

やはり「変態軍人」ですかねぇ笑い泣き

「偽証のためにわざと大けがを負う…そのためにかなりビビりまくる」

が似合う男、クァク・ドンヨン。

ヴィンチェンツォでも撃たれてましたよね?(笑)

 

とても楽しめました。