韓国ドラマはアロマです(仮)

韓国ドラマのまとめが増えてきたので、こちらで管理することとしました。辛口気味に好き勝手なことを言っています。ネタバレを多く含みます。未視聴の場合は回避をお願いいたします。

韓国ドラマ「 パンドラの世界 産後ケアセンター 」

日本語題:  パンドラの世界 産後ケアセンター 

原題:  산후조리원(産後調理院)

 

脚本:  キム・ジス

監督:  パク・スウォン

 

2020年11月2日から11月24日まで、tvNで放送。全8話。

 

自分は家庭を持っていないし、

どらちかといえば「子連れ様」と言う側の人間なので

ゴテゴテの子連れファーストに導かれるタイプのドラマかな?と

敬遠していたんですが、見て見たらなんだこれ(笑)。

「子供は最高!」みたいな雰囲気でもなく、見やすい。

嫌な感じではなかった。面白い。

経産婦の方が観たらまた違うだろうし。

短いし、サクッと観れますよ。

 

【 あらすじ ストーリー 】

ヒョンジンは韓国を代表するドラッグストアの大手企業

「オリブリー」に勤めるキャリアウーマン。

最年少女性常務に昇進が決まるがなんとその日に妊娠が発覚。

臨月まで働き続けたヒョンジンは高齢出産もあってか

生死の境をさまよいながらも無事に男の子を出産。

母子のケアをしてくれるセレニティ産後ケアセンターに

入ることに。だが、仕事一筋で突っ走ってきたヒョンジンにとって

そこはまるで別世界だった…。

 

【 出演者 キャスト 】

タクプルのママ/オリブリー最年少常務

                                  オ・ヒョンジン(42歳):  オム・ジウォン

ヒョンジンの夫/アプリ開発会社CEO キム・ドユン(35歳):  ユン・パク

タクプル/キム・ラオン:  キム・ソン    

サランのママ/元CA/インフルエンサー チョ・ウンジョン:  パク・ハソン    

ヨミのママ/下着会社CEO イ・ルダ(スクプン):  チェ・リ    

センニティケアセンター院長 チェ・ヘスク:  チャン・ヘジン    

宅配運転手 ハ・ギョンフン: ナム・ユンス    

ウンジョンの夫/プロゴルファー イ・ソンウ: チョン・ソンイル

ウンジョンの双子の息子 イ・ハジン: チョン・シユル

ウンジョンの双子の息子 イ・ジョンジュン: ジュ・サンヒョク


ウンジョンの子 サラン: キム・ジアン

ウンジョンが雇っていたベビーシッター: ド・ユンジュ

《センニティケアセンター》

スクスクのママ/幼稚園の元先生 パク・ユンジ: イム・ファヨン

ユンジの夫 チョ・ユンヒョン:     ムン・ジェウォン

ヨルムのママ/ソウル大教授 チョン・ユリム: チェ・ジャヘ    

カックンのママ/専業主婦 イ・シウォン: キム・ユンジョン

看護師 アン・ヒナム: チェ・スミン

看護師 カン・ウンミ: イ・セラン

看護師 ワン・チヘ: パク・ソヨン

料理長: ソン・スンテク

ヨガインストラクター:  パク・スミン

講師: オ・ジヨン

新規入所者: ハ・スンヨン(顔はほぼ見えない)

ベテランパパ/ドユンの兄貴分/医師 

                           ヤン・ジュンソク: イ・ジュニョク(特別出演)    

ルダの恋人/ヘスクの息子/医学生 チャ・ウソク: ヨ・ウィジュ

ウソクとルダの子供 ヨミ: キム・テヤン

ルダの父: チョン・ヒテ

《オリブリー》

商品企画チーム長 キム・ミンス: キム・ミンチョル

新任の理事 アレックス・チェ(38歳?): ソ・ジュヨン(特別出演)

オリブリー社長: ユ・ハボク    

社員: ホン・ジウン

社員: チャン・ヨンヒョン

ヒョンジンの母 キム・ナムレ(73歳): ソン・スク(特別出演)   

ナムレの若い頃: ソン・ギョンア(6話)

ヒョンジンの少女時代: イ・ハジュ

ヒョンジンの子供時代: キム・ダンウ

ヒョンジンの父: チェ・ボムホ

ヒョンジンの想像の中の死神: カン・ホンソク(特別出演) 

ヒョンジンの想像の中の8才のタクプル: ソン・ミンジェ

ヒョンジンの担当産婦人科医: チョン・ムンソン(特別出演)

ヒョンジンの担当看護師(1話): ヤン・ジョア

ヒョンジンの想像の中の裁判の担当検事: チョン・スンウォン

ヒョンジンの義父: ソン・ソンチャン

ヒョンジンの義母: キム・ナムジン

ヒョンジンの妹: ペ・ユリ

ヒョンジンの甥 キム・トクプル(8歳): ソン・ミンジェ

ヒョンジンの甥 キム・トクプル(3歳): イ・ソジン

ヒョンジンの幼なじみ(1話): イ・ナヨン

ヒョンジンの取引先企業: JJグラハム

ドユンが行ったベビーカー店の店員: チョン・イラン(特別出演)

ドユンたちが行った店の主人(2話): イ・ソグム

ドユンたちが参加した母乳育児インストラクター(2話): チェ・ヨウン

 

トップスターママ/国民の女神 ハン・ヒョリン: パク・シヨン(特別出演)

ハン・ヒョリンの所属事務所の代表 パク代表: パク・ヤソン    

ドユンの会社の社員 ユン・ヒウォン: ウヒ(Dal★shabet

ドユンの妹?: ペ・ユリ

 

伝説のシッター「伏竜」クォン・ヨンミ: キム・ジェファ(特別出演)

ぼったくりの作名師: チョン・サンフン(特別出演)


記者: キム・ヘウォン    

パク・ユンジの夫 チョ・ユンヒョン: ムン・ジェウォン    

アン・ヒナムの息子 チャ・テヒョン: チャ・テヒョン(特別出演)    

 

以下、超個人的感想と記憶メモです。

ネタバレ含みます。

未視聴の方はご注意ください。

以下、超個人的感想と記憶メモです。ネタバレ含みます。

 

【超個人的感想と記憶メモ】

・産後ケアセンターとは産婦が出産後、体調管理のために

利用する韓国独自の療養施設。ベテラン看護師が24時間体制で

赤ちゃんを見守り、ホテル出身のシェフが作る完璧な食事、

妊娠中に増えた体重を落とすためのスパルームまで、

提供してくれるそう。最近は日本にもあるようです。

スパまであるかはわかりませんが。

 

・マママウンティングが院内にはあったりするんですが

でも基本、この施設を利用している人々は金銭的勝ち組。

なので「母乳で育てている」「自然分娩だった」等

どうでもよさそうなことがマウンティング材料(笑)。

 

・最初のほうは、高齢出産だから命が危ぶまれる出産、だとか

臨月までガンガン働きまくって…破水、とか

ちょっと苦手意識が発動したんですが

その後の出産までに至るあたりの「獣化」のあたりで既に爆笑

(いや出産されたお母さん方には申し訳ないんですが)

慣れっこなので冷たい看護師、陣痛に苦しんでいるのに

新人レジデントたちの勉強の場にさせる気の利かない産婦人科医。

(これが賢い医師生活からの白衣が似合うあの方なのがまた)

出産準備での浣腸からのトイレで大爆笑(脳内小学生)

…笑ってしまいました…。

 

・痛さや大変さ、「妻」「母」といった肩書に囚われる人生。

自分が育った家庭環境で結婚したいくない人、老齢の親や

家族に心苦しいなかサポートを依頼しなきゃいけない人、

ベビーシッターを通いでつけるか住み込みでつけるか、

夫が産後の体を全然理解してくれない、などなどなど。

一通り取り揃えていて(笑)勉強になります。

これ、日本でもリメイクしたらいいと思うけどな。

鍵は「院長」かしら。あと看護師さんにはベテラン声優を(笑)。

 

・出産、産後休暇中に自分の仕事場での立場を脅かす人物

アレックスの登場。やたら気の利くやり手の男性が…と思いきや、

まさかのユン先生(浪漫ドクター キム・サブ)

 

・強気で自由なルダちゃん、どこで見たんだっけ…と思ってたら

ウンタクの従妹じゃん!

…て、私はウンタクの幼なじみか。

 

・施設にいる間は、ネグリジェみたいなワンピース着て

(授乳しやすい恰好)まとめ髪で、全体的に自宅モード。

でもお気に入りの配達員が来るときは、みんな少し気合を

入れてオシャレする。そして一歩外の世界に出る時には

勝負服を着てヒールを履いておでかけ。わかるわー。

 

・あの人気スターが隠れて入所している、というくだり。

要りました?(笑)妊娠で太った、という話なんだけど

デブの特殊メイクが雑すぎて、手とか完全に着ぐるみ。

 

・勝手に増えている母乳、謎の贈り物とメッセージ。

やがては他人の子供に対する勝手な命名

「そうよね…そっちもあるよね…」と。

怖かったけど。

そういう産みたくても産めない人々、亡くした人、にも

哀しい光を当てているのも良かったです。

 

・最後の最後に来て、びっくりする親子共演が。

そうか、チャ・テヒョンさんの本当のお母さんなのか。

息子から、母親へのお願いを挙げる場面は、

猟奇的な彼女」オマージュだとか。顔も似てるー。

 

・あれだけ女性ばかりの現場だと、和気あいあいしてそう…

と思って、メイキングみたら本当に楽しそうでした。

あのダンシングチキンハットは絶対目に入ったら笑っちゃうと思う。



オム・ジウォンさん、170cmぐらいあるらしいので

チキン入れたら2メートル近いのでは(笑)

・親がダメだと、子供もダメになってしまう…と想像して

大きくなったタクプルを夫役のユン・バクさんが演じてる。

だいぶ若い頃からハゲだしてて大変(笑)。あれも絶対笑っちゃうって。

そんなユン・バクさんと、ジウォンさんの愛犬。


ユン・バクさんも愛犬家ですからね。

 

劇中のお二人の結婚写真。逆壁ドン(壁ドンって久々にいった)

 

・子供が泣き止まず、寝ていた夫を起こすと

「明日は大事な仕事(試合)があるんだ」という夫に

「明日は私は子供の世話があるのよ。それも三人も」

というウンジョンがカッコイイ。

 

・ 「子供が生まれたら、お母さんは自然に母性愛ができる」

という既成ドラマの偏見を取っ払ったり、出産について美化なく

現実的に扱った点が良かったと高評価を得たそうで、監督は

「苦手でも大丈夫だから、幸せなお母さんになってください」

ということを伝えたかったそう。

 

・イケメン配達員は、なんというか人は良さそうだし

顔も悪くないけど…これといって…(笑)

でも、私が転んだら絆創膏とか買ってきてほしいタイプ(どの口が言う)

 

・ケアセンター、なんて贅沢なものではなくてもいいから

新人ママたちが、経験者に助けてもらいながら

子どもとの付き合い方を学べる公的施設(出来れば24hサポートで)

など日本にもあればいいのに、と思いました。

新人ママ学校兼サポートみたいな。

それこそ、子供手当を出すより有効的な気が。

母親の働きを直接的に他人が褒める場所としても存在すれば、

変な自己顕示欲まみれでスマホばかりいじる人も減りそう。

 

面白かったです。

(1時間×16話とかだったら、ちょっとお腹いっぱいだと

思うので尺もgood)