韓国題: 단, 하나의 사랑
2019年5月22日から7月11日まで韓国・KBSで放送されていたドラマ。
先輩レンタルDVDシリーズ。
35分ずつ2回連続放送で、70分基準で言うと16話。
私が視聴したのも32話仕立てでした。
今の韓ドラって進化や、流行の移り変わりも早いし
2019年と言われても、少し昔の気がするドラマでした。
演出:イ・ジョンソプ / ユ・ヨンウン
脚本:チェ・ユンギョ
【あらすじ ストーリーも】
人間界での任務を終え、天界に戻ろうとしていた天使ダン。
ひょんなことからある盲目の女性と出会う。彼女の名前はイ・ヨンソ。
事故による失明でバレリーナの夢を閉ざし、今は亡き両親の遺した
屋敷で孤独に暮らしていた。
人よりも直観力が冴えるヨンソは、人間には見えないはずの
ダンの存在に感づく。そんなヨンソの事が少し気になっていたダンは、
ある日、交通事故に巻き込まれたヨンソを助けてしまう。
その行為は、人間の生死に関わってはいけないという天使の掟を
破るものであり、罰として”100日以内にヨンソの恋を成就させる”という
ミッションが課せられる。
ヨンソに近づくため人間に変身したダンは、
ヨンソの屋敷の執事となるのだが…。
キャストも一応、ネタバレゾーンに置いておきます。
以下、ネタバレです。
【出演者 キャスト】 特別出演は特出表記
悲運のバレリーナ イ・ヨンソ(26): シン・ヘソン
天使 キム・ダン(ユ・ソンウ): キム・ミョンス(エル)
<ヨンソ周辺>
統括執事 チョン・ユミ(42): ウ・ヒジン
秘書 チョ・スンワン(52): チャン・ヒョンソン(特出)
ヨンソの亡父 イ・ジンウン: イ・ソクチュン
ヨンソの亡母 ナ・ヒス: イ・セナ
ヨンソの少女時代: ユン・チェウン
ヨンソの幼少時代: オム・ソヒョン
<ダンとソンウ周辺>
ダンの先輩天使 フ: キム・イングォン
ダンの少年時代: コ・ウリム
ダンの父 ユ・ジョンチョル:
<ヨンソの叔母一家/ファンタジアバレエ団幹部>
ヨンソのはとこ/バレリーナ クム・ニナ(26): キム・ボミ
臨時団長/ニナの母 チェ・ヨンジャ(58): ト・ジウォン
臨時理事長/ニナの父 クム・ギチョン(55): キム・スンウク
副団長/ニナの姉 クム・ルナ(30): キル・ウネ
<ファンタジアバレエ団/ガンウ周り>
芸術監督/元天使 チ・ガンウ(38): イ・ドンゴン
ガンウの亡き恋人 チェ・ソルヒ(23歳): シン・ヘソン
運営室長/ヨンジャの腹心 パク・グァンイル(38): イ・ファリョン
ガンウの前任の監督 チ・スン: パク・ウォンサン(特出)
最年長バレリーナ ファン・ジョンウン(29): イ・イェナ
バレリーナ イ・スジ(22):キム・サラン
後援者: パク・サンミョン
後援者のエロおやじ 石川セイジ: キム・チュンギ
後援者: オ・ジョンウォン
後援者: チョン・ヘリョン
奉仕先のおばさん/ノエルの恋人ハム・ミオク: ソン・ビョンスク
奉仕先のおじさん ノエル: チョン・ギュス
ルナの右腕/実行犯/ファンタジア劇場清掃部
キ・ジュンス: イ・ジェヨン
元照明係 ムン・ジウン: イ・ドヒョン
ファンタジア20周年パーティーの招待客: イ・ジュニ
ファンタジア20周年パーティーの進行役: カン・ドンヨプ
ヨンソとニナのバレエ元先生 エレナ先生:
カン・イェナ(ユニバーサル・バレエ)
ペクウン警察署刑事 コ・ソンミン: イル
角膜移植センターの医師: シン・ドンリョク
ソンウの故郷のおばあさん: チョン・ヨングム
警察官→先輩天使の仮の姿: ウォン・グンス
修道女→先輩天使の仮の姿: ヤン・ジンソン
ガンウのマンションの警備員: オム・テオク
ヨンソらが行った公園の売店の店主: ホン・ブヒャン
ヨンソらが行った寝具売り場の店員: オク・ジュリ
【超個人的感想と記憶メモ】
・キム・ミョンスくん、この前見た作品が「おかえり」で
人間になった猫の役、今回が人間になった天使の役。
二人?とも屋根に昇って高みの見物(笑)。
キム・ミョンスくん、屋根に昇りがち。人間に化けすぎ。
顔はまぁカチコチのイケメンなんだけど、声が独特。
・親が死亡→叔母一家が親の財団を代理という名でわがものに計画→
舞台でガラスの破片が目に刺さる→失明→ダン(天使?)の存在を
若干感じだす→親の秘書であったおじさんが親切に面倒をみてたが
車に細工されて事故にあって死亡→おじさんの角膜で視力が回復→
ショックで足が動かなくなる、と不幸詰め合わせお得セットからスタート。
・少女漫画の世界には、よくバレエが出てくるけど
ドラマの世界にバレエがなかなか出てきにくいのは、
演者兼バレエダンサーという方々を多く集めると
「演者」部分が手薄になったりするから、なのかしら…
と、思うドラマ。主演のシン・ヘソンさんもバレエには
ご苦労なさった様子で…インタビューで
「役作りで一番最初に準備しなくてはいけないことが
バレエでした。基本も身についてない状態なので
申し訳なくて振り付け監督にお会いするたび
目を合わせられませんでした(笑)。<中略>
どれだけやってもバレエの実力は日進月歩ならず(笑)。
自分のできる精一杯の努力をしました」
ヘソンさんの言う通り“精一杯ごまかした”んだろうな…
といった場面も。舞台上のヨンソは感情表現が巧みな
やはり舞台俳優。リハは演技メソッドを観ている風。
でもそれはそれで、見ごたえはあるのだけど。
・ヘソンさん、芝居のエネルギーが凄くて、好きな俳優さんだけど
相手役がそういうタイプでないと相手役が損しちゃうかなぁ…?
バランスは大事。
・ライバルでもあり、ヨンソのはとこでもあるニナを演じた
キム・ボミさんはバレエ経験者。
旦那さんもバレーダンサー。ヨンソの叔母であり、
ニナの母を演じたト・ジウォンさんは元国立バレー団在籍。
↑これは現役時代のものではなくドラマで演じた時のもの。
ニナとヨンソの元先生役のカン・イェナさんは、
ばりばりのバレリーナ。
ストーカーレベルの行為をする芸術監督。と思いきや、
この人も元々は天使だったんかーい…っていう…
天使がそんなにボロボロ地上に降りてきて、素性バレるのあかんやろ?
ということでなんか嫌な予感がしてきて…(笑) 駄作の…
・バレエ団を後援する権力者の一人として出てきた石川セイジ…を名乗る男。
ヨンソをエロい目でしか見ておらず、ガッタガタなカタコトの
半端な“日本人”役を配置する悪センス。
こういうところで日本人を使ういやらしさ。
百歩譲ってイヤな役をやらせるなら、完璧な日本語が話せるようになって
からにしてほしい。
・ダンの先輩天使のキム・イングォンさんとヨンソの絡みは楽しい。
これが、↓こう。
・ダン、14話?病院でボヤ騒ぎがあって入って出てくるまでの間に
髪色が若干明るくなってた気がしたのは気のせい?
・天使はチョコレートを好むらしい。
・他の天使が消えた時には、黒い煙のようなものが周囲を覆いましたけど
トッケビとかその他もろもろ怪物くんたちが消える時、だいたい火の粉と
黒い煙ですよね。韓ドラあるある。
ですが、ダンが一度、消滅した時、白い蒸気みたいなの出てて
「湯気じゃん」って思ったって話。
・バレエの世界はよくわからないんですけども。
舞台の中盤で花びら撒き散らして、大丈夫なん?
そのあと群舞あったけど大丈夫なん?
・公演前に腹部を刺されて、白い衣装から血が滲んでいるのに
共演者も客席から見ていた監督も誰もヨンソの異変に気付かないし
舞台袖に戻ってきて倒れたところをダンが見守るんだけど、
まずは「救急車呼んで」か「誰か!」って助けを呼びなよ(笑)
天使だってわかるでしょうが。公演直後だというのにスタッフも
共演者もいない…演出が雑~👆
・本作にも出てくる「ジゼル」モチーフ説。
ジゼル=イ・ヨンソ、アルブレヒト=キム・ダン、
ヒラリオン=チ・ガンウにすれば、プロット。
また「エロスとプシケ」「人魚姫」
「ロミオとジュリエット」「雪の女王」…と
様々なモチーフが前菜盛り的にちりばめられている説あり。
・ヨンソのバレエの高難易度技術の場面は、イ・スジ役の
国立バレエ団出身バレリーナでもあるイム・サランさんが
補って演じたらしい。
・このドラマは、後半に行くにつれて視聴率も下降気味だったらしいです。
多分、中盤から叔母の嫌がらせだったはずのことが長女のルナの
仕業だったこと。「殺す」目的にエスカレートしていったこと、
妹ニナを思っての…というより、表情やら芝居が完全サイコパスのノリ
だったこと。後天性サイコパス?
叔母も散々酷いことをやってきたのに、急に途中から家族愛を
出してきて揺らいでくるのもおかしい。
普通の女性が急にスタッフを殺し屋に仕立てたり、捕まっても自殺を企て
→逃亡→再度事件を…とか本格的な犯罪者に仕上がりすぎ。
バレリーナと天使(×3)とダンの幼少期の話だけでも
十分お腹いっぱいなのに、犯罪の分量が多いって。
・統括執事役のウ・ヒジンさんと、ヨンソの
ちょっと笑わせてくる息抜きポイントは好きでした。
執事にも幸せになってほしい。
・幼少期のダンの話と、父に再会した時の話が
なんだか自分的一番の泣き所でした。
星は
★★★★★☆☆☆☆☆