韓国題: 나쁜엄마 (悪い母親)
2023年4月26日~2023年6月8日
JTBCで全14話。Netflixで視聴しました。
脚本:ペ・セヨン
演出:シム・ナヨン
今、もっとも旬な俳優の一人、イ・ドヒョン主演。
放送開始前から期待が高かったドラマです。
私的には、お母さん役のラ・ミランさんも大好きなので楽しみでした。
【あらすじ ストーリー】
若くして夫を亡くしたシングルマザーのヨンスンは養豚場を経営しながら
息子のガンホを1人で育てている。
息子が将来父親がいないことで貧乏になったり非力で困ったりしないよう、
「悪い母親」となり、厳しく接してきた。
ガンホは大人になり、母の希望の通り、検察官となった。
婚約者を連れて母の元を訪ね、親子の縁を切り、
ある男の養子となると母親に伝える。
が、その帰り道、婚約者家族の仕組んだ事故で記憶を失い
7歳のガンホに戻ってしまう。
ヨンスンは、体も自由がきかなくなったガンホのため
再び「悪い母親」になることを決めるが…
一言で感想を言うと
「感情の茶々入れが多すぎる」です(笑)
演劇では、笑いのあとに涙の場面を挟み込むと
より涙を誘うのだそうですが、
この作品は、笑ったり、泣いたり、むかついたり
キュンってしたり感情の交通事故が起きて混乱します(笑)
【出演者 キャスト】
ママ&ハッピー養豚場社長 チン・ヨンスン:ラ・ミラン
ヨンスンの息子/ソウル中央地検検察 チェ・ガンホ:イ・ドヒョン
ガンホの子供時代:イ・ギョンフン
ガンホの中学時代: キム・ガンホ
ヨンスンの夫/ガンホの父 チェ・へシク:チョン・ジヌン(特別出演)
ヨンスンの弟(6話): チェ・ジェユン
ヨンスンの父 (6話): キム・ジェマン
ヨンスンの母 (6話): キム・ウンギョン
ガンホの幼馴染/ネイリスト イ・ミジュ:アン・ウンジン
ミジュの子供時代:チョン・シヒョン
ガンホとミジュの同窓生/青年会長とパクさんの息子 パン・サムシク:ユ・インス
サムシクの子供時代:キム・ジュニ
里長 ソン・ヨンラク:キム・ウォネ
里長夫人/ホラン(犬)の母:パク・ボギョン
ミジュの母 チョン・グムジャ:カン・マルグム
ミジュの双子の子 イ・イェジン:キ・ソユ
ミジュの双子の子 イ・ソジン:パク・ダオン
ミジュの父:イ・ドヨプ
チョンさんの義母(1話):イ・ジュシル
サムシクの父/精米所社長/青年会長 パン・サムシク: チャン・ウォニョン
青年会長の妻/サムシクの母 パク・ソンエ:ソ・イスク
ビール醸造所の主人/男性巫堂 ヤンさん:イ・サンフン
村の女性: キム・ナムジン
盗作作曲家 トロット・ペク:ペク・ヒョンジン
役所の畜産係:シン・スンホ(5話/特別出演)
ガンホの見合い相手 ホアン(11話): イ・アジン
豚の獣医師(7話): チャン・ナムヨル
ウビョクグループ会長 ソン・ウビョク:チェ・ムソン
ソン・ウビョクの手下 ソ・ジソク室長:チェ・スンジン
ソン・ウビョクの手下 チャ・スンオン代理:パク・チョン
検事出身の国会議員 オ・テス:チョン・ウンイン
オ・テスの娘/ガンホの婚約者 オ・ハヨン:ホン・ビラ
オ・テスの妻: パク・ソナ
オ・テスの秘書 ファン・スヒョン:キ・ウンセ(特別出演)
ファン・スヒョンの子供: パク・ユゴン
オ・テスの秘書 ソン・イニョン
オ・テスの秘書 チャン・ユヌ
オ・テス家のメイド: オ・ミンジョン
オ・テスの友人(5話): ソン・ソンチャン
ハヨンの通うクラブの客/道上グループ会長の息子
ハヨンの見合い相手:キム・ジウン(ZB1)
道上グループ会長: イ・チャンジク
道上グループ会長の妻: イ・ウンジュ
<ヨンスンの若い頃周辺(1話)>
電気店の社長 サンチョル:ソン・サンギュ
村長: ペク・スンチョル
火災の証人: キム・ジュファン
火災の証人: パク・ヨンボク
中央港飼料供給店主: チョン・ソンチョル
農夫: チョン・デヨン
ガンホの住んでいるマンションの警備員: イ・ジュンヨル
農産物販売店店主: チン・ヨンウク
ジェニファー(1話): キム・チェヒョン
司祭(2話): パク・チャングク
医師(3話): クォン・ボムテク
医者(3話): パク・ジア
野球コーチ(3話); キム・シンユル
患者の保護者(3話): ノ・ウンジョン
患者の保護者(3話);イ・ヒョンソ
患者の保護者(3話):チョン・ヘギョン
寿司屋の主人(4話): チェ・ガイン
寿司屋の主人(4話): ソン・ナギョン
豚の買い手(4話): オ・スンテ
チョン・ジョングの父: ミン・ギョンジン
チョン・ジョングの母(4話): ク・ジェヨン
チョン・ジョングク(9話、13話): シン・ヒョンヨン
被害者の母親(4話): パク・ヒウン
ヤン・グマンの妻(4話): パク・スジン
警察官(5話、10話): イ・ドンヨン
靴屋(6,7話): キム・ナイン
不動産屋(6話): キム・テムン
胃薬を売る薬剤師(6話): アン・ヘウォン
胃がんを告げる医師(6話): イ・ジョンミ
おばあちゃん(6話): ソン・ジョンソン
おばあちゃん(6話):イ・ヨンシル
果物売り(6話): チョン・ソンウォン
ホラニみたいな犬の飼い主(7話): チュ・ヨナ
ガンホにたかろうとする学生(7話): ソ・ジャンヒョン
ガンホにたかろうとする学生(7話): チョン・セフン
ガンホにたかろうとする学生(7話): パク・テユン
農産物直売所でミジュに言い寄る男(8話):ミン・ウンシク
ガンホを調べる警察: ムン・ジョンデ
ガンホを調べる警察: チョン・ヨンソプ
ドンギ(9話): キム・ソンビン
裁判官(9話): キム・ジング
農村開発スタッフ(10話): ファン・ギュチャン
ウェディングフォトグラファー(11話): ソ・ドンヒョン
里長のスーツ仕立て屋(13話): リュ・スンリョン(特別出演)
トロット・ペクの音楽スタッフ(13話): リュ・ギョンファン
ガンホの知り合いの船長 チョ・ヨンジェ: ソン・ナギョン
引っ越してきた男の子: イ・シフ 이시후
ミジュのネイルショップ共同経営者 ソニョン:オ・ハニ
ソニョンの母: ナム・グォナ
ソニョンの友人/借金とり/架空の旦那: シン・スハン
ミジュが勤めたネイルショップオーナー: キム・ヒウォン
サムシクの仕事場の賭博場ボス: イ・ギュフェ(特別出演)
司法研修院でのガンホの同級生:キム・ソンビン
検察庁捜査官: キム・ヨンジュン
検察庁主任検事: ソン・ノジン
検察庁記録部事務員(9話): キム・シグク
検事(2話): ハ・ドンジュン
【個人的感想と記憶メモ】
・もっともっと母と息子の親子愛に特化した物語かと思いきや
父の死にまつわる復讐があったり、風変りでキャラ濃いご近所さんが
大勢出てきて人情モノでもあったり、殺し屋まで出てくるし、
同年同日生まれの幼馴染との関係や、
どーしようもなく純情な近所の悪ガキやら
ガンホを追ってるうちに良い農家になる悪い秘書たちもいるし、
検察話に、母親の病気、養豚場問題…とサービス良すぎて途中、
「こんな話を期待していたわけでは…」
「サービスは嬉しいけど、食べきれない…」
な気持ちになった視聴者も多かったはず(笑)
・アラフィフ世代の女優さんに、カツラなどかぶせて
20代も演じさせるという韓ドラあるある。
そこから母親になり、年を重ねさせ
胃がんでゲッソリとしてくるところまで。本当にお疲れ様です。
田舎に暮らして息子のことしか考えてなかった母が
自慢の息子が婚約者を連れてくると知り、
気合を入れた服装やメイクをするあたりの、
あの気まずいセンスの感じ。素晴らしいリアル感。
ちなみに、息子イ・ドヒョン(28歳)は、高校時代は
本人が演じてましたが、それ以下は子役2人で。
・いるよね。子供のため…と叱りながら、自分の引いたレールの上を
歩かせる親って。生まれた時から「検事になる」ことしか
許されなかった息子。“お金がなくて力がないから”だから検事になりなさい。
修学旅行にも行かせてもらえず、好きな絵も見つかったら
母に取り上げられていた。が、ガンホはちゃんと親元を離れてから、
ミジュと幸せに暮らしていた。スケールの大きすぎる(自分の人生を
丸ごと賭けた)復讐のおかげで、記憶を失ってからの第二の人生は
幸せになれた。
・ヨンスンは両親と弟を目の前で亡くしている。
やっと結婚したと思いきや、夫が権力者らに手をかけられ亡くなってしまう。
厳しく育てた息子には絶縁を(事情があるにはあるのだが)言い渡され
そんな息子が事故で記憶を失い7歳に戻ってしまう。かわいい盛りで
母親を慕ってくる息子を、息子のためとスパルタでリハビリをするが…
今度は、自分の体が悲鳴を上げていた。その彼女のお気に入りの歌が
「나는 행복합니다(私は幸せです)」
1980年発表の歌だそうです。
なーぬん、へんぼかむにだー♪
ちょっと頭から抜けないです(笑)。
・とにかく、イ・ドヒョンが可愛い。
公私ともに(笑)年上女をメロメロにさせる悪い男め。
イェジンとソジンと共に可愛さが過ぎる。絶対、いいパパになるやつじゃん。
メイキング観てても、ソジン(男の子)がドヒョンくんに懐きまくってます。
イェジン役の女の子は、お母さん役の
アン・ウンジンちゃんと仲よくしてました。
アン・ウンジンちゃん、女優とは思えないこの無防備さがいい。
アン・ウンジンちゃんの出演作品をもっと観たいという方は
「賢い医師生活」が断然オススメです。
イェジンを演じたキ・ソユちゃんもシーズン2の12話に出ています。
・怪しさと苛立ちに包まれたトロット・ペクを演じたペク・ヒョンジンさん。
つい最近でいうと「ハピネス」でク〇腹立つ住人を演じていたばかりで
出てきた瞬間「またコイツか…」と(笑)
毎回強烈なインパクトを残すから、もう…シンドイ
ペクさんはわりといい人でしたが、ハピネス…
未視聴の方は是非観て、むかついてください。
・物語をとおして、ずーっとマスクパックをつけてる里長の奥さん。
実は本当に日本のヤクザの娘だったという設定で…最終回で急に
カタコトの韓国語を話し出す。
「あんなに流暢に韓国語で毒舌はいてたのに」と夫に言われるさま。
最初は物語的に(画が)うるさいの出てきたなぁと思うのと同時に
こんな顔隠す役に出演OK出した女優さんの心の広さよ…と感心しましたが。
演じているのは「シスターズ」で超怖いお姉さんだったパク・ボギョンさん。
しかし、まぁ…韓国エンタメは日本人じゃない日本人を仕込むのが好きよね。
私で良かったら日本語監修のバイトでも入ろうか?
(韓国語できなくても良ければ)
アンドレアの韓国語カタコトはいいの、問題ないの。
・豚、二回の火事と伝染病で3回も災難に遭う。
いくら豚だからって焼きすぎ。
・どうしようもないドラ息子のサムシク。ただ純真。まっすぐ。
そこに盗まれるものを置いておくのがわるい(笑)。
サムシクを演じるユ・インス。昨今では、還魂もだけど
舞台裏では超人気者。メイキング独占じゃん(笑)。
・ウビョク会長ことチェ・ムソンさんとオ・テス議員を演じた
チョン・ウンインさんは刑務所のルールブック仲間で出演してますが
この作品には、イ・ドヒョンくんも出てきます。
ちなみにチョン・ウンインさんは「君の声が聞こえる」で
このオ・テスが可愛く思えるほど執拗な腹立つ犯罪者を
演じているので、興味があったら是非どうぞ。
・船長がさ、最後子供を預かっててくれてよかったよね。
船長はトッケビの1話で女性の死体運んでいた人よね。
メイキングでは、最後の子供連れてくる場面で(あの子は
ドラマ初出演だったみたい)子供が泣いちゃってるのを
あやしてる、このソン・ナギョンさんとオ・テス議員が
優しいおじさんだから是非見てみて。
・いきなりの裁判所での母の「万歳(マンセー)!」の勢いにビックリする。
病気を抑えて戦う表情などの繊細なリアリティーの芝居からの大声での万歳!
とか、感情がおいつかない。
・ガンホとミジュのラブラブな場面、なんか安心して観ていられるのはなぜ。
おでこにキスされて、こんな近いのになんで?しないの?って唇を指さす
ミジュが可愛すぎてだな…💕
・最後にオンマたちの女優モード写真を載せて終わりにしまーす。
星は
★★★★★★★☆☆☆