D.Pシリーズが帰ってきました。シーズン2というより
話数的には7.8…と繋がっているようです。
日本題: D.P 脱走兵追跡官
韓国題: D.P. 시즌2
シーズン1は2021年8月27日配信開始、
シーズン2は2023年07月28日から配信開始。
監督: ハン・ジュニ
脚本: ハン・ジュニ / キム・ボトン
原作: キム・ボトン「DP 犬の日」
NETFLIX 全6話（シーズン1と合わせて全12話）
毎回冒頭に、テロップで
「大韓民国国民である男性は、憲法とこの法律で定めるところにより
兵役義務を誠実に遂行しなければならない」（大韓民国兵役法第3条）
と出ます。
公開が始まってすぐに視聴したんですけど
まとめるのに半年近くかかりました。
若い男性を集めて国を守ることを教える？兵役というシステムが
ちょうどその頃あたりから我が推…というか我が子たち？が関わってきてて
なんか気分的に重いというのもあったんですけど…
【 あらすじ ストーリー 】
アン・ジュノは、軍隊から脱走した兵士たちを追跡し連れ戻す任務を
担う軍務離脱逮捕組、通称D.P.に配属されて活躍している。
ジュノは時を経て、陸軍一等兵となったものの訓練で命令違反を犯し
廃級処分となり雑用ばかりしている。
バディを組んでいたホヨルは、ソクポンの事件をきっかけに心を病み
失語症にかかっていた。
ソクポンの「暴力に直接加担した者だけでなく見て見ぬふりをした
傍観者もまた同じ」という言葉に、
ジュノもホヨルも強く打ちのめされていた。
だが同じように起きたキム・ルリの事件をきっかけに再びD.P.として
タッグを組んだ二人は、今度こそ傍観者にならずにルリを救おうと奮闘する。
7話 梅雨
8話 ダーティープレー
9話 カーテンコール
10話 プルコギ怪談
11話 アン・ジュノ
12話 明日
以下、キャスト等はネタバレゾーンに置いておきます。
シーズン1と合わせても、全12話です。サクッと観られます。
ご視聴をどうぞ。
【 出演者 キャスト 】
ドラマオリジナルキャラ☆ 特別出演は特出
《陸軍第103歩兵師団》
D.P/憲兵隊 アン・ジュノ一等兵: チョン・ヘイン
D.P/憲兵隊 ハン・ホヨル上等兵: ク・ギョファン
軍脱係長/捜査課軍務離脱担当捜査官 パク・ボムグ中士: キム・ソンギュン
☆憲兵大将補佐官/大尉 イム・ジソプ: ソン・ソック
第10代憲兵隊長/ヨンドクの後任 ヤン・ドゥグァン: イ・ギュフェ
元憲兵隊長 チョン・ヨンドク: ヒョン・ボンシク
憲兵特別隊特任助長 キム・イルソク: キム・ボムス
憲兵隊長ソ・チャンデ中佐: パク・ユンヒ
D.P パク・セウン二等兵: ユ・スビン
捜査課速報室所属 ホ・ギヨン上等兵: パク・セジュン
キム・ルリと同室 キム・イルソク: キム・ボムス
キム・ルリと同室 キム・イルソクの相棒: キム・ジェホ
D.P元組長 パク・ソンウ: コ・ギョンピョ（特出）
憲兵特任隊 チョ・ソクポン一等兵: チョ・ヒョンチョル（特出）
元憲兵隊/除隊 ファン・ジャンス: シン・スンホ（特出）
《国軍本部本部法務室》
室長/軍特別捜査団長グ・ジャウン准将: チ・ジニ（特出）
☆法務将校/軍特別捜査団副団長/ジソブの元妻/弁護士
ソ・ウン中領: キム・ジヒョン
高等検察部軍捜査官 オ・ミヌ准尉: チョン・ソギョン
国軍本部軍人: ノ・ジェウォン
オ・ミヌの取り巻き軍人: イ・テクグン
<武装脱走兵キム・ルリ事件（7-8話）>
ソクボンの友人/第18機甲旅団一等兵 キム・ルリ : ムン・サンフン
同室の兵士 チョン・ヒョンボム: クォン・ダハム
ルリの母: ファン・ジョンミン
ヒョンボムの母親: ヤン・マルボク
同室の兵士 チョン・ソンホ: ナ・ヒョヌ
キム・ルリ事件の現場にいた兵士: シン・ドンリュク
<チャン・ソンミン事件（9話）>
砲兵隊団上等兵 チャン・ソンミン: ペ・ナラ
刑事: イム・スヒョン
タイガー実業 猫野郎: ユン・デヨル
タイガー実業の仲間: ユ・ドンギュン
ソンミンが働く洗濯物工場長: ホン・ソクビン
タイガー実業親分の老人脱走兵: チェ・ジョンウォン（特出）
タイガー実業メンバー: パク・セヨ
脱走兵チョン・ヒョンミンの元恋人ムン・ヨンオク: ウォン・ジアン（特出）
ミュージカル 企画演出家 チ・ユナ: オ・ジヘ（特出）
航空会社職員: キム・ヒョンチャン
航空カウンタースタッフ: ヨム・ジヨン
<地雷事件（10話）>
地雷被害者 副GP長ナ・ジュンソク下士: イム・ソンジェ
前線部隊GP所属 シン・アフィ一等兵: チェ・ヒョヌク
小隊長でありGP長 ホ・テサン中尉: ソン・ジェリョン
軍人権センター幹事/自殺した脱走兵シン・ウソンの姉
シン・へヨン: イ・ソル
USB処理/コンピュータ技術者: ピョン・ジンス
ホヨルの入院する軍内の病院看護師 (7話): イ・ウジョン
車の中のヤン・ドゥグァンの妻 (7話) : イ・ジャリョン
ヤン・ドゥグァンの息子 (7話) : キム・ゴン
軍人権センター国家賠償裁判裁判官 (12話): チョン・ジホ
: シン・スンホ（特別出演）
ジュノの母: パク・ミヒョン（特別出演）
ジュノの父 アン・テヒョン: クォン・ヘヒョ（特別出演）
ジュノの妹 アン・スジン: イ・ヨン（特別出演）
<過去の脱走兵（7話ダイジェストで）>
ジュノがDPとして初めて追った脱営兵シン・ウソン: パク・ジョンウ
第103歩兵師団所属脱営兵/地下鉄で発見チェ・ジュンモク: キム・ドンヨン
首都防衛司令部第53歩兵師団 チョン・ヒョンミン: イ・ジュニョン
捜索大隊 ホ・チド: チェ・ジュニョン
【超個人的感想と記憶メモ】 ネタバレ含む
・物語の舞台はシーズン1より6ヶ月が過ぎた2015年4月の設定。
・どこの国でもどこの部署でもイジメっていう名の暴力や殺人が
絶えないんだな。人間って愚かだな、と思います。
事件は個人の責任かもしれないですが、個人を集めたのは誰？というと
国であり。そんな集める法律がなければ出会っていないし、
失われる命もなかった。
・チョン・ヘインの眉間が険しすぎて、そのうちツノが生えてきそう。
・銃乱射して致死事件を起こしてしまったキム・ルリの母を演じる
ファン・ジョンミンさんが、化粧っ気のなさとかも女優魂感じて
すごいんですけど、息子のしでかしたことでショックで倒れて
D.Pに看病されつつも「私も怖い」と告白する場面で、
女優さんなのに顔の上半分（目元）を隠して芝居するという
上級テクニックがすごい。
・ 2015年の多様性の扱いがどうだったか、今現在だってLGBTと兵役は
どう扱われているのかわかりませんが、やはり印象深いのは
チャン・ソンミンの話。
演じたのはドラマは初だという、THE T-BIRDSのペ・ナラさん。
ペ・ナラさんは2018年ミュージカル「キンキーブーツ」で
ドラァグ・クイーンを演じたことがあるそうで。
劇中、仁川で歌った歌は「ヘッドウィック」の『Wig In A Box』という曲。
チェックインカウンターでの僅かな行き違いで偽造パスポートが
バレるかもしれないと逃げている間に、頭部を負傷。
その後も逃走を続け、破傷風と出血多量＋栄養失調で一人路上で死亡…
という、哀しい物語でした。
・憎らしいオ・ミヌを演じたのはチョン・ソギョンさん（53歳）。
年齢とアクションがあまりに合いすぎてなくて
（激しさのあまり自分もケガしそうだし、その技と
活用する場所の狭さがミスマッチすぎて）
なになに？まさか本人なわけないし、悪目立ち
している気がするんですけどぉ！とか言いながら
ご本人だとしたら御免なさいだし尊敬します。
（でも本当にピラティスで体を鍛えているという
interviewもあり、本物かも…）
追記; どうやら本物のよう。共演者たちが揃って、
アクションについてほめたたえているため。
・監督さんによると、シーズン1,2を通して、
ジュノはボクシング、ホヨルはレスリング、
ソクボンは柔道、そして今回のオ・ミヌはテコンドーだと。
・実際の地雷は、足を離す時ではなく、踏んだ時であり被害範囲は
180m以上との説も。
・憎たらしい若い兵士を演じたチェ・ヒョヌクが、「二十五、二十一」の時の
キャラと激変していて驚いたけど、実生活のスキャンダルの様子をみると
この兵士役のほうが地に近い様子に見てとれて草。
・裁判の話。国家保安法違反はあくまで敵国との話なので
この場合は「軍事機密保護法違反」だと…とのこと。
・ジュノとホヨルのコンビがいいことはもちろん、
パク・ボムグとイム・ジソプの渋いコンビもいいし、
イム・ジソプと元妻のソ・ウンの関係性もまたいい。
あとソ・ウンとシン・へヨンの女性コンビも素敵。
・コ・ギョンピョ、首のしめ方が気遣いたっぷり。優しい。
・最後は生きてたんだね…よかったー。
アン・ジュノの笑顔がやっと見られた！
やっとまとめ終わった…
兵士さんが多すぎるし坊主だし、服装同じだしで
だいぶ端折りました(笑)。
