日本題: Missナイト & Missデイ
韓国題: 낮과 밤이 다른 그녀
韓国JTBCで2024年6月15日から8月4日まで放送。全16話。
演出: イ・ヒョンミン / チェ・ソンミン
脚本: パク・ジハ
【あらすじ ストーリー】
公務員試験に挑戦し続ける20代の就活生イ・ミジン。
ある日、目が覚めると30歳も年を取ってしまっていた。
だが、日が暮れると元の姿に戻ることを知った彼女は、
多くのバイトや資格試験に明け暮れたこれまでの就活期間で
培ったスペックでシニアインターンとして就職に成功。
昼間は伝説のインターン、
夜は青春を謳歌する二重生活を始めるが……。
以下、画像から下はネタバレ含むので
簡単に感想ポイントだけ書いておきますと
・イ・ジョンウンとチョン・ウンジのスイッチぶりは
この芸達者なお二人ですから当然、面白い。
周囲のコメディ要素もたっぷり。
→でも「おばさん」をバカにする場面が多々あるので
世代によってはイライラする。
・サスペンス部分は手がかかっているわりに
いやいやいや…それは無理なんとちゃう?な展開。
おすすめ度は、★★★★★☆☆☆☆☆
以下、キャスト一覧です。
ネタバレ含みますので、
未視聴の方はご注意ください。
【 登場人物 キャスト 】
イ・ミジン/スンの姪(28歳): チョン・ウンジ(Apink)
昼のミジン/ソハン地検実務官補助 イム・スン(50代): イ・ジョンウン
ソハン地検刑事3部検事 ケ・ジウン: チェ・ジニョク
ソハン地検検察捜査官 チュ・ビョンドク: ユン・ビョンヒ
アイドルグループボーカル/薬物疑惑で
ソハン地検で公益勤務 コ・ウォン: ペク・ソフ
ミジンの母(スンの姉)精肉店店主 イム・チョン: チョン・ヨンジュ
ミジンの父 イ・ハクチャン: チョン・ソギョン
ミジンの叔母 イム・スン: ペク・ソミ
ミジンの少女時代: キム・イェビン
ガヨンの父/ハクチャンの親友/不動産屋 ト・ピョンガン: アン・サンウ
ジウンの亡くなった母/ロイヤル茶房勤務: ミン・チェウン
ジウンの幼少期: キム・ジフン
《ソハン地方検察庁》
次長検事 チャ・ジェソン: キム・グァンシク
ジウンの同僚検事 タク・チョンヒ: ムン・イェウォン
シニアインターン/元刑事 ソ・マルテ: チェ・ムイン
シニアインターン ナ・オクヒ
(コン・ウンシム/コン・ギチョル/クァク・グムファ): ペ・ヘソン
シニアインターン/最年長 クム・グァンソク: キム・ジェロク
シニアインターン/元軍人→死亡 コ・ナフン: チェ・ボモ
行方不明になったコ・ナフンの娘: シム・ヘリム
シニアインターン/元病院長 ペク・チョルギュ: チョン・ジェソン
ジウンの荷物を運ぶ事務員: ユ・テイ
クビになった検事実務官: イ・キプム
仕事が無駄だったことを伝える事務員: キム・ドア
仕事が無駄だったことを伝える事務員: チョ・ユジン
新人シニアインターン(16話): ドン・ヒョヒ
ソハン市連続殺人事件の担当刑事 クォン刑事: チョン・スギョ
詐欺師を調べるクォン刑事の同僚刑事: ヤン・ジュホ
過去のソハン市連続失踪事件の担当刑事 ノ・ジョンホ刑事: イ・ジョンヨル
ノ刑事の上司(8話): パク・ジェワン
コ・ウォン事務所の社長: イ・ハニ
コ・ウォンのマネージャー: キョン・キヒョン
コ・ウォンを狙った暴漢 チ・ドングォン: オ・ジョンテク
《フェンタニル事件》
五峰山に暮らす山男(4、10話): ソ・ナムヨン(特別出演)
ビョンドクが捜査のため会った賭博常習者: チェ・ギョシク
不良のゲームパートナー 3ミリスナ: キム・ガヒ(特別出演)
クラブホヴァンスタッフ(禿げ頭): チャン・ジェソン
フェンタニル配達人 ボピ(6話): ペ・ジェウォン
猫で金銭を取ろうとした学生(6話): ペク・ギョンソン
猫で金銭を取ろうとした女(6話): パク・ソルジ
クラブホヴァン店員/内通者 ファン・テジャ: キム・ヨンチュン
クラブホヴァンVIP ドヨン(4話): リュ・ウォンウ
クラブホヴァンVIP(4話): シン・ヨンソク
クラブホヴァンのエレベーター酔っ払い(5話): キム・ハクス
薬物常習犯/獄中死 ジ・ドンクォン: オ・ジョンテク
ドンクォンに手を下した看守(5話): チュ・スンド
刑務医療官(5話): ハ・ドンジュン
就活詐欺師 チェ・グンジュ: チョン・サンヒョプ(特別出演)
ミジンと同姓同名の公務員試験受験者 イ・ミジン: チェ・ヨンジ
公務員試験面接官(1話): ハミン
50代のミジンを取り調べる警察官(1話): パク・コンラク
猫を診た獣医(1話): キム・ヨンミ
ミンジを診察した医師(1話): チェ・ヨウン
祈祷師(1話): グ・テイル
ソハン市シニア就労支援面接官(1話): クァク・ヨンソン
ソハン市シニア就労支援面接官(1話): キム・ジュンファン
猫保護施設長(4話): カン・チャンヤン
精肉店の客(7話): イ・ヒョン
スンの元同僚/ソハン銀行 ソ・スンドク: イム・ユラン
精肉卸のチョン社長(8話): キム・ボンジョ
警察前でレポする記者(9話): チョン・ウヨン
国立科学捜査研究院 検死官(9話): キム・ジュンソク
ファドン病院看護師(9.11話): チョン・アヒ
ファドン病院の警備担当(9.11話): イ・チャンモク
ペクが雇っている私立探偵(11話): カン・ジウン
ペクが捜索願を出した24年前の警察(12話): イ・ダギョン
アナウンサー(13話): チョン・チェウン(特別出演)
怪文書の送り主/インターン希望者 カン・イドク(13、14話): チョ・ウナ
ロイヤル茶房(現ファリム堂)の前オーナー
クァク・グムファ(14話): キム・ミラン
取材記者(15話): チョ・ヨンジュン
ペク被告とコン・ギチョル被告の裁判官(16話): スン・ウィヨル
ミジンらが行った美容クリニックの医者(16話): パク・ジウォン
ソウルでの同僚検事 ユン・バク(16話): ユン・バク(特別出演)
検事アシスタント/ミンジの同僚(16話): ユ・ジェイ
モーテルでの殺人被害者/院長の妻 カン・ギョンヒ: ジュン・ウンチェ
本当のナ・オクヒ/連続殺人被害者: チョ・ジュギョン
以下、ネタバレ含む感想と記憶メモです。
再度、ご注意ください。
【超個人的感想と記憶メモ(やや辛口)】
・最後までタイトルが完全に覚えきれず(笑)。
・ミスリードというか、伏線の種のようなものが巻かれまくって
いるわりに、つながりが今一つ…。
「猫」「井戸(に落ちる)」「斧」「ケシの花とフェンタニル」
(※ケシの花本体を持ち歩いている意味よ。抽出したものを持ち歩いているならともかく)
「事故物件」「叔母とミジンの母娘のような関係性」
「ペク院長の犯人説」「手の込んだ真犯人の執念」…うーん。
・ケ検事の住居は「元医師の妻が殺されたテホモーテル303」
の一室、なのよね。まだケ検事の母が発見された部屋とかいう
ならともかく、母は普通に行方不明のまま。
それ以降、年月を経て、建物の外観も間取りもリフォーム
されているっぽく見えるし、ガヨン父が管理しているのに、
娘を部屋が違うとは言えそんな事故物件が出ていたマンションに
住まわす?
・猫がめっちゃCG。猫は化け猫だった設定なのかな。
猫を救おうとして一緒に井戸に落ちる(誰が救った?)→
“就活が上手くいかずいっそこのまま消えたい、違う人に
なりたい”と思いながら井戸に落ちる→猫は叔母さんが
生きていた頃、ミジンとともに可愛がった猫にそっくり。
…魔法のスイッチみたいなものかと思ってましたが、
猫を見かけたタイミングとかもあまり関係ないようだし
結局は昼のミジンが部屋に(夢で)現れて挨拶して別れる…
みたいな感じで、猫あまり関係なかった?
・海外サイトでのこのドラマの評価が割とめちゃ高くて、
「え?違うドラマ観てたかな」な感じ(笑)。
確かに二人のイ・ミジンの行ったり来たりは面白いし、
ユ・ビョンヒさん、キム・アヨンさんら周囲の緩和担当(笑)
のキャスト陣も面白い。
だけど、ミジンの「このままおばさんだったらどうしよう」
「この姿では(この姿のことは)ケ検事に真実を話すことも
できない」の同性でも嫌がる「おばさん」から始まって、
ケ検事も物語冒頭「おばさんは仕事ができない」
「おばさんはパソコンも早く打てない」
「(掃除バイトのシニアなど)学歴のない人間は仕事ができない」
と、おばさんの姿をしたミジンに、見下した嫌がらせのための
仕事を押し付けるパワハラ男よ?
終業時刻過ぎに夕飯の買い出しに行かせ、それで慌てて買いに
出かけたのを見てニヤついている性格の悪い男よ?
根性を試す目的かもしれないけど、やり方が汚い。
女によって(年齢によって)態度を変える。
一度も、ケ検事にときめくことなく終了したのは残念。
・最初のうち、おばさんになったら就職できるとか
おばさんならではの良さで、社会に対応していく
50代ミジンの活躍と差別を覆す力を期待していたんだけど
あっちいっても差別、こっちいっても差別。
おばさんって大変だわ…。
親友以外で唯一おばさんの姿のままでも、見た目を恥じず
おばさんの時も若い姿の時でも、同じ距離で接してきたのは
(真実を知っていたからだけど)コ・ウォンだけ。
そりゃ彼女をストーカーしていたのはよくないけど
(実家の家の門前で、恋人を待ち伏せてる検事もなかなか)
ちゃんと精神面も理解しようとしていたし、思い出として
曲まで残すし(笑)、推せるぜコ・ウォン。
・最初の物騒なシーン。ズボン履いたスタイルで斧で襲ったあと
水の抵抗をものともせず、川をじゃぶしゃぶ走って被害者を
追いかけてバラバラにした?と。走り方がガニ股だし、
ガタイもどう見たって、真犯人の背格好じゃないし。
共犯者がいたぐらいのほうが納得できた結末。
意識失った女性を一人で引きずって動かすのも
遺体のための穴を掘るのも、よっぽど体鍛えてなければ
重労働のはずなのに…。
遺体を日の出前にお爺さんが見つけて通報。
警察がすぐ捜査に来て、ケ検事が来たときには
周囲が真っ暗の夜…とか、多分撮影スケジュールの
関係なのかわからないけど、なんか…細かい所が雑。
そもそも、ペ・ヘソンさんがあんな脇役なわけないので(笑)
怪しいなと、かなり初期から思いますよそりゃ。
・同じ人格で外見だけが変わった…という設定のはずが、
ケ検事と恋人になった途端に、夜は思った以上に考えこむし、
昼は昼で嫉妬やらニヤニヤしたりの恋愛中心になってるし…
つーか、なんで親にも恋人にも話せない秘密主義なんだろう。
今まで心配かけたてきたから…とか思ったとしても、
あのドンとこい的なお母さんと優しい父なんだし、
親には話しても良かったんでは、と思う。
おばさんになったプラスポイントを、いい意味で若い本当の
自分に取り入れていく感じとかになればよかったかなぁ…と。
昼のミジン=行方不明のおばさん説もなぁ。
生きていればこんな感じ、似てる…って言われましても。
↓本物イム・スン(若い頃)と、昼のミジン
・「1本目の電話の人だと勘違いし、2本目の電話に怒鳴って出たら
別な人だった」「探していた本に手が届かず倒れかけて本が一斉に
棚から崩れてくるのを居合わせた男が守る」
「窓かと思ったらカーテンあけると壁に事件資料貼り巡らしてる」
(自宅に捜査資料を持ち出すのって情報管理的にどうなんです?)
「公衆電話が無人で受話器がブランブランしているのは事件発生」
「一人で山に行き、ロープをひっかけたのは誰なのかわからないけど
突然クライミングをはじめる」
「手縄は案外簡単にほどけるようにできてる」と、若干古典演出。
「車が横ツッコミして車大破」がなかったのは褒めてあげる。
・看護大卒→カフェ経営→潰れた→美容注射のバイト→
宝石を盗むためお客(ペク院長の妻)に薬物を投与して
殺し手首を切る。ジウン母は女性拉致の現場を目撃され通報
されそうになり殺害。ペク院長から妻の通帳を持った者が来たら
教えてくれと言われていた銀行員のイム・スンも犯罪に気づいたために
殺された。ナ・オクヒを殺害、それを目撃したコ・ナフン(男)殺害。
イ・ハクチャン(男)の拉致監禁、イ・ミジンの殺人未遂。
自分の犯罪の隠蔽のため?身分を隠して老けた変装までして
検察庁にもぐりこむし、お金目的の犯罪じゃないの?
細腕のおばさん一人の体力でこなせる事件の量じゃないのよ。
・チェ・ジニョクさん「哲仁王后」のあの人じゃん!と
気付くまでに時間がだいぶかかった(笑)。
・長年探していたお母さんを発見して涙を流すケ検事が
ケ検事のそれまでの性格やら、検事としての実績やらとか考えると
人に見せない泣き方をすると思ったんだけど、子供みたいな
泣き方しましたね。ずっと強がっていた、のかな。
でもおばさんをバカにしていたのは許しませんからね(笑)。
一番、泣き方が上手いな…役にマッチしていたな…と思ったのは、
ナフンさんの娘役のシム・ヘリムさん。
・番組が進むごとに、田中樹っぽさを感じ始めていた(笑)
ペク・ソフくんは、2019年にはハンジュン(本名)の名で
サバ番「TO BE WORLD KLASS」に出演してデビュー目前
だったようですがスキャンダル(理由は出てこない)で
離脱したようです。顔がアイドルしてますもんね。
こちらも「美男堂の事件手帳」に出てたことに気づきませんでした。
・7話でウンジちゃんが所属するApinkの「Mr.Chu」を
イ・ジョンウンさんと共に披露。
どちらも好きな女優さんなので、最後まで完走できました。
コ・ウォンに幸あれ。