日本題: 殺し屋たちの店
韓国題: 킬러들의 쇼핑몰
英題: A Shop for Killers
原作: 小説「殺し屋たちのショッピングモール」 カン・ジヨン著
脚本: イ・グォン / チ・ホジン
監督: イ・グォン / ノ・ギュヨプ
Disney+ 8話。2024年1月17日から2月7日
「叔父にしたい韓国俳優ランキング」があるとしたら、
トップ2はイ・ドンウクさんか、コン・ユさんなのよ。
日本だと……ムロツヨシかな(笑)。
【 あらすじ ストーリー 】
大学に入学したばかりのジアンは、警察から叔父のジンマンが
自殺したと知らせを受ける。
ジアンの両親が亡くなって以来、親代わりだった叔父は
謎めいた存在ではあったが自殺を図るような人物ではなかった。
葬儀を終えた後、突然叔父の携帯に高額の振り込みの連絡が入る。
不審に思ったジアンは叔父が立ち上げたというウェブサイトに
アクセスするが、それは農業用品のオンラインショップだった。
さらに、叔父の元でバイトをしていたというジアンの小学校の
同級生ジョンミンの力を借りてソースコードをたどっていくと
殺し屋御用達のオンライン兵器販売サイト「マーダーヘルプ」を発見する。
危険を察知したジアンはオンラインショップを閉店しようとするが
「次はお前だ、ジアン」というメッセージが届く。
悲しみに浸る間もなく謎の殺し屋集団から命を狙われ始め、
叔父が住んでいた家に監禁状態となったジアン。
しかし幼い頃、叔父から受けていた訓練を思い出し
生き残るために困難と立ち向かうことを決意する。
【各話サブタイトル】
1. マーダーヘルプ
2. 3回の“チョン・ジンマン”
3. 強者は吠えない
4. ショッピングモール
5. バビロン
6. チョン・ジンマン
7. 罠
8. よく聞け、チョン・ジアン
いやー、面白かった。
8話がちょうどいいとも思ったし、
8話じゃ物足りなくも思った。
で、多分シーズン2はある。
以下、キャストはネタバレゾーンに置いておきます。
是非、990円払ってディズニープラスでご鑑賞ください。
映画よりお安く、こんな充実した作品が観られるなら
チョン・ジンマン: イ・ドンウク
ジンマンの姪 チョン・ジアン: キム・ヘジュン↓(上)
ジアンの子供時代: アン・セビン(中)
ジアンの13歳: チョ・シヨン(下)
元傭兵/スナイパー イ・ソンジョ: ソ・ヒョヌ
元傭兵 ベイル: チョ・ハンソン
Sランクの殺し屋/ラオスから来た ソ・ミンヘ: クム・ヘナ
ジンマンの仲間/ジアンの師匠/タイ出身 パーシン・クラデック: キム・ミン
ジアンの同級生 ぺ・ジョンミン: パク・チビン
ジョンミンの小学生時代: キム・イェギョム
ジンマンの友人/武器商人 ホンダ: パク・ジョンウ
ジンマンの元でアルバイト/色素性乾皮症/ホンダの弟 ブラザー: イ・テヨン
子どもの頃のブラザー(7話): キム・セホン
ジアンの高校時代の彼氏未満 ジュンミョン: ゾ・ジアン(特別出演)
ジンマンの母 パク・ヨンスン: チャ・ミギョン(特別出演)
ジンマン兄/ジアン父 チョン・ジンチョン: ハン・チョルウ
ジンマン兄嫁/ジアン母 パク・ウニョン:ソン・アギョン
《バビロン》
隊長 イ・ヨンハン: アン・ギルガン
子持ち傭兵 ジュンチョル: チョン・イフン
クマ: ドン・ミルズ
双子の兵士: カン・ヒセ
双子の兵士: カン・ヒジェ
幼少のジアンを襲いに来た傭兵: キム・ヨンソク
髪が長い傭兵: ペク・ミンジュン
新人 キム・ソンファン: パク・サンウォン
ホンダの店に忍び込む傭兵(7話): アン・ソンボン
《ソンジョグループの殺し屋》
ベテランの殺し屋 キム先生: キム・ジュンベ
殺し屋/元海軍特殊部隊/新婚?: キム・ミンソン
殺し屋: キム・ウォンジョン
殺し屋: ナ・ジュホ
殺し屋: コ・ドンヒョン
殺し屋: イム・ジュンヒョン
殺し屋: シン・ヨンオク
殺し屋/ナイフ/せっかち: イ・ソンミン
殺し屋: イム・ジュンヒョン
殺し屋: チャン・ドゥギョン
運転手 ボンゴ: ファン・デギ
交通事故の女/殺し屋: イ・ヒョン
ジアンに蹴られた性暴行未遂犯 (1話): チェ・ヒョンテ
女性警察官 (1話): イ・ウン
警察官: ファン・インム
警察官: コン・ドョン
イェチョン警察 パク・ジヌ刑事: キム・ユンソン(特別出演)
葬儀会社スタッフ (1話): キム・ヒョンミン
葬儀参列者/ジンマンの同級生 (1話): キム・ジュイル
葬儀参列者/ジンマンの同級生 (1話): パク・ソンファン
葬儀参列者/ジンマンの同級生 (1話): ハン・ウジン
ジンマンの少年期: チェ・ジンソ(최진서)
ジアンの同級生でいじめっ子 (2話): キム・テイ
ジアンの同級生でいじめっ子 (2話): シン・テヤン
ジアンの担任 (2話): キム・ジスク
ジアンの中学の友人 チャ・ミンスク (4話): イ・テユル
ミンスクに絡む男/ジアンの初実戦 (4話): イ・ジェハク
ミンスクに絡む男/ジアンの初実戦 (4話): イ・ジェヨン
民間人殺害事件裁判の検事: ヤニー・キム
ジョンミンの友人 (5話): チュ・ジョンフン
日本人ヤクザ(日本語下手) (7話): イ・ワンス
日本人ヤクザ(日本語下手) (7話): イ・グォン(監督)
日本人ヤクザ(日本語下手) (7話): イ・ウォンソク(監督)
イ・ヨンハンの孫 (7話)キム・ハンソル
バビロンが雇った店の客 パク・ジェホ (8話) キム・ゲヒョン
バビロンが雇った店の客: チョ・イテク
バビロンが雇った店の客/ヒゲ チェ・ヨンイク(최영익):
ジンマンの中高の同級生/ジアンを乗せたタクシー運転手:
キム・ハンジョン(特別出演)
タクシー運転手の少年時代: リュ・ソクホ
J1クリーニング/死体処理イエローコード; パク・グァンジェ
続きまして、ネタバレをさらに含む感想枠です。
未視聴の方は踏まないように!
叔父ジンマンとその姪ジアン
左からめっちゃ強い師匠、じあーん、イケメンでクールな叔父です。
【超個人的感想と記憶メモ】 ネタバレ含む
・以前から思っていたけど、イ・ドンウクさんと姪っ子ぐらいの
年の差の女の子との相性がとんでもなく良い。
「トッケビ」でも、同居するウンタクとの関係が非常に良かったけど
今作もまさにソレ✨
近寄るとカラかったり、怒らせたりするけど実は遠くから見守ってて
いざとなれば命をかけて助けてくれる的な。
本当…私の叔父さんになって。
・物語冒頭からここはどこ?戦地なの?なぐらい銃器を持った男たちと
ボロボロになって壁を爆破されたあとの家が出てくる。
時系列はバラバラ。
なぜこんなことになっているのか、相手はジャージ姿の女の子だぞ?…
というところから一気に物語に引き込まれる。
・まだ7歳のジアンを殺し屋たちが狙う。その時助けに来てくれたのが
話すことができないジンマンの友人ホンダ。
ホンダは命を落としてしまうが、彼には外に出られない弟がいた。
ジンマンはその弟であるブラサーも責任をもって連れて帰り
仕事場に住まわせる。
その時のトラウマでジアンは手首をくわえたハイエナの幻想や夢を見る。
・何年も連絡を寄越さない次男坊のジンマン。7年8か月ぶりに
家に帰ると母親はその間病気に知らない間に姪も出来てた。
姪が食べようとするご飯は横取りするし、何をしていたんだかもわからない。
でもある時、ジンマンの母親(病死偽装)、
兄弟とその嫁(夫婦で殺し合い偽装)が殺害される。
ジンマンに恨みを抱く者が家族全員を抹殺しようと企んでいるからだった。
生き残ったのは姪のジアンと二人。親代わりとなり、田舎町に
要塞のような家を建て姪と叔父でのんびりと暮らしていた。
夕食後にのんびりアイスを食べながら「死角」について語ったり。
その時には役に立つ話だと思っていなかったが、
数年後には女子トイレに忍び込んで女性を襲おうとした男を、
防犯カメラの死角でボッコボコにしてるジアン…成長(笑)。
・姪に容赦なしで(重い荷物も自分で持たすなど)
心も体も鍛えていく方針?のジンマンおじさん。
・7歳の頃のジアンは、殺し屋から逃げるため中層階から
ぶらさがりソファにダイブ。走って逃げている所で
運よく?車にはねられる。
車にはねられて多くの人が注意を寄せた結果、
一旦は殺し屋たちを撒けた。その事故のあと、怪我を治療するため
入院するジアン。しかし病院にも殺し屋たちがやってきて、
気付いたジアンは霊安室に逃げ込み、死んだ母が保管されている
遺体箱の中に潜りこむ…死人は怖いけど、選ぶなら母親のそばで…と
いうジアンを描く脚本、天才か。そして切ない。
難を逃れてから一か月。ジンマンとジアンは一緒に暮らし始める→
この騒動がショックでジアンは失語症に→学校ではいじめられる
(この時、本当に声が発せないのか試すため、倉庫に閉じこめたのが
ジョンミン。なのに数年後友人のふりして家に現れるから相当厄介)
この騒動のさなか、ブラザーはジアンがあの家に越してくる
一週間前から住んでいた。
・ジンマンからの教訓。
「弱い奴ほど吠える。強い者は吠えない」
「怖い時ほどしっかり目を開けて見ろ」
「学籍番号は憶えておけ」
・ジアンのバイト代を踏み倒した店長は事故に遭い全治6か月のケガ
→ジンマンが自分が手足を折ってやった→信用しないジアン。
ジアンを苦しませるやつは、裏で叔父が容赦しない。
・ジンマン死亡より一年前、大学入学を機に一人暮らしを始めたジアン。
ジンマンの顔を一度でも殴れば一人暮らしを許可する…という流れから
ジアンはムエタイを習いだす。月日が流れ、体を鍛えているうちに
雪の中でも体から湯気だして半袖でいるジアンがカッコよかった~✨
・部屋に鉄格子をつけたり丈夫な収納家具を持ち込むジンマン。
「銃弾が降り注ぐ時には、中に入れ」
と伝えるが、銃弾?とジアンは本気にしない。
・ホンダは日本人なの?ただメカに詳しいからホンダなのよね?
ミンヘ姐さんは中国籍?
・ジョンミン(パク・チビン)のイっちゃってる感じがすごい。
(ちなみに彼も「調査官ク・ギョンイ」出演)
元?天才子役だそうだけど、こんな汚れ役もがっつり芝居する
大人顔負けぶりがほんと驚く。日本で例えば福ちゃんが
人を殺したりする役を引き受けるなんて想像つかないもんな(笑)
普通にチビジアンとジョンミンくんは可愛いんだが(笑)。
・葬式にバビロン隊長の「戦友 イ・ヨンハン」から花輪が。
葬式には双子のあいつらもいる。一人きりで呆然としている
ジアンのそばには何気に、タクシー運転手がいるし、
ジアンがタバコを吸いに行くと隣には体の大きなおじさんが付きっ切り。
(体の大きなおじさん、ムービング以来)
タクシー運転手は少年のころ、ジンマンに命を救ってもらったことが
あるというエピソードも。
・傭兵、兵士として戦争の現場に行き、一度血の世界をみたら
まともではいられない…っていうのと、ジアンを助けにまず
一番に来てくれたのが同じく女性だった…というカッコよさ。
(最初は完全に敵だと思われていたけど)
ミンヘ姐さん、最後には「おんに!」って呼ばれてて、
是非続編にも生き残っててほしい(今はパーシンがどこかに連れて行った)
・親もなく施設で育ち金目のもの欲しさに殺し屋をしているもの、
血なまぐさく人が死んでいく様子に快楽を覚えるため殺す者、
子どももいて「仕事として」殺し屋をしているもの…
など、殺し屋ゆーても様々。
・美術監督曰く、住み慣れた家にするため、昔の実際の家の写真を元に
実際の仕上げ材を使用しセット作りをし、道も手作り(笑)、
塀の上には雑草も植える丁寧さ…💸💸💸
・監督は、さまざまなアクションを盛り込むため、役により武器を変え
カットは最小限にし、息遣いを感じられるほど近距離でも撮影…
したんだそう。
・長い物語のようでいて、メインとなる現代はジアンが叔父の
葬儀から帰ってきて僅かの一日で起こる出来事。
一日で様々な知らない叔父の一面を知ることとなり、
多くの敵に命を狙われ不法な武器ショップを引き継ぐのか否かの
選択まで…めちゃめちゃ多くの決断が迫ってる!
・毎回、「イントロをスキップ」が丁寧に出てくるけど
イントロが超短くてスキップするまでもない。
原作のカン・ジヨンさんは「最近多くのコンテンツを倍速で見るが
『殺し屋たちの店』はスキップすることができないほどに
監督が一寸の無駄もなく作業されたんだ』と思った」
…そう。その通り!
・元々経っていた家を強化して要塞にするための建て替えの期間、
ホテルに泊まらず智異山へ。
熱を出すジンマン→下山して助けを呼びにいくジアン。
ジンマンの熱は薬を服用してわざとあげたもの。
↑死亡偽装の時もこれの系?
・みんな、忘れちゃいけないけどジアン役のキム・ヘジュンさんって
調査官ク・ギョンイでは、連続殺人を軽々やってるし(笑)、
キングダムは怖い王妃を演じていたの。今回はあくまで一般の
か弱い女の子…かと思いきや、芯がめっちゃ強い。
自ら体も鍛えにいってムエタイを習得するの✨
どこか強く見えるように、緑と赤の入ったジャージに衣装を決めたそう。
ってか、殺されかけたり親を殺されたり強くならなきゃ
生きて来られなかったから…というところに非常に共感を持って
観た…というのも、私が気に入った理由かと思います。
・みんな大好きミンヘ姐さん(笑)。制作発表会見で
「韓国のアンジェリーナ・ジョリー」と紹介✨
ラオスで殺されかけた(潜伏してた?)ところをジンマンに救われて
しばらくはホンダの仕事場に隠されていたが、教えてもいないのに
銃の組み立てができたり…と、怪しい。
彼女もパーシンから武術を学ぶ。
銃の扱いには慣れているけど、身体能力は高くなかった?
ホンダの仕事場が襲撃された際には、あっさりと敵を倒して
死体隠滅のため店に火を放つ。
その後韓国で中華料理店に勤めていた様子。
謎、謎、謎。シーズン2でも出てきて欲しい。
・ジアン役のキム・ヘジュンさんはムエタイを、ミンへ役の
クム・ヘナさんはグラップリング(関節技や締め技)を
徹底的に特訓したそうで。
かなりアクションシーンは大変で、女性陣みんな
降板を考えるほど(笑)だったらしい(笑)。
・原作のジンマンは、禿げたおじさん。
しかし、若い頃の戦闘場面などの場面もあるため
「ジンマンの過去を描くのにハンサムな俳優が必要だった」と監督。
涼しげでクールなキャラクターに相応しい俳優として
イ・ドンウクさんにオファー。
ドンウクさん曰く「今まで披露してきたアクションはファンタジー要素が
強かった。魔法も使うし刀も使った。しかし、今回は銃も使い、
接近戦で戦うため、より現実的に感じられると思う」とのこと。
確かに…ファンタジー多いよね…
そういいつつも、合気道2段の腕前。
実際の役作りで禿げるわけにはいかないので(笑)
体重をいつもより増やして大きく見せて、
ヘアとメイクは超ナチュラルにしたそう。
あんな濃い顔のイ・ドンウクさんが引き算してほぼスッピンとか
サラサラ髪とか…それはもう…
リア恋枠にエントリーされましたことをお知らせいたします。
この作品は「イ・ドンウクの代表作」にも選びたい。
・4話のパーシン師匠によるムエタイの特訓よかったなぁ。
それもそのはずで、幼い頃からテコンドーと合気道やってて
合気道師範だそうです。スピード感が違う💕
演じるキム・ミンさん。タイ出身の役なので、
タイに行った事がないけどタイの礼儀を守る為にタイの方々に会い
全身でタイの文化と言語を最大限習得しようと努力して
ムエタイも熱心に訓練したそう。タイ語訛りの韓国語もしっくり。
キム・ミンさんも、クム・ヘナさんも日本語で検索する限り、
今作以外殆ど情報が出て来なくてそれぐらい今回の役が
当たりだったんだと思って。今後の活躍が楽しみです。
・パーシンはジアンが高校の時に突然一回姿を消している。
電話でもタイにいるお母さん?と話していて手術の話をしている。
そういう関係かな?
パーシンとジンマンのベタベタしていない信頼関係もとてもいいので
是非シーズン2でカムバしてほしい。
・5話の「ちぐん!」からの閃光弾スロー、
ダダダッダダダ♪姐さん飛び出しーの、
逆さまのまま撃ちまくりーの
音楽かきたててくるーの、の
あの場面、最高の高。
・私も銃の握り方や保管方法、
分解や組み立て方法を学ぶべきか?と要らぬ心配をしている。
・で、ベイルはどこいったん?
最後にほんわか殺し屋さんたちとジアンちゃんです。
微笑ましい✨