韓国ドラマはアロマです(仮)

韓国ドラマのまとめが増えてきたので、こちらで管理することとしました。辛口気味に好き勝手なことを言っています。ネタバレを多く含みます。未視聴の場合は回避をお願いいたします。

Piper#3「ホセ中村とギャッフンボーイズ※都合によりホセ中村は出演いたしません」

2002年7月25日~28日(うち、25日と27日に観劇) スペースゼロ

芝居のレポは書くまい書くまいの精神で!(笑)は

変わっておりませんが、

最近は演劇率が高く記憶があいまいになってきてしまっているので、

これから気が向いたときには公演データといった形で残しておこうと思います。

…見た人しかわかんない文章だと思います(笑)。

Piperとは。

後藤ひろひとさん、川下大洋さん、山内圭哉さんの3人の…ユニット。
元は後藤さんと川下さんの2人で組まれた『組織』で、

彼ら2人は吉本興業所属。
そこに2001年4月山内さんが入った、と。

後藤さんは元遊気舎座長で作家・演出家。

よく「大王」と呼ばれてますな。
見れば納得の風貌なんですが、実は私と年が変わらず…。

弱冠かよっ!とツッコみたくなりますが
いわゆる「子供の頃に抱いていた30代入り口の人の

イメージってこんなだったな」的です。
川下さんは元そとばこまち所属で…よく「Doc」と呼ばれているようですな。
山内さんは元リリパット・アーミー所属の役者さんで
(それ以前の活躍も色々色々とあるようですが)
退団後、Piperに。…よく「僧正」と呼ばれてますな。
…って、よくわからへんねん。観劇歴も浅い上に、
この人たち主には関西での活動を中心としてはる方々ばかりでんねん…って
こんなエセ関西弁使っとったら怒られるで、しかし。

というわけで、未Piperだった私が今回初Piperということで
念願かなって見ることができましたゆえ、記念にレポを。
会場ではカーテンコール用の紙テープを配る、ということで
前説に吉本興業所属の線香花火が。

作・演出:後藤ひろひと
演出補佐:楠見薫

お2人とも出演もしてらっしゃいます。
2人とも元遊気舎の役者さんであり、そしてご夫婦。
「ホセ中村とギャッフンボーイズ」というのは、早い話がバンド名です。
それもいろーんな企みにより、前任者?から引き継いだ…適当な…(笑)名前。

バンドメンバーは
クラシック専門の金五郎:後藤ひろひと(ボーカル)
ジャズメンのひろみ:川下大洋(ベース)
ハードロック担当のジョッシュ:山内圭哉(ギター)
飛び込みテキ屋のでんちゃん:八十田勇一(ドラム)

この人たち(飛び込みのでんちゃん除く)のオーナー
(オーナー権も含めて遺産相続しちゃった)が
女子大生の奈々:武内由紀子
その姉でちょっとお頭が弱い摩耶子:西本はるか

その相続された遺産の隠し遺産分をひそかに狙う
遺産管財人:石丸謙二郎
変身の達人で謎の女・赤目大明神涼子:楠見薫

そしてジョッシュと過去因縁があり、いまだ復讐を狙っている
人気ロッカー・ジグザグ:リッキー・フジ
そのマネージャー・ファッティ船越:コング桑田

そして、
ひろみのママ:大西ゆかり

はい。内容はこれで想像してください。

芝居でしょ?音楽がメインで出てくるでしょ?
いったいどうなのよ?と思うかもしれない。
んがー(美しい鼻濁音)…実際演奏が始まると!…なんで?
なんでみんな、こんなに演奏できちゃうのよ?と思う本格派。
山内さんがミュージシャンでもあることは知っていたけれど、嗚呼、
それでもそのギターをかき鳴らすお姿は…萌え~
(そういう単語を使用するのはやめいっ!)。
八十田さんと川下さんは、そとばこまちを退団したのち、
DUMDUM団っていうバンド形式の劇団を組んでいたんですって。
バンド形式の劇団って!?(笑)興味あるわぁ…。
大王はジェラルディン・パブロック財団というバンドの
シャウト系ボーカルだったっていうし…おーい。
深いぞー。いろんな意味で深いぞー。
情報という名の泡がぶくぶく出てて気持ちええぞー。

んで。一緒にいった人が石丸謙二郎さんのキャラに多少の驚き。
え?そんな人だったの?と(笑)。
ムーチョ高橋として踊るその華麗なダンスステップ…うーん、見る目が変わった。

リッキー・フジさんは詳しくは知らないけれど、プロレスラーさんなんだよね?
客席に「うおーっ」と低めの声で、カーテンコール祭りに参加している
男性軍がいて、リッキーさんに紙テープ投げていたから
きっとあれはリッキーさんファンなんだね。(彼のサイトに日記があって
千秋楽の日に「…なんかすっげぇ寂しい!」と書いてあった。
なんかいい人(笑))。
そのマネージャーのコング桑田さんっていう方は
リリパットの役者さんで、声優さんでもあり?
音楽もやってらっしゃるようで?見かけは怖そうだけど、
舞台に投げられた紙テープでまだ使えるのを集めて、
使いやすいようにちぎって客席前列の人に配っていたりして、
気が利くエエ人~(笑)。

大西さんは、ワンシーンだけの登場なんだけど、
老女から一転ソウルシンガーですよ。
もう聞かせちゃいますよ。場面の流れとは関係なく
(場面としてもいい場面なんだけど)歌だけで涙が出ちゃうような、
そういうステキな歌声でしたわ~。
あとワンシーン登場といえば、アメリカ娘の格好で、
ギャッフングッズを売る赤目大明神に飲み物を買い求めにくる客として、
板尾創路さんが登場(27日)。
「これから新幹線に乗らなあかんから…」とか言って…
それだけ(笑)。シンプルー。

奈々ちゃん、摩耶子ちゃん姉妹。
実はプロフィールを見ると、姉と妹の立場、逆なんだよね(笑)。
しかーし、しっかり者の奈々ちゃんをやった武内さん。
大阪パフォーマンスドールの女の子ですわ。
WESTEND×YUKIですがな。「SO.YA.NA~」ですがな
(カーテンコールでは歌っておりました)
かわいい。かわいいんだ。
そりゃ「アホの子、おいで」ですがな(あれは羨ましかった…(笑))。
2001年秋に結婚なさったとか。新婚さんなんですね~。
摩耶子ちゃん役の西本はるかちゃんといえば、
「だっちゅー…やらねぇよっ!!」とカーテンコールでは
言っていましたが、そう…元パイレーツですね。
スタイルいいなぁ…と見つめてしまいました(笑)。

でんちゃんの「デンデンデン…テケテッケ…デデンガデン!」の
ドラムさばき…忘れません。
川下さんの愛犬への「グッバーイ…」…嗚呼、忘れないさ。
結局最後までニコッともせずに、クールに
アンコールの歓声にも「うるさいっ」と言ってくれた山内さん、
いったい何人の人に“かっこいい~”って言われたんだろう(笑)。
公式HPに愛息とのお写真も公開されてて、かわいいんだー、これが。
このギャップがたまらんっ。
これが本当のギャップンボーイズ…失敬。ありまおんせんっ!
そして大王万歳!(これを果たして、バンザイと読むか…)

カーテンコールはもう祭り!
スタンディングで紙テープが飛ぶ、飛ぶ、飛ぶ。
踊る、踊る、踊る!R&Bから盆踊りまで!
Myテープ持込も可でしたから、色とりどりの海ですよ、海。
金銀を投げる人はお金持ちですよ(笑)。高いらしいから。
東京初日は遠慮してアンコールなしでしたけど、
27日はアンコール1回。アカペラを聞かせてくれました。あー、楽しかった!

最後に…「加藤くんは、今禿げている!」

…ホセ中村とギャッフンボーイズに「やられた」方々へ。
いつまで公開されているかわかりませんが、PiperHPは必見です。
『夢を見る事を恐れないで』(作詞・後藤ひろひと/作曲・山内圭哉)の
全歌詞、グッズ通販に関する大王自らからのお伺い、
赤目大明神の変身リストなどがネタバレ掲示板で読むことができます。
そして、稽古場写真がまたいい感じです。