韓国題: 택배기사
Netflix で2023年5月12日公開 全6話。
監督・脚本: チョ・ウィソク
ウェブ漫画「配達人」イ・ユンギュン著が原作
約26億円の製作費で作られた作品です。
【あらすじ ストーリー】
2071年、40年前の彗星衝突により大陸の大部分が沈み砂漠化した朝鮮半島。
深刻な大気汚染が進み、わずか1%となった生存者のため、
鉱物を酸素にかえる酸素呼吸器が発明される。
酸素が資本となった終末の世界では、無慈悲で厳格な階層が形成され、
貧富の差が拡大。QRコードを持つ一般、特別、コアの3段階に分けられ
酸素を独占する一部の者が裕福な暮らしを送る一方、
それ以外の人類は難民として、酸素や安全な居住区を持つことさえ
許されない死と隣り合わせの暮らしを送っていた。
酸素を牛耳るチョンミン・グループの代表リュ・ソクは
貴重な酸素を守るため難民達を排除しようとしていた。
酸素と生活必需品を運ぶ「配達人」は、強靭な人物だけがなることが
できる特別な存在。生命を維持する酸素や生活必需品を、
ハンター(略奪者となった難民)から配達トラックを守り時間厳守で
市民に届ける者たちだ。
なかでも、非凡な戦いの実力を備えた伝説の配達人5-8は、
難民の唯一の希望でヒーロー視されている。
難民の青年サウォルは配達人に憧れるひとりで
ある出来事がきっかけで5-8と知り合う。
サウォルはチョンミングループが開催する配達人選抜大会に
出場することになり、5-8から訓練を受ける。
チョンミングループは生き残った人類の移住計画を推進するが、
難民の対応を巡りリュ・ソク代表と父親のリュ会長の意見が分かれてしまう。
リュ・ソクは難民に対して非道な対応を取り始めるが…
【出演者 キャスト】
難民出身の配達人5-8: キム・ウビン
難民→5-7 ユン・サウォル: カン・ユソク
サウォルの幼少期: チェ・スンフン
機械修理工/元設計士/サウォルの保護者: キム・ウィソン
サウォルの仲間 ムスルモ: イ・ジュスン
サウォルの仲間 モン: チョン・ウンソン
サウォルの仲間 モンモン: イ・サンジン
軍情報司令部少佐 チョン・ソラ: イ・ソム
ソラの部下 イ軍曹: イム・ソンジェ
ソラの妹/サウォルの友人 チョン・スラ: ノ・ユンソ
スラの幼少期: キム・アヒョン
チョンミョングループ代表 リュ・ソク: ソン・スンホン
ソクの父/チョンミョングループ会長 リュ・ジェジン: ナム・ギョンウプ
チョンミョングループ常務 オ・ジファン常務: イ・ソンウク
大統領 チェ・ジンギョン: チン・ギョン
国防長官: ユ・ヨンス
配達人4-1(女性): イ・イダム
配達人5-7(死亡): ペ・ユラム
配達人3-3: イ・スンウォン
配達人1-3: ホ・ヒョンギュ
配達人4-2: ユ・インヒョク
配達人2-4: ペ・ミョンジン
配達人5-2: チャン・ミグァン
配達人6-3: チョ・ジアン
配達人8-9: ユ・ヒョンジェ
配達人8-2: ヤン・ジョンドゥ
配達人7-3: ハン・サンギル
(↓間違っている可能性大です)
配達人(2話): ファン・ボ・ジョンイル
タトゥー男: キム・ソギョン
侵入者(1話): イ・ゴング
ハンターのリーダー: チェ・グァンジェ
情報屋: キム・ギバン
軍の清掃員: キム・グムスン
配達人選抜大会出場者(女性) ヒョン・ス: チョ・ジスン
配達人選抜大会出場者 チュ・ギョンナム:キム・ミン
配達人選抜大会出場者 パク・セスン: クォン・ドンホ
配達人選抜大会出場者 ユ・ギョンシク: パク・ジュニョク
難民区域の少女: オク・イェリン(2521のヒドの子供時代)
難民区域の妊婦: ク・セヨン
難民区域の男: アン・ヒョンビン
一般地区在住者: イ・スンフン
イ・ヨンス (1話): シン・ガンギュン
以下、ネタバレ含みます。
【超個人的感想と記録】
・こんな予算かけて、6話なん?もう終わり?壮大な話やん?
あっさりしてる!シーズン2とか考えてるのかな。
・1%の人類とか砂漠化した国とか、酸素が資本とか面白い種は
揃っていると思うし、私のようなSF初心者はすぐに騙されて
「うわぉ、すごーい」とか言いますが。
でも、少し冷静になるとツッコミどころは多い。
チョンミングループの暮らすコア地域は人口も少ないのに
どうやって誰が作ったの?とか、そんな遠い未来なのにQRコードなんだとか
現代でもQRコードはコピりやすいって言われてるけど、
住民票レベルで大丈夫なん?等。
でもその一方で、昔は「水を買って飲む」は考えられかったけど、
今では水は買うものでおかしくないし、酸素もそうなる時代が来るのかなとか
わざと大気を汚してそういう商売始める人がいてもおかしくない…とか。
マスクして数年暮らすなんて考えられなかった時代を乗り越えてきた
今だからこそ、考えさせられるドラマでした。
・ほぼ主役級に活躍しているカン・ユソクくん。
顔もいいし、動きのキレもいいし、根性ありそうだし気になる人物。
てっきり初めましてかと思いきや総理大臣…じゃなくオ看護師でおなじみの
「ドクターキムサブ2」に出演歴有。
調べてみたら、すぐ思い出した!多分患者の中でも一番印象的だった
患者で(このエピで、ウンタク先生が刑務所に入った友達がいたこと
とかも明かされて、何より移植相手のお母さんにつられてボロボロ
もらい泣きした記憶)
全身タトゥーの終身刑囚人で出てきた子でした。
もう…変な過去とかで俳優人生ダメにせずに(別に噂があるとかじゃなく
注意は必要だからね)美しく俳優として育っていってほしい~
その時の↑私を泣かせた(笑)お母さん。
・いつも口酸っぱくして言うんだけど、悪いなら悪いなりの背景が欲しい。
こんな難民をテロで爆破して虐殺するほどのリュ代表は一体なんでそんなに
憎悪というか、悪に目覚めたのか。突然変異の血?を自分の体に入れて
単に不死身になりたかったからなのか。
・キム・ウビン演じる5-8は、頻繁にタバコを吸っているんだけど
これCGだそうなんです。彼がガンを患っていたことから、たばこに対する
配慮ということで、CGで。原作の主人公が喫煙者だから吸わないという
選択肢もとらず。すごいなー。
・街角に人が集まるようにして、爆破で大量殺人。
支配する部下らには裏切りには死を、で首に殺人マイクロチップが
埋め込まれている。までは、フィクションとして楽しんでいたんです。
が…ワクチンが登場する。ある日突然、大量に難民の間に死人が出て
みんなワクチン打っていた…っていうね。うーん。
脚本監督が言おうとしたことはわからなくもないんだけど、
これはよろしくないというか。
自分の判断と選択で生きるように、ようやく始まった所で
一方の考えだけを匂わすというのか…なぁ…。
エンタメはエンタメとして、政治思想は思想として。
・私、イ・ソムさんがなんだかんだと好き。171㎝なのも
あって好き(笑)。姿勢がいい。
その妹として、今を時めくノ・ユンソさんが出演。
しかし、案外と軽く死んじゃう。
「私たちのブルース」組でもあります。
・もう一人好きな女優さんが大統領役のチン・ギョンさん。
キムサブでは看護師をやっているんですが…
完全に普通の看護師時代があったと言われても信じる
・とにかくウビンさんの体が大きいし、強面だし動きがダイナミックで
スピーディー。「最強の」とか「伝説の」と言われても納得できる。
ちょうど、並行してドラマ「ブラッドハウンド」を観ていたので
戦ったらどっちが勝つかな?とか、仲間に入らないかな?
とか思って観てました。
・人情味あるおじいさん役のキム・ウィソンさん。
いつも悪い役とか気味の悪い役のイメージがあって
ドキドキでしたが、今回は最後までいい人でした
・空気汚染が進んだ街中は、砂漠カラー1色。
一般民の暮らす家はコンクリートカラー。配達人の服装もほぼ黒一色。
それとの対比に配達の先々で赤や青、緑といった強めの色を照明として使用。
・キム・ウビンさん、多分本当にいい人で(日本語曖昧)開設した
インスタでは自分の影響力を最大限発揮させてドラマで出てくる
セリフや登場シーンも少ない、役名も番号でしかない配達人などの
脇役の方々の写真をたくさん投稿(まとめやっている人間からすると
本当に助かる)インスタへの案内もちゃんとリンク貼ってやって…優しいわー。
・キム・ウビンさんと、5-8がうまく似合ってる。
ほかの誰かのキャスティング、と考えても浮かばない。
あと、いつも見慣れたイ・ジュスンくんも見慣れた感というのか
友達として実在しそう感がちょうど良くて、あのポジションも
イ・ジュスンくんがベストだと思う。
・私は閉所恐怖症なので、あの未来の
一般棟のあんな部屋には暮らせない(笑)
「もうちょっと観てたかったな」感が残ったので、作品の勝ち。
星は
★★★★★★★☆☆☆