韓国ドラマはアロマです(仮)

韓国ドラマのまとめが増えてきたので、こちらで管理することとしました。辛口気味に好き勝手なことを言っています。ネタバレを多く含みます。未視聴の場合は回避をお願いいたします。

韓国ドラマ「朝鮮精神科医ユ・セプン2」

朝鮮精神科医ユ・セプン2

韓国題:  조선 정신과 의사 유세풍2

 

原作:小説「朝鮮精神科医ユ・セプン」 イ・ウンス著
脚本:パク・ソルギ / イ・ボム
演出:パク・ウォングク / カン・ヒジュ


2023年1月11日~2月9日 全10話。 tvN

スタジオドラゴン作。私はMnetで視聴。

【あらすじ ストーリー】
それぞれの事情により離れ離れとなった

ユ・セプンとソ・ウヌは1年後に再会し、

再びソラク村のケス医院に戻ることになる。


そこに二人の間を邪魔する王の腹違いの妹イ・ソイと

内医院の医者チョン・ガンイルが現れ、

内医院の監察が終わるまでケス医院の

営業中止を命じられてしまう……。

 

第1話 幽霊騒ぎ
第2話 百合とヒマシ
第3話 心と皮膚
第4話 恋する読者たち
第5話 幼い恋心
第6話 お嬢様 危機一髪
第7話 優しい人々
第8話 2人で歩む道
第9話 心の中の隠し事
第10話 広い世界へ

 

一応、キャストもネタバレゾーンに置いておきます。
以下、ネタバレです。

 

 

【キャスト 出演者】
首席鍼医/元内医院鍼灸師/精神科医ユ・セプン(セヨプ): キム・ミンジェ    
未亡人 ソ・ウヌ: キム・ヒャンギ    

セプンの元使用人・護衛 マンボク: アン・チャンファン 

<ケス医院>
ケス医院医師 ケ・ジハン: キム・サンギョン    
ジハンのもとで医学を学ぶ少女 ケ・イップン: キム・スアン
イップンの少女時代: イ・ユジュ
ケス医院を支える食事係 ナムヘ: ヨン・ボラ
認知症患者 ハルマン: チョン・グクヒャン    
薬剤担当/サヴァン症候群 チャングン: ハン・チャンミン

王/セプンと幼馴染: オ・ギョンジュ

王妃: チョン・ミナ(特別出演)

王の異母妹 イ・ソイ翁主: ウ・ダビ

イ・ソイの少女時代: キム・ジユル

イ・ソイの尚宮 チョン尚宮: チャン・ソン

 

内医院医官寡夫) チョン・ガンイル: カン・ヨンソク

御医: ソン・ノジン

ユン内官/謀反: チェ・ジェソプ

内官: イ・ヤンヒ

内官: チェ・ミン

尚官: イ・ウンミ

王の護衛: イ・ギチャン
王の護衛: チャン・ウィドン
刀を抜こうとする護衛(3話): パク・ソンミン

ラク村の新県令/イップンの叔父 アン・ハクス: ペク・ソンチョル

官衙の捕吏 チルソン: ナム・ヒョヌ

 

ウヌの父/ソラク村の元県令 ソ・ヒョンリョン: キム・ハクソン
ウヌの母: イ・スンヨン
ウヌ家の使用人ダン: イム・ヨンジュ

 

【1話】

死んだ左議政 チョ・テハク: ユ・ソンジュ(特別出演)

中宮殿の女官 ドッキ: イ・ミンジ(特別出演)

挙前に寝込む息子を心配する母: チョ・ヨンミ
港の緑色の目をした病人: ハン・ソンホ

 

【2話】

マンボクの弟分「昭格洞の炎」: イ・ホチョル(特別出演)

イップンからお金を巻き上げた女: ク・ダソン

 

【3話・4話】

皮膚疾患/紙所で働くイ・ソチョン: イ・ガウン
紙所の意地悪女 ジョンスン: チェ・ジス
紙所のジョンスンの仲間: コ・ハウン

腹痛を訴えてるのに門前払いされる患者: カン・ハクス
病気の男の子ソリの父親: ユン・ヒョシク
書籍売りのおじさん: イ・ジュンヨル

 

【5話】

翁主の婚約者/領議政の息子ユン・ジホ: キム・ギミン

 

【6話】

側室を欲しがる国務委員 チョ・ウォノ: シン・チョルジン

高麗人参を欲しがる女性: パク・ソニョン

【7話】

足をくじいた芸妓 チュンウォル: チョ・スハ
母の難産を知らせに来る女児ヤンソン: シム・ジユ

【8話】

黒山島のチョン訳官: チョン・ジホ
チョン訳官の妻イルファ: パク・イェニ
首吊り未遂をする芸妓 ソルファ: イ・ドヒ

 

【9話】
寡婦/帰化野人 マクジン: ユン・ミギョン

 

【10話】

医員 ペク・グァンヒョン: ウ・ドファン(特別出演)

 

 

【超個人的感想と記憶メモ】

・シーズン2のオープニングも書棚の間、遠近法で奥に読書するセプン。

前の左議政テハクが死んでから1年の世界。

 

・オープニングがかかったとたん「あー、帰ってきた~」って感じはする。

 

・マンボクの素性と、イップンの危機、

おばあさんの突然の人生の回顧からの…と、ケ医院の

一人ひとりのエピソードがしっかりと描かれている。

あと、セプンとウヌ先生の恋物語

なので医者モノとして見ると少し、いや…かなり物足りない。

 

・テハクは幽霊として特別出演。

幽霊見た女官は「赤い袖先」でも女官のイ・ミンジさん。

「応答せよ1988」の頃から言っていますが、美脚なんですよ…

 

・前作でも言ったけど王様の黒目が本当に大きい。

 

・今作の悪者は、ウヌ父の後任としてきたアン県令と

しつこく粘着質な内医院医官のチョン・ガンイル。

アン・ハクス演じるペク・ソンチョルの、コミカルな中に狂気を秘めた感じは、

前作のイム・スンマン(演/キム・ヒョンムク)よりナチュラルな変態で

悪役として面白味があった。

チョン医官の嫌味たらしく、プライド高い感じ、そして

すぐに善人に転じるあたりが、前作のチョ・シヌ(演/チョン・ウォンチャン)

より表情変化で分かりやすく進化した感じ。

とはいえ、二人ともしつこすぎる。

 

・チャングン役のハン・チャンミンくんは、13歳。

身長162㎝(2023年夏現在)だそうです。

これからも伸びるね!

マンボクがもっと大きいかと思ったら180㎝未満だそうで

…というと、この身長差はどこから?

 

・作品に直接関係ないんだけど(笑)

MnetのこのドラマのCMに出てくるキム・ミンジェくんが

踏ん反り返って椅子に座っているので印象が悪い(笑)

 

・領議政の息子vsセプンの乙女心がわからない対決はナムヘさんと

マンボクの講師具合が楽しく、多くの世の男性たちに受けてほしいと

思う授業でした。

 

・マンボク=八判洞のヒマシのアクション。

キレはいいし、重すぎてだな…。ものすごく強そう(笑)

トラックでも吹っ飛ばしそう。

八判洞のヒマシの弟分が「昭格(そぎょく)洞の炎」

 

・2話。百合の香りに似た「仙女草」は毒草。実在する?

 

・4話。有名な読み聞かせ作家に化けて、セプンが朗読の舞台を披露する。

完全にセプンというか、ミンジェ(笑)。

達者すぎて恐ろしい…ミンジェ…末恐ろしい子

 

・6話。照れるお嬢様のマネをする

ケ医院オールスターが可愛いので観てほしい。

 

・イ・ソイ付のチョン尚宮を演じて、絶妙なバランスで

品位と面白さを魅せたチャン・ソンさんは、演劇界、

独立映画界で活動してきたため、テレビドラマとしては

今作がデビュー。この世代の女優を惜しみなく脇でも

活躍させてくれるあたりが羨ましい。

 

・9話まで気配もさほどなく、

急に10話になって認知症のハルマンおばあちゃんが

終活・思い出モードになってきて

本人自覚ありでの、死ぬフラグが…。

形見分けしたりお化粧したり、セプンと腕を組んで息を引き取ったり…

自分の死ぬ日、時間を的確に割りだしているおばあちゃん

もしかして一番目利きの医師??

せめてウヌの花嫁姿を観てからでも…と思わなくも。

あと、おばあさんの本当の息子のプン(イ・サンイ)は

墓参りとかに来ないのかな…。ちなみに、ハルマンを

演じたチョン・グクヒャンさんは、現在60歳。まだまだお若い。

 

・「え?それも鍼で治すの?」という場面は多かったけど

10話では絞殺されて仮死状態になってるウヌに、

手を震わせながら鍼を打つんだけど…絞殺にも効くの?

 

・全編通して、セプンとウヌの恋がらみは多いんですが

一度、見つめ合ってセプンが言うんです…

「天気が良い日も、天気が良くない日も 普通の日も。全ての日が良かった」

…ってトッケビやないか!!✋

この時、そばに置かれていた本のタイトルも

キム・ウンスク作家の有名作品を捩ったもの。

※セプン=ミンジェくんといえば、トッケビでは王様。酷いことするのぉぉぉ。

 

・10話。通りすがりに出てくる医官が、ウ・ドファン!

道歩いていたら500円玉拾ったぐらいの得した感。

 

・ウ・ドファンくんが特別出演した場面で

「医者はやめて外知部(弁護士)になる」は

『朝鮮弁護士』につながっていくのね。

 

・女医にさせ、王妃の難産にも立ち会うなどして

首席医女にまで成長。表彰もされて、

騙されて結婚した寡婦の扱いを廃止し、元の身分にして無事結婚…

ウヌのヨンジコンジがのむのむ可愛い💕

・王室傘下ケス医院。すっかり喋り方がケ・ジハンなセプン。

本物のケ・ジハンは「夜のお化け様」になり、町の貧しい暮らしの

人々を助ける存在に。チョン医官も改心して町の医院で、

貧しい人々の治療にあたる。

チャングンは大人顔負けで診察も出来るもように。

イップンは心療内科、マンボクは鍛錬教室、

ナムヘは子供たちの食育教室を。

 

・主人公二人とも、自ら命を絶とうとした過去がある。

が、最終回にあった台詞のように、

このドラマで言いたいことは

「生きていればなんでもできる」ということ。

(なんでも…は言いすぎとは思うけど(笑))

 

子どもも観られる安心ドラマ。