日本題: シスターズ
韓国題: 작은 아씨들（小さなお嬢さんたち＝若草物語）
若草物語が原案になっているようです。
子供の頃、怪談物やオカルト作品ばかり図書館から借りてきては
読んでいる子だったらしく、こういった名作をすっ飛ばして生きて
きてしまいました。男兄弟の物語にはあんなに惹かれるのに、
姉妹物語にはなぜこんなに無関心で面倒だと思ってしまうのか…
自分の無意識下に何かあるんでしょうか？
韓国のtvNで2022年9月3日から同年10月9日まで放送。
日本では、Netflixでほぼ同時配信されてました。全12話。
制作はスタジオドラゴン。
脚本: チョン・ソギョン
演出: キム・ヒウォン
原案: ルイーザ・メイ・オルコット「若草物語」
【物語 ストーリー】
会社勤めで周囲からハブられている長女、正義感の強い記者の次女、
そして美術専攻の高校生である三女。貧しいが仲睦まじく育った三姉妹は
お金のためにプライドが傷つく経験が少なくなかった。
そんな彼女たちは、突然700億ウォンの謎の大金を手に入れたことで
事件に巻き込まれ、やがて韓国で最も裕福な一族に立ち向かうことになる。
【おすすめポイント】
・「〇〇（作品名） 考察」って言葉で検索するのが好きな人向け
好き嫌いが分かれる作品かと。
「考察が好きな方」
「女性が暴力を振るわれていても割り切れる方」はどうぞ。
私はあまり合いませんでしたのでおすすめ浮かばずすいません(笑)。
いろんな感想を当たってみてください
【出演者 キャスト】
長女/オーキッド建設 経理 オ・インジュ: キム・ゴウン
インジュの幼少期: パク・ソイ（特別出演）
次女/OBN社会部記者 オ・インギョン: ナム・ジヒョン
三女/芸術高校2年生 オ・イネ: パク・ジフ
三姉妹の母 アン・ヒヨン: パク・ジヨン（特別出演）
オーキッド建設経理チーム長/インジュの先輩 チン・ファヨン: チュ・ジャヒョン
ウォルリョングループ海外法人本部長 チェ・ドイル: ウィ・ハジュン
ドイルの子供時代: シン・ジェヒ
三姉妹の祖母 オ・ヘソク: キム・ミスク
祖父母宅の隣に住む起業家の孫 ハ・ジョンホ: カン・フン
ウォン・ギソン将軍の娘/美術館館長 ウォン・サンア: オム・ジウォン
サンアの少女時代: キム・イェギョム
サンアの夫/パク・ジェサン財団理事長パク・ジェサン: オム・ギジュン
ジェサンの子供時代: パク・ソンフン
サンアの娘 パク・ヒョリン: オム・ジウォン
ヒョリンの子供時代: コ・ジュニ
ウォルリョングループ会長/サンアの父ウォン・ギソン: イ・ドヨプ
サンアの兄/オーキッド建設代表 ウォン・サンウ: イ・ミヌ
OBN社会部部長 チョ・ワンギュ: チョ・スンヨン
OBN社会部記者 チャン・マリ: コン・ミンジョン
パク・ジェサン財団秘書室長 コ・スイム: パク・ボギョン
ウォルリョン学校校長 チャン・サピョン: チャン・グワァン
ウォルリョン学校生徒？ ミョンジュン: ハン・チョイ
オーキッド建設財務理事 シン・ヒョンミン: オ・ジョンセ（特別出演）
オーキッド建設財務チーム長 ファン・ボヨン: チョ・ヨンジン
オ・ヘソク家の執事 チョン・サンヒョク: チョン・ジンオ
シンガポールホテルのマネージャー: Adrian Pang（特別出演）
「ブルーノ・ズミノ」店員パク・ジュヒョン: ソン・ジュンギ（特別出演）
チェ・ドイルの母 アン・ソヨン: ナム・ギエ （7話特別出演）
チェ・ドイルの父 チェ・ヒジェ: キム・ミョンス（特別出演）
以下、ネタバレ含む個人的感想になります。ご注意を！
ハマるハマらないが分かれる作品ですので
一度ご覧になることをお勧めします。
【超個人的感想と記憶メモ】
・なんか入り込めない。貧乏な三姉妹。
貧乏組の自分だが、共感が誰にも持てない。金を持って逃げた母にも。
「若草物語の4姉妹を現代の韓国に連れてきたかった」とのことで
「メグの現実感と虚栄心、ジョーの正義感と共鳴心、エイミーの
芸術感覚と野心は貧困をどのように乗り越えて成長していくのか」
っていう企画意図だったらしいけど…うーん。
・若草物語をちゃんと読んだ記憶がないので、何も言う資格もないけど
現代の韓国に置き換えてみたという作品コンセプトを聞くと
「こんなに人が死ぬ話だった？」って思う。
・話に凝りすぎてて状況セリフが不自然に多い。関係者の系図を
窓ガラスやホワイトボードにまとめはじめた時点で嫌な予感。
・怪しげな蘭が突然出てきて、印象的な姿での“色鮮やかな”死体が
出てきて、あっという間に登場人物が増えて、挙句、全員が全員
謎めいてて怪しくて、オ・ジョンセさんもすぐ死ぬ。
次女が社会部記者というのもあるんだけど、
ボードで登場人物整理し始めちゃうし（私的「駄作」の見分け方ポイント）
…えー、まだ殺すの？？
韓国ドラマお得意の「司法も警察も役に立たない」
マスコミもマスコミだし…って感じで、疲れちゃって。
でも「面白い！」っていう意見も多くあるので、あくまで個人の感想。
・一番狂気的なサンアさんを演じたオム・ジョンアさんが
別な作品の時に（←ここ重要）インタビューで答えた話が
ネットに上がってきてたんですけど
「ブロマンスを見過ぎた。飽きない？男たちの血を流して
悪口が飛び交う映画を見るためにどれ程疲れていたか」って一文が。
確かにこの作品の主役は女たち。
シスター、シスターズ、その通り。だけど、
女たちが殴られたり血を流して争うのは倍以上疲れる。…と私は思う。
・ナム・ジヒョンさん演じる次女が「アル中」という扱いだったのも
拒絶ポイント。アル中、甘くみるなよと。
（日本語訳が「アル中」表現だったんで怒ってますが韓国語はまた違う意味だったかもしれませんけど…）
あと、割と頭の方でキム・ゴウン演じるインジュに
武闘派のコ室長（パク・ボギョン）が
「コメディアンなの？それともイカれたB型？」って言うシーンがありまして
ブラッドタイプハラスメント？って思ったB型です。
・あと。ベトナム戦争の件で、歪曲があったとして
ベトナムでは配信中止になっちゃいました。
なんか色々と問題起こってます。
・姉妹のうち一人が問題を起こしている程度ならともかく
妹は仕事中にアルコール飲んでるし、姉はバツイチ感全然ないのに
バツイチで裏帳簿を渡されて大金をどうのこうのだし、
母親は勝手に海外に逃亡するし。妹は金持ちの家に世話になるし、
金持ちは部屋の中で巨木に生える毒性のあるユリを育ててるし、
大叔母は殺されるし……キャラが大渋滞。
登場人物の誰にも共感できないし、男性陣にも魅力を感じず（疑ってて…
というのもあるけど）。
・黒幕がサイコパスって作品がイライラしてしまうので
私には向いていないのかも。まだ分かりやすい理由で悪事を働く
人の方がいい。あとは…バランス。飴と鞭のバランス。
・ジョンホ（カン・フン）とドイル（ウィ・ハジュン）が
裏切るんじゃないか、裏切ったら悲しい…とSNSで話題に(笑)。
結局二人とも裏切らなかった。ジョンホなんて最初から最後まで
いい人だったのに疑われて(笑)最終回後「疑ってごめん」の声多数。
ちなみに、ジョンホは原作のシアドアローレンス（ローリー）を
イメージしているのだとか。カン・フンくん、赤い袖先の嫌な
イメージが強すぎて（つまりは上手ということなんでしょうが）
まだ上手く飲み込めない。
その意見のほうが理解できる。
・嗅ぐと麻薬的効果があって？抽出した原液は人を死に至らしめて？
木に寄生する青いラン？
・陰謀を暴くとか、街頭演説の背後に殺害現場を流すとか、
裏が取れてない事柄をテレビで放送したり、どこでどうやって
金が動いてる？
目の前で人が殺されかけてるのに看護師動かないとか、
命を懸けてなのか殺されに行くサンウもサンウだし。
眼鏡にカメラ仕込んでたの？
ランを手にして恐怖心ゼロな感じで2ステップで飛び降りて死ぬとか…
スプリンクラーに塩酸とか、トラック爆発に手りゅう弾爆発とか…もう。
犯罪でお腹がいっぱいです。命を大事にしましょう。
・大伯母さんが、華麗なる遺産のクソ母（女優さんとしては好きです）
・サンウ（イ・ミヌ）を立川志らくと間違えてるネット記事をみかけた。
・毎度言っていることですが、韓国ドラマの子役層が厚くて好き。
珍しく日本の朝ドラ観てて韓国子役ってすごいって改めて思った（こら）
ちょっと雑な感想になりました。
あくまで私的な感想です。
星は
★★★★★☆☆☆☆☆
