韓国ドラマはアロマです(仮)

韓国ドラマのまとめが増えてきたので、こちらで管理することとしました。辛口気味に好き勝手なことを言っています。ネタバレを多く含みます。未視聴の場合は回避をお願いいたします。

韓国ドラマ「 誘拐の日 」

ねぇ、みんなはAmazonの会員?

(なんの問いかけ?)

 

私はなんだかんだとその会員料金の安さもあって

会員になりっぱなしなわけだけど

500円でね、買い物の送料も殆ど無料の上、

配信でたくさんの動画まで観れちゃうのよ。

…買い物は信用できない所はあるけど…

 

たまに、新作とか?名作とか?ポロッと出してくるから

辞めるタイミング失うのよ…

 

ってな感じで。

 

今回は、AmazonPrimeVideoで名作✨発見。

 

日本題: 誘拐の日

韓国題: 유괴의 날 (ユクェエ ナル)

原作: 「誘拐の日」チョン・ヘヨン著

脚本:  キム・ジェヨン
監督:  パク・ユヨン

 

韓国ではケーブルチャンネルENAで2023年9月13日~10月19日に放送。

同日から日本でも観られるように。全12話。

 

【 あらすじ ストーリー 】

キム・ミョンジュンは、一人娘の手術費用のため別居中の妻に

けしかけられながら、やむなく11歳の少女を誘拐することを決意する。

 

ところが誘拐計画の当日、目的の豪邸から飛び出してきた少女・ロヒを

うっかり車で轢きかけ、その衝撃なのかロヒは記憶を失ってしまう。

自分の家で少女を介抱するミョンジュン。

意識を戻した少女にとっさの嘘で父親だと名乗るものの、

天才児と評判のロヒには敵わずこきを使われまくる。

そんななかロヒの家から両親の死体が発見され、

ミョンジュンは殺人の容疑者にまでなってしまい…

 

【サブタイトル】

1話 誘拐
2話 えん罪
3話 共犯
4話 怪物
5話 天才児
6話 交渉
7話 スパイ
8話 始まりの子供
9話 少女
10話 反撃
11話 動かぬ証拠
12話 誘拐の日

 

【私がオススメしたい見どころ】

1. お久しぶりです、ユン・ゲサン。

現在44歳、元々は音楽グループgod出身。

「演技ドル」の先駆け的な?方だというのですが

私の韓ドラ視聴がすごく偏食なので

かなり歴の長い俳優さんでも初めましての方が多くいたりしますし…

貴方さんも、初めましてですよね?

なんて思っていたんですが、全然違いました。

私がドハマりしたドラマ「最高の愛~恋はドゥグンドゥグン」に出てい…?

あ!


いぇっ… ひっっ…

↑2011年版ユン・ゲサン。

↓2023年版ユン・ゲサン。

ど…同一人物だ…。

いい感じに漬かってて、いい味があります。

↑なんの話?

ダサダサなおじさんなんだけど、本当は怪力で

心底優しい…という役にハマってて良かったです。


2. 新鮮な子役、ユナちゃん。

1/500の競争を勝ち抜いた若干12才。監督曰く

「演技スクールに通ったことがなく、典型的な演技という感じがなかった。

それが印象的だった。また、緊張で凍り付いた様子の他の参加者と比べて

彼女からは大人の俳優のように余裕が感じられた。そのような姿がロヒに

ぴったりだった」

確かに、セリフの回しが滑舌キッチリハッキリという感じがなく自然で

とにかく良い!彼女が賞を獲らなかったらおかしいぐらいに良い!

 

3. 推理の種の撒き方が上手。

物語冒頭の「子供が記憶を失って出てきた家にその父と母の死体が」

だけで視聴者の推理の幅がガァッと広がる。

本当に記憶がないのか。

殺人と誘拐のタイミングは偶然なのか。

児童虐待があったのではないか。

その殺人には第3者が介在しているのか。

子どもは殺人に関与していないのか…

と、その他諸々の方向に視聴者の推理が広がるんですよ。

推理の迷路を楽しく歩いているうちに、ロヒとミョンジュンコンビの

ロードムービーに自分も乗っかってて。

原作が小説ですし、推理小説好きにはオススメ。

 

面白さ的には、今年視聴した作品中3本の指に入るぐらいにオススメ。

 

以下、キャストはネタバレを大いに含んでいます。

見て損はない作品です。

未視聴の方は、是非本作をご覧になってから下記に進んでください!

 

 

【 出演者 キャスト 】
誘拐犯 キム・ミョンジュン: ユン・ゲサン
キム・ミョンジュン (10代):  オ・スンジュン
キム・ミョンジュン(子供):  ホン・ドンヨン


誘拐被害者/天才少女 チェ・ロヒ:  ユナ

ミョンジュンの元妻/幼馴染 ソ・ヘウン:  キム・シンロク

ヘウンの子供時代: ミン・ソヨン



ミョンジュンの娘/小児白血病 キム・ヒエ: チェ・ウヌ

 

強力班刑事 パク・サンユン:  パク・ソンフン

ロヒの父/院長/ドンオクの養子 チェ・ジンテ:  チョン・グァンジン

チェ・ジンテの子供時代: チェ・ウロク



ロヒの母 ソ・ジニュ: コ・ハ
ロヒの家の家政婦/死体発見者: イ・ヘヨン

チェ家のセキュリティ担当会社職員  パク・チョルウォン: キム・サンホ

1993年頃の パク・チョルウォン: ジ・ウンベ


1993年の馬山希望病院事務員: ソン・ミンソク

1993年の馬山希望病院看護師: チョン・アヒ

ロヒの祖父/馬山希望病院経営者 チェ・ドンオク: キム・ソンゴン

元馬山希望病院 ヘスク看護師:  キム・ジャヨン

 

弁護士/ロヒの元家庭教師 チェ・テギュン: ウ・ジヒョン

チェ院長の叔父 チェ・ドンジュン: オ・マンソク

ミハン薬品会社創立者 パク・ギソン: ミン・ギョンジン

ジンテの医学部時代の後輩/神経外科病院院長  モ・ウンソン: ソ・ジェヒ

ウンソンの娘/発達障害 ビョル: パク・ウンビョル

【X キャピタル】

海外投資総責任者  ジェイデン・チョ: カン・ヨンソク

ジェイデンの右腕 ホヨン: キム・ドンウォン

Xキャピタルの弁護士: イ・スヒョン

警備員: ワン・ジュニョン

警備員: ユ・ドンギュン

【京畿ヨンイン警察署強力1チーム】

強力班チーム長: クァク・ジャヒョン

強力班刑事 チェ・ジョンマン: チョン・スンウォン

強力班刑事 チャンフン: イ・スンフン

強力班刑事 キム・ジュヒョク: イ・ドファン

署長 ムン・ホスン: イ・テヒョン

刑事: ソン・ユル


ロヒに声をかける警察官:ナム・テフン

警察官: アン・ジョンジン

刑事: イ・サンフン

ソウル地方警察庁 チャン刑事: キム・ソヌ

港の警察官: ホン・ミンス

懲戒審問委員: キム・マンホ

風紀審問委員長: キム・ソンヨン
国立科学捜査研究院 イクチュン: コン・サンア

地域に住むホームレス: ソン・ジェリョン

<ジェイ法律事務所 >
チェ・ジンテの遺族弁護担当 パク・ジョンフン: キム・スンフン
CEO: キム・ジョンファン

<ロヒの父が勤めていた病院>

ヘグァン病院/無免許医師 ユン・ジョンド: パク・ジヌ

ヘグァン病院看護師: イ・ジャヨン

ヘグァン病院看護師 キム・ナヨン

ヘグァン病院/ユーワン警備: キム・マンギ


<ヒエの入院しているヨンイン総合病院>

ヒエの担当医: チャ・ゴヌ

看護師: パク・ヘヨン

ロヒを診る医師: イ・ハンソル

会計受付: ミョン・インホ

看護師:キム・ボミン

看護師:パク・チヨン

ヒエの介護士: オ・ミンジョン

ミョンジュンが行く屋台のおばさん: ユン・ブジン

チョルウォンの高校の同級生キム・ヒジョン: ソン・ギョンウィ

チョルウォンの行きつけの食堂のおばさん: オム・オクラン

公園でボールを拾いに来る父親 (4話): ユヨン

ミョンジュンがいた孤児院院長(5話): パク・ジニョン

密航船船長(5.6話): ユン・デユル

中国船員 (6話): ハン・ドンウォン

ビョルの幼稚園園長 (8話): コ・ギョンヒ

ミョンジュンを迎えに来たドンオクの運転手:  ソ・ミョンチャン

看守 チョ・ソンジュン (9話):  ハン・スンス

コンピューター修理 (10話):  チュ・ヒョニョン(特別出演)

探偵事務所店主 (10話):  キム・ギドゥ(特別出演)

探偵事務所探偵 (10話):  イ・ジェソン

ヘウンが頼んだ密航業者 (12話): チェ・ワン

ミョンジュンの事件の裁判長:  キム・ヨンミン(特別出演)

ミョンジュンの事件の検事:  キム・ドヒョン

ロヒが通うことになる学校の先生:  ソ・ヒジョン(特別出演)

ホヨンの弟 リチャード・チェ:  カン・ハヌル(特別出演)

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【超個人的感想と記憶メモ】 ネタバレ含む!

・このメモのために、もう一度最初から通して観たけど

二度目でも面白い!

 

・物語は1993年の馬山希望病院から始まる。

男が病院長を刃物で襲いかけるが警備員に抑え込まれ

たまたま通りかかった看護師が落とした使用済みメスで院長に再度襲い掛かる。

ケガをしたのは、病院長の娘(養女)だった。

この時の病院長が、誘拐されたロヒの祖父にあたる。

 

・時飛んで2023年5月。お金のない貧しいミョンジュンは一人娘の

ヒエが大病にかかりピンチ状態。

ヒエが病気になって以来、仕事は入れる時だけ。

売れるものは売り、借金まで作って生活している。

妻は3年前に家の金を持ちだし行方不明になり、3ヵ月前に帰ってきたばかり。

急に戻ってきたと思いきや病院代を工面するために誘拐の話を持ち掛けてきた。

娘を救うためには…と悩みながら、結局妻の言う通りに誘拐相手の家の

近くまで行くが迷いもまだあるし、警察車両を見かけ思い悩むミョンジュン。

車を移動させようとした瞬間、

車の前にフラフラ状態の少女が飛び出してくる。

その子が、誘拐対象者の女の子ロヒだった。

誘拐するハズの子が、ケガをしたかもしれない…と心配してアタフタする

ミョンジュン。冒頭からして優しさが滲みでてる。

 

・ロヒを家で介抱していると、目を覚ましたロヒは記憶がない。

誘拐の事実がバレてはいけないからとりあえず自分のことを父親と言い、

面倒を看つつ身代金の電話をかけるが…いつまでも出ない。

実は、この時すでにロヒの両親は殺されていた。

…という話の流れで一気に物語に引きずり込まれる。

誘拐してきた男が気弱で面倒見がよいし、目を覚ました被害者のロヒは

生意気なことしか言わない。大人にもタメ口をきく。

ミョンジュンの娘が誕生日にくれた孫の手を武器にミョンジュンを脅す。

キャラクターのバランスが気持ちいい!

 

・娘のために一文無しになっているミョンジュンがロヒに食べさせようとする

手料理は具無し白チヂミ。それも小麦粉は賞味期限切れ(笑)。

もちろんロヒは文句を言いまくるが、でも、わりと美味しそう。

ミョンジュンの実の娘ヒエのピンク色の服にも文句を言いつつも、

ちょっと笑みをこぼすロヒが本当にもう可愛い。

 

・ロヒは父親を中心とした天才児プロジェクトの実験台。

人間の脳機能を拡張させる実験を受けIQ200以上。

 

・誘拐犯と一緒になり、家で起きた殺人事件、自分がなぜ記憶を失ったのかを

探るロヒ。解明の指示はロヒ。動くのはミョンジュン。

「計画性がない」などずっと文句をいいつつ、

ミョンジュンが切ってフォークで差し出す食事を文句を言わず食べるし。

その事件解明のため、警察組織からははみ出てるけど信頼できそうな刑事も

巻き込まれていくのもアクセントになってていい(まぁ…すこーしだけ

あの役者さんでは物足りなさもあったけど…でもそこは引き算とみる)

 

・ミョンジュンには、誘拐以前に実は前科がある。

有望なスポーツ選手だったが、試合中に誤って相手を殺してしまった過去が

あった。あくまで事故だったが、人が死んだことには違いないと服役した

ミョンジュン。いまだ怪力なことには変わらず、「怪物」と言われていた頃の

力が所々に出てくる。でもその力は、悪いことをするためのものではなく、

あくまでロヒを守ろうとするためのチカラ…

もう、この人も「ムービング」の特殊能力持ちの予備軍なんじゃ?と思う

ぐらい力と、打たれ強さと、子供を守ろうとする力がすごい。

打たれても起き上がる。その怪物ぶりがすごく良い。

 

・誘拐の「おじさん」は、被害者ロヒとした約束はきちんと守る。

「絶対に守ってやる」の誓約を取るロヒ。

子どもの可愛らしさと大人びた頭脳のバランスが上手に取られたお芝居。

 

・やっぱり「ピョンサン」欲しい。寝転がりたい。酒飲みたい。

 

・ミョンジュンとその妻ヘウンは同じ孤児院育ち。ミョンジュンは

賢かったので養子に決まりかけたが、ヘウンが割り込み養子に収まる。

が、そこは人体実験場。

医師である義父が、養子にした子供たちを材料にして脳の実験を行っていた。

養子になったものの苦痛の日々で地下室暮らし。

ある日、義父の病院の医療ミスで妊婦が亡くなり、その夫が病院に

逆恨みしてヘウンを誤って切りつける。

その時のメスについた血液でヘウンはHIVに感染。

遺伝子操作に長けてた養父に一旦は救われるものの、

養子縁組は解消され、その後も酷い家庭をたらいまわしに。

その後の生活は、ヘウンを切りつけたパクさんが金銭面の支援をしていた。

ミョンジュンと結婚して子供を授かるが、3年前に再びHIV陽性に

(…としないと、子供もミョンジュンも感染しててもおかしくない設定に

なっちゃうからね)

誘拐の罪をミョンジュン一人に背負わせようとしたのは

今までの苦労は本来はミョンジュンが味わう苦労だったはずだから。

同じく人体実験をされていたロヒは苦痛に応じた補償をもらっていると

考えるヘウン。ヘウンにとっては、ロヒもロヒの父親も自分のものを

奪った人間。

 

・ヘウンは元々、孤児院にいた時点で少し性格的に問題が発生していたのか。

それとも、養子先とうまく行かず、不幸を渡り歩くうちにおかしくなって

いったのか。幼馴染ともいえるミョンジュンの養子縁組を奪ってまで

お金持ちの家庭に入りたかったヘウン。

でも結局はその欲が不幸をさらに呼んでしまい最終的には

「この辛さも、本当はミョンジュンの受けるべきことだった」

と、言いだす。子どもの頃の愛情・金銭不足、「たられば」の積み重ね、

「私は悪いことしていないのに、不幸になるばかり」

という思い…は分かるけど。わかっちゃうけど。

そしてお金を手にしてからは、ド派手な服を着てド派手な生活を送る。

恵まれた家庭に育ったロヒに敵対心も見せる。大人になり切れていない。

はぁ…もう、同属嫌悪でヘウンが観てられなかった(笑)。

演じたキム・シンロクさんのイカレ具合はすごすぎて、

一度目見た時は、バランス悪っっ、と思いましたが

2度目視聴の時はこれぐらいでいいのか、と納得。

 

・自分の娘ヒエに「誰も信じないで。誰も信じなければ傷つかずに済む。

だからママのことも、誰のことも決して信じないで」というヘウン。

 

・無表情な裏稼業ホヨン(キム・ドンウォン)は、

空から降る一億の星」で、ムヨンたち2人を殺した犯人も演じて

いらっしゃいました。まさかねぇ…あんな特別ゲスト

「ホヨンの弟リチャード・チェ」が出てくるとは。

兄弟?それとも組織的な意味での兄弟?

ちなみに、ジェイデンは「朝鮮精神科医ユ・セプン2」にも出演。

最初は「ジェイデンのこの顔を見ただけでムカつく感覚はなんだ?

ジェイデンに対してなのか、この顔に見覚えあるのか…」と、

私的に悩んだんですがムカつく思い出とともに見覚えがあった、

んですね(笑)。

 

・緊迫した銃を握っての交渉中に、交渉相手の名前を何度も間違えて

ロヒに突っ込まれるという笑いを持ってくるところとかの

緊張と緩和が天才的。

挙句、本来は敵?になる刑事も巻き込んで騒動に。

好みも聞かずに食事の差し入れする刑事にロヒがキレたり、

捜査妨害で逮捕されていた刑事を協力者として釈放にしたり。

あと、元家庭教師の弁護士もね。

そういう大人顔負け行動のロヒの楽しさもあります。

 

・今回も無事、韓国ドラマ恒例の「暴走車の横ツッコミ」ありました。

特殊効果とかと同じように「暴走車」専門の会社でもあるんでしょうか?(笑)

 

・ミョンジュン演じるユン・ゲサンのボサッダサッぷりが

すごくすごく愛らしくていいんだけど、格闘技のキレがよくて

怖いもの知らずでカッコよい。でもロヒにぶたれると本気で痛がる(笑) 。

ナイフで刺されたり程度はしてて傷の手当をしたばかりなのに、

海が初めてというロヒと海ではしゃいじゃって、海水がかかりそうで

勝手に視聴者の私が痛がってる。

 

・確かどこかで、モ博士の夫は検事だとか言う台詞があったと思う。

ミョンジュンの誘拐事件の裁判で裁判長が、愛の不時着の耳野郎で

おなじみキム・ヨンミンさんが特別出演。あれ?

こことモ博士は繋がってるの?とちょっと考えた。

ちなみに、鼻野郎(正式な役名ではないが)はムービングに出てきます。

 

・やはり最後にもう一度言うなら、ロヒを演じたユナちゃんの圧倒的勝利。

500分の1の競争率で勝ち抜いたユナちゃん。

過去に、「地獄が呼んでいる」にも出演。

シンロクさんの娘役だったらどうしようと(笑)勝手に思いましたが

ほんのちょい役でした。27人目の地獄行きの娘さん役(4話)

 

・“誘拐犯のおじさん”ミョンジュンが警察に囲まれた時、

いつもクールで子供らしくないロヒが必死で逃げる方法を考えて慌てる。

「終わらせてこそ、やり直せるんだ」と説得するミョンジュンに

「おじさんが刑務所に入るのはイヤ。こんなことは言いたくないけど

おじさんと一緒にいたいの!」

と、生まれてこの方、初めて甘えを全開にするロヒが可愛くて仕方ない。

「私が腹ペコなのか、眠いのか、関心をもってくれるのは

おじさんが初めてだった」

ちゃんと11歳らしい11歳のロヒの涙に、号泣😢

 

・裁判に被害者として証言に立つロヒ。

「おじさんは私を誘拐しました。でも誘拐ってなんですか?

私を騙して脅して、自由を奪うのが誘拐なら、

私が誘拐された期間は生まれた瞬間から2023年5月21日までです。

おじさんといた時間は一番自由でいられた時間です」

ここでまた号泣。

 

・刑務所の面会室でも親子喧嘩するロヒとミョンジュン。

弁護士もほんわかで明るい未来が見える。

けど、誰もいない家に帰りついたロヒは、孫の手を抱えて泣いちゃうんだよ…

ここでまたもらい泣き…

 

・ロヒ役のユナちゃんはもちろん凄いんだけど、ヘウンの子供時代を演じた

(特に12話)のミン・ソヨンちゃん(写真中央)もすごいのよ。

あんなに子供なのに、心の中に悔しさを馴染ませながら刃物を持って

ロヒを人質取る…なんて役をこなしているんだもの。

 

・ちょっとだけ…というか唯一、残念に思えたのは

警察での説明カットの多さかな。

確かに事件背景を整理する役割の警察だから仕方ないんだけど。

 

・ミョンジュンは刑務所の中だけど、弁護士のおかげで

ロヒは「社会生活を学ぶため」、ヒエと一緒に小学校に通うことに。

ヒエから、可愛いからつけてと頼まれたピンクの髪留めも

最初は嫌がってたけど、つけたらつけたで幼くてすごい可愛い。

転校の挨拶で資産の話しだして同級生を一回ドン引きさせるところまで

セットで可愛い。最初から最後までロヒ推し。

 

・娘ビョルのためとはいいつつ、敵でもありながら力になってくれたモ博士。

彼女には「娘の役に立つかも」と、ロヒがメモを1枚渡す。

最後のエンドロール後に、モ博士がシンガポールのグレインジ国際学校を

訪れる様子が描かれる。

そこには、ロヒそっくりの天才少女エレナの姿が。

一卵性双生児というキャスト説明をしているサイトが多いけれど、

メモには他の国の名前も書かれていたしクローン的なこと?

特別ゲストのカン・ハヌル(役者名で言うな)が今後黙ってるわけないし…

えーーーー

 

…と最後の最後まで、視聴者に思考の枝分かれを見せつけて終わるという楽しさ。

原作は完結しているとのことでシーズン2はないと思うけれど、

どこかの国でロヒとヒエとおじさんが幸せに暮らしていればいいなと

願う視聴者なのでした。

 

星は

★★★★★★★★★★

 

今年1位かも。あー、でもムーピングがあるかぁぁぁ